四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

村下孝蔵『ゆうこ』

2022-09-05 16:29:58 | 音楽
女性の名前をタイトルにした歌は数々ある。
例えば、
吉田拓郎さんの「たえこ MY LOVE」や「準ちゃんが吉田拓郎に与えた多大なる影響」
井上陽水さんの「チエちゃん」 南こうせつさんの「美映子」 
長渕剛さんの「順子」 ばんばひろふみさんの「SACHIKO」
海援隊「節子への手紙」 RCサクセションの「大きな春子ちゃん」
今思い出しただけでもこれだけある。
探せばもっとあるだろう。

聴くたびに想う、どんな想いでこの詩を書いたのだろう。
この女性たちは本当に実在するのだろうか。
それともモデルになったような人がいるのだろうか。
聴いているとそれぞれの女性像が浮かびあがってくる。

女性の名前のタイトルの歌でとくに僕の好きなのが
村下孝蔵さんの「ゆうこ」

♪記憶の陰にぽつりと座り 淋しげに 
 白い指先 ピアノを弾く女 
 「ショパンが好きよ 悲しい調べ奏でれば 
  恋のできない私に似合い」と言った女 
  (Woo ゆうこ) どんな過去が 君を変えてしまったの 
  (こたえて) 瞳の翳りが せつなすぎるよ 
  言い出せない愛は 海鳴りに似ている 
  遠くから 絶え間なく寄せ 
  胸を強くゆさぶる

きれいな詩と切ないメロディ。
村下孝蔵さんのやさしい歌声が心に響く。
きっとこの「ゆうこ」さんは、きれいでやさしそうな女性なんだなと感じてくる。

もしかして「初恋」の女性の方の名前は「ゆうこ」さんだったのか。
それとも「踊り子」の方の名前が「ゆうこ」さんだったのか。
「春雨」が降っていたとき「松山行フェリー」に乗っていた女性が「ゆうこ」さんだったのか。
それとも「ロマンスカー」に乗っていたのだろうか。

村下孝蔵さんも早くに亡くなられた。
きっと天国から「ゆうこ」さんを見つめているのかもしれない。

村下孝蔵「ゆうこ」
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする