四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

加藤登紀子 河島英五『燃えろジングルベル』

2022-12-24 15:42:51 | 音楽
寒い朝だった。
雨戸を開ければ雪が降っている。
今冬初の雪。
降り続けばホワイトクリスマス。
でもしばらくしたら止んだ。

子どもの頃、雪は楽しかったが、
今ではなんとなく嫌である。

朝からずっと部屋に籠っている。
ラジオからはクリスマスソングが流れてくる。
ほぼ定番の曲。
否定はしない。
心がワクワクしてきて楽しい。

自分が好きなクリスマスソングの1曲。
加藤登紀子さんと河島英五さんのデュエット曲『燃えろジングルベル』
心に沁みる。
ここ数年、ラジオのクリスマスソング特集でも自分は聴いたことがない。
何故だろうと考えてしまうこともあった。

クリスマスソングは若者だけではない。
還暦過ぎのおじさんも聴いている。
『燃えろジングルベル』は埋もれてしまったのか。
昭和のクリスマスソングの名曲だと思う。

燃えろジングルベル 1979年 
河島英五さん 加藤登紀子さん
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今井美樹『PRIDE』

2022-12-23 14:52:26 | 音楽
嫁さんと知りあって初めてのクリスマス。
素敵な思い出を作りたい。
いつまでも忘れない特別な記念日にしたい。
何処へ行こうか。
何を食べようか。
プレゼントは何にしよう。
12月に入るとそんな事ばかりを考えていた。

あの頃は12月23日が天皇誕生日で祝日だった。
24日、25日は平日で仕事。
だから23日に二人だけのクリスマスイベントを行った。

12月にしては暖かな日だった。
伊良湖岬までドライブにでかけた。。
昼ごろ海の見えるおしゃれな喫茶店でランチ。

伊良湖岬。
青い空と青い海。
風もなく穏やか。
二人で海を見つめる。
まるで水彩画のような景色。

そしてフェリーに乗り知多半島の師崎へ。
海風が頬を通りぬける。
沈みかけて行く太陽。
夕陽がものすごくきれいだった。

師崎に着けば薄暗い。
フェリー乗り場の灯りが僕たちを照らす。
予約していた内海にある海岸沿いのレストランへ。
店内はやや薄暗かった。
こういうムードに慣れていない僕は緊張していた。

運ばれてきたコース料理。
食べながら将来のことを話した。

車の中でプレゼント交換。
帰り道の途中・・・。
僕たちは結ばれた。

車の中でよく聴いた今井美樹さんの『PRIDE』
この歌を聴くとあの頃を思い出す。
二人の思い出の曲となった。

昨夜、食事をしながら嫁さんと初めての
クリスマスの話しをしたら、
「よく、そんなことを覚えているね」と言われてしまった。

いつまでも僕は思い出として残しておきたい。
あの頃のロマンを心の引き出しにしまって置きたい。

でも嫁さんは明日の天気が気になったり、
年末の掃除や買い出しなど夢のない現実の話しばかり。

明日のクリスマスイブ。
「イルミネーションでも見に行こうか」と言ったら
「寒いで行きたくないなぁ」と言っている。

男はロマンを求め、女は現実を考える。
誰かがそんなことを言っていた。
うん、うん、納得できるなぁ。

今井美樹 -「PRIDE」
Music Video
コメント (5)
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秋吉久美子『えんがちょ』

2022-12-22 16:19:16 | 音楽
中学から20代前半、名鉄刈谷市駅から北へ数分。
広小路にあった刈谷映劇。
主に東宝系と松竹系の映画が上映されていた。

子どものころはゴジラなどの怪獣映画。
高校生ぐらいになると山口百恵さん主演の映画。
そして卒業すると男はつらいよシリーズ。
よく観に行ったな。

映画を観たあとは隣にある “ろんもん” というレコード屋さんへ。
何かを買う目的もなく、ただ何があるか探すのが楽しかった。

偶然見つけた1枚のレコード。
女優秋吉久美子さんのレコード。
当時秋吉久美子さんの大ファンだった自分。
オドロキだった。
レコードを出していたなんて・・・。
思わず衝動買いをした想い出がある。

そのレコードに収録されていた『えんがちょ』
 
 ♪映画見に行ったのにレコード買っちゃった      
   気に入ったのは一枚きり     
   あたしはエロスと狂気なんぞというタイトルに弱い    

  昼間眠れないというのは夜中よりずっとつらい       
  そのこと知っている人はあんまりいないね       
  
  カーテンひいてよ 
  ヨーグルトの歌うたってあげる   

  えんがちょえんがちょ 
  天の神様さずかった 

  自分だけ助かるのはこのおまじないが一番     
  ひとさし指で殺しちゃえ 

最初の3行の歌詞。
まるで自分のことのようである。

レコードからCDの時代へ。
このレコードも処分するために、
岡崎にあったバナナレコードへ。
帯付きで定価よりも高く買ってくれたことを覚えている。
それだけ貴重だったレコードだったのか。

人生最大の後悔。
それは若いころに買い集めたレコードの処分である。

今は映画館もレコード屋さんもない。
青春の思い出の街が寂しく想う。
 
Kumiko Akiyoshi (秋吉久美子) - 
06. えんがちょ
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イルカ『ボヘミアの森から』

2022-12-21 17:22:39 | 音楽
カーラジオからクリスマスソングが流れてくる。
定番の曲から初めて聴く曲も。
ウキウキする曲もあれば、心に響く曲もある。

車を運転しながら見る夜の街並み。
イルミネーションがきれい。
幾つになってもクリスマスっていいなぁと思う。

イルカさんのクリスマスアルバム
『ボヘミアの森から』


ジャケットのイラストもかわいい。
CDを聴いていれば、まるで1冊の絵本のようだ。

心が和む。
クリスマスにぴったりのアルバムだと思う。

ボヘミアの森から
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THE虎舞竜『ロード』

2022-12-20 16:52:03 | 音楽
歌は3分のドラマだという。
目を閉じながらじっくりと聴けば脳裏に情景が浮かぶ。

寒くなってきた。
地域によっては大雪の所も。
雪で大渋滞、ストップしたまま。
そんなニュース映像を観た。

そんな映像を観ていたら
THE虎舞竜の『ロード』を思い出した。
この歌にはストーリーがある。
まるで一冊の短編小説のようだ。
悲しさと切なさ。

  ♪何でもないような事が幸せだったと思う
   何でも夜の事 二度とは戻れない夜

この2行の歌詞が心に沁みる。

2章、3章と続いていく「ロード」
短編小説から長編小説へ。
何度聴いても泣けてくるな・・・。

THE虎舞竜「ロード」
FULLミュージックビデオ
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