CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-282「超・少年探偵団NEO Beginning」(日本)

2019年11月17日 00時16分34秒 | 日本映画
オレの中のあいつに訊く
 初代小林少年のひ孫の小林芳狼は、幼なじみの親友ワタリや明智小五郎のひ孫の明智小夜と同じ学園に通う高校生。クロサキが部長を務めるミステリー同好会のしつこい勧誘に辟易しながらも、平穏な高校生活を送っていた。
 ところがある日、そんな彼の前に10年ぶりとなる怪人二十面相が姿を現わし、“約束の時は近い”とだけ言い残して去っていく。
 同じ頃、学園には次々と怪事件が起こり、ミステリー同好会のメンバーは事件の謎解きにのめり込んでいくのだったが。(「allcinema」より)


 言わずと知れた、江戸川乱歩原作の「少年探偵団」シリーズをモチーフとして製作された一本。

 初代小林少年の曾孫である高校生の小林芳狼が、同じ学園に通う明智小五郎の曾孫、明智小夜やワタリ、そしてミステリー同好会のメンバーたちと共に怪人二十面相に対峙する青春ミステリー。

 どうやら同じタイトルでTV放映したアニメがあったようで、本作はその実写版ということになるのかな。


 芳狼が夢か現か、怪人二十面相と接触するようになり、それに合わせて、学校でも不思議な現象が起こる。

 10年前に父親から怪人二十面相に関する資料を焼き払われた芳狼は、それ以来二十面相のことを忘れていたが、美術館でロマノフ王朝の王冠が展示されることをきっかけとして、二十面相の噂が持ち上がる。

 徐々に二十面相にのめり込んでいく芳狼。

 周囲はそんな芳狼の様子を心配する。


 もっと芳狼を中心とする少年探偵団の推理が見られる作品かと思ったが、探偵団を結成するのは最後。

 タイトルにも「Beginning」とあるので、探偵団結成に至るまでを描いているよう。

 その間、迫り来る二十面相に対し、芳狼がどのように対処しようとするのかという展開が繰り広げられる。

 10年前の約束を口にする二十面相。

 果たして、10年前の約束とは何なのか。

 そして二十面相にのめり込んでいく芳狼を見守る父親や友人たち。

 友情や家族の絆を描く話にもなっているな。

 もう少し、推理が繰り広げられる話になっているのかと思っていたので、そこはちょっと拍子抜けであったかな。

 これは始まりの物語ということになるんだろうが、この後は何か続きがあるのだろうか。

/5

監督:芦塚慎太郎
出演:高杉真宙、佐野岳、堀田真由、長村航希、板垣瑞生
   前田旺志郎、石毛宏樹、篠原湊大、押田岳、佐藤二朗、丸山智己
声の出演:神谷浩史
於:池袋シネマ・ロサ

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