僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.670【 罠 】改訂版

2024-05-08 05:29:51 | 
( 再投稿 )

   罠

     にのみや あきら

罠を仕掛けた
だが誰も引っ掛からない
寂しさと
空しさだけが
漂う
罠に悪意が紛れ込んでいる
罠は卑劣な企て
元々悪事
それを見抜かれてしまった
だから誰もが罠を敬遠する

そんなはずはない
この罠は巧妙に仕掛けた
受け取り手が素晴らしい能力を
持っていたのだ
機会を見てやり直そう

いや、待てよ
もしかすると
仕掛けたつもりが
自分が掛かったらしい

1994.11.10.作
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