特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について


■今後のボランティアバス活動予定
第10回 5月25日(土) ≫ 26日(日)
※現地との兼ね合い、また定員数に満たない場合などで変更になることもあります。

十八成・紀宝町での経験 小浜市でも 小浜市応援 第1回・第2回活動報告

2013年09月25日 20時04分20秒 | [平成25年(2013年)台風18号]福井県小浜市ボランティア

 

こんにちは

愛知ボランティアセンター
久世・武内です。

9月21日(土)・22日(日)は

台風18号によって被害を受けた

福井県小浜市へボランティアに行ってきました。
21日の報告を久世がします。

まず


こうなった経緯を
16日(月)の夜に名古屋を経ち京都府福知山市へ。

17日(火)
京都府大江町・福知山市内・亀岡市を周り
被害状況を確認。(この辺りで車も酷い事に。気にする事無く
走っていたらすれ違う皆さんから注目の的でした。)

18日(水)
福井県小浜市へ
小浜市ボランティアセンターにご挨拶を

そして、愛知ボランティアセンターが応援する場所が小浜市に決定。

20日(金)

24:00
東別院を出発


遅い時間にも関わらずお見送りありがとうございました。


21日(土)

 

ロープ隊長の朝の体操


そしてオリエンテーリング

職員の方からは
「出来る範囲でいいので」との説明
しかし愛知ボラセン魂は
「絶対終わらせてやる。綺麗にしてやる」と思う人ばかり

いざ現場へ

確かに台風が襲ったままの状態の家。
家具は倒れ冷蔵庫の中身は腐り倒れたまま
畳も変形していた状態。

しかし、誰もが「出来る」と思い作業開始。

作業内容
1、家の中のいる物・いらない物を選別

2、いらない物は外の道路へ運ぶ

3、道路に置く際も、電化製品と家具類と別けて置く

4、地元の建設協会さんの協力でトラックが2台駆けつけてくれ
  そのトラックへ積み込む

5、ようやく畳が見えて来たら、畳を外へ運ぶ

  水を吸っていて重い・重い。昔の畳は特に

 

6、その畳を今度はトラックへ。荷台に上げるのも一苦労

7、畳がなくなると今度は高圧洗浄機で床を綺麗に洗う

8、その後床板を剥ぐ

9、そして床の下を丁寧に綺麗にする
  

この作業を35名でいっきにやりました
みるみる内に綺麗になっていき、依頼者も次から次へと次の依頼が

番外
1、ベットが二階にあり、それを外へ
  ここでロープ隊長の出番。ロープをベットに結び窓から外へ
  

見事完了

2、冷蔵庫の中には腐った食材が。ドアを開けるとすごい匂い
  高圧洗浄機で冷蔵庫の中を洗い匂いを落とし外へ  

番外2
1、地区の区長さんが「私たちに出来ることします」と
  おはぎを差し入れしてくれました。

  
  皆さんで美味しく頂きました。ありがとうございます。

2、昼休み 寝る久世

  

3、小浜市ボランティアセンターの職員の方は何度か現場を見に来ては
  「愛知ボランティアセンターの皆さんはスゴイ。このお宅は2日を予定していたのに」
  と何度も言っておられました。

作業も終わり最後は集合写真
皆さんの笑顔はやはりどこでも素敵ですね。

バトンは第2回のボランティアさんに
引き継がれました。
後は頼みました。武内さん

 

 

ここからは武内が報告します。

写真が多めになります。

 

さて、第2回(22日)は31名の方が参加をしました。

 

到着すると、

小浜市災害ボラセンの方と

本日の活動について打ち合わせをしました。

 

前日の作業の続きが少しあり、2班に分かれての活動を予定していましたが

当日の朝に入った新しい2件のニーズを、一気にこなすことに決定しました。

 

その間、みんなは中学生のかけ声にあわせて準備体操をしたり

 

班ごとに自己紹介をしました。

 

活動オリエンテーションを受け、

 

用意していただいた車に乗って現地へ向かいます。

 

活動場所は

高齢者の方のお宅

現在は施設に入所しているため、普段は住んでいないとのこと。

家のすぐ裏の山から土砂が流れ

当初は全て業者に依頼をする予定だったそうです。

しかし、重機だけでは対応できない細かな部分が多くあるため、

重機が入って作業できるようなスペースの確保などを依頼されました。

代理の方や地元の方々の協力の下、作業を進めました。

 

 

隣の家とのあいだに、多くの土砂と流木が積み上がっていました。

 

まずは、バケツリレーで流木を撤去していきます。

 

運び出した流木

 

業者のダンプに積み込んでいきます。

 

流木が片付くと、土砂を時間がある限り撤去していきます。

 

元々側溝だったところは、すっかり土砂に埋もれてしまっていました。

 

足場を少しずつ広げ、可能な限り土砂を撤去していきます。

大量の岩や石が出てきて、一輪車を使ってひたすら運び出しました。

 

スペースが狭い人の手でしかできない部分は

ほとんど終えることが出来ました。

 

 

建物の反対側のスペースにも土砂がきていました。

 

こちらも、大量の石が流れ込んでいました。

地道に石を拾い続け、

また、埋まってしまった部分を掘り続けました。

 

重機では傷つけてしまう恐れのある

建物との部分を中心に足場を綺麗にしていきました。

 

逆から撮った写真です。

窓の下ぎりぎりまで土砂がきています。

 

掘って、運んで、掘って、運んで

この作業を延々と繰り返しました。

 

元々は、こんな風になっていたのかと

驚くほどまで、人の手の力だけで掘り進めることが出来ました。

 

こちらは、作業がしやすいように

枝を落としていきます。

 

 

 

 

ここは、建物の裏側です。

目の前は山です。

窓の辺りまで土砂がきています。

さすがに、重機を使わないと無理ですが、

重機では出来ない家のまわりを手作業で行います。

 

 

 

 

 

 

  

 

土砂は家の中にも入っていました。

 

 

 

 

家の中から見るとこんな感じです。

 

 

かなりがんばりました。

 

 

 

 

 

 

近所にあるもう1軒のお宅でも活動をしました。

こちらは、床下に入った泥の撤去です。

築80年になる古いお宅でした。

 

こちらは1班のみで行いました。

ひたすら腰を曲げての作業です。

相当疲れたんじゃないかと思いますが、

誰1人弱音や文句を言う人はいませんでした。

 

写真では分かりづらいですが、

後は消毒するだけという状態まで綺麗にすることが出来ました。

 

 

床板を元に戻して、とりあえずで活動終了。

 

 

お昼は近くにある集落センターをお借りして休憩をとりました。

 

 

 

地元の方から差し入れにと、お茶やジュースなど

たくさんの飲み物をいただきました。

ありがとうございました。

 

午後になると、地元の方たちの人数も増え、

ますます活動が進みました。

また活動を通じて、参加者同士の仲も徐々に深まり

素晴らしいチームワークが生まれました。

土砂を繰り返し運び出すという、重労働にもかかわらず

なぜかみんな笑顔で活動していました。

 

 

 

 

運び出した大量の土

 

家の前の側溝も丁寧に

 

最後は使った道具をきれいに洗い、活動終了です。

 

災害が発生してから1週間近くが経過し、

現地の社協職員や地元の方達の疲れがたまってきている中、

愛知ボラセンという団体が

たくさんの人数で駆けつけ、チームワークを発揮し

地元の方達と一緒に活動することが

とても意味のあることだと思います。

 

それは

普段なら何日もかけて行う作業を、良いチームワークで1日で終わらせてしまえることや

地元の方達が、私たちが一丸となって活動する姿をみて

もう少しがんばろうという気持ちになってもらえること、

それが、団体として活動する意味になるのではと感じています。

 

 

なんと手を振って、見送ってもらえました。

 

災害VCに戻り、

 

汚れた長靴を洗い、帰る準備をします。

 

今回の2日間の活動では、

急な呼びかけにも関わらず66名のボランティアさんが参加。

本当にありがとうございました。

中には、十八成浜の方達が一緒懸命にタオルを

集めてくれている姿をフェイスブックなどで知って

「自分も何かやらなきゃ」という思いで参加された方もいました。

 

2日目の集合写真です。

 

 

 

 

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