特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

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■今後のボランティアバス活動予定
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※現地との兼ね合い、また定員数に満たない場合などで変更になることもあります。

第二回熊本地震ボランティア活動のご報告

2016年05月09日 20時57分58秒 | [平成28年(2016年)熊本地震]熊本県御船町・西原村ボランティア

第二回熊本地震ボランティアについて報告致します。

 

今回もバス2台87名で活動してきました。

スタッフは久田、石田、武内の3人です。

 

行きの九州道では、益城熊本空港インターから先は渋滞もない様子だったので御船インターまで向かいました。

途中、路面が上下にずれたままの場所が何か所もあり、全面復旧にはまだ時間が必要だと感じました。

予定よりも早めにグリーンヒルみふねに到着し、施設長の吉本さんからご挨拶をいただきました。

準備運動などを行い、今回は6つの班に分かれて活動しました。

 

1班と2班はグリーンヒルみふねでの活動でした。

1班には、介護福祉士などの福祉医療係の資格を持った方や

福祉施設などで勤務経験がある方々を中心としたチームが職員の方のサポートを行いました。

2班は倉庫の片づけなど施設内の整理などを職員の方と一緒に行いました。

 

 

スタッフ石田は3班と4班と行動を共にしておりましたので、そちらの報告となります。

活動は個人宅になりますので写真は撮りませんでした。

ですので、文章のみの報告となります。

 

3班20名は個人宅2階部分の片付けを行いました。

まずは石田と3班リーダーさんが現場の確認を行いました。

タンスは倒れ、足の踏み場もないぐらいに物が散乱しており、どこから手をつけて良いかわからない状態でした。

そこで、班員全員に確認をしてもらい方針を考えました。

2階部分は大人数で作業を行うと床が抜ける可能性があるため、5~6人で大まかな仕分けを行いダンボール箱に詰めて、階段部分はバケツリレーのように運び、1階部分にて、依頼者さんに確認してもらいながら仕分けを行い、廃棄しなければいけないものと活かせる物に分けていきました。

タンスなども一部壊れている物があったので、協力して降ろしていきました。

電気が止まっていた関係で冷蔵庫の中身が臭気を放っていましたが、片付けることができました。

タンスなど修復できるものは修復し、ほぼ元の位置にもどしましたが、家具は少なくなってしまいました。

しかし、依頼者さんに喜んでいただけましたので良かったのだと思います。

 

4班6名は午前中、倒壊したブロック塀と土壁の片付けを行いました。

ブロック塀はある程度塊になっているため、ハンマーで砕いてトラックに積んで集積所へ運びます。

途中、ご近所の方に土嚢袋を分けて頂きそのまま一緒に片付けを行いました。

『助けてもらってばかりでは情けない。だから、助けるんだ』っと言っていたのが印象的でした。

あと、男所帯だったので、下ネタなどでも、和ませてくれました。

最後に握手をして別れましたが、とても力強い握手でした。ご協力ありがとうございました。

 

3班は20名という大人数での活動となっているため、目立っていたらしくお向かいのお宅の片付けを依頼されました。

久田代表が現場の確認を行い、午後から4班と6班の混成チームにて片付けを行いました。

そこは89歳のお婆様が1人で住んでおり、家族の方もなかなか片付けに来れず近所の方が片付けを手伝いに来ていたところで、向かいの家を片付けていた私達に声をかけたとの事でした。

2階建ての家で、1階部分は元々本屋さんを営んでいたということで、棚が倒れて本が散乱している状態でした。

2階部分の住居はほぼ全てのタンスが複雑に折り重なって倒れており、女性の力ではなんともならない形になっていました。

当初、家主のお婆様は遠慮しつつも近所の方に押し切られ、依頼していたような感じで2階の片付けを見守っていました。

タンスなどを元の場所に戻していき、掃除機をかけて部屋が綺麗になっていくにしたがって、少しづつ口数増えていきボランティアの方が1つ1つ丁寧にアルバムや思い出の品などを目線を合わせて、確認していってくれたので、少しは元気を取り戻してくれたようでした。

1階部分の1部が次回となりましたが、2階部分はほぼ、復旧できました。

最後は拍手で見送りくださいました。グリーンヒルみふねへ歩いて帰る最中にも屋根をブルーシートで覆っているお宅やテントに避難されている方の姿を見ました。

 

 

5班と6班は武内が同行させてもらいました。

※写真撮影は許可をいただいておりますが、できる限り最小限にしています。

グリーンヒルみふねから、バスで10分ほど移動して、活動の現場に到着しました。

まずは5班。

伺ったお宅の屋根にはブルーシートがかけられ、瓦があちらこちらで崩れていました。

また玄関の屋根はすこし傾いていました。

住宅そのものは、倒壊などの恐れはなさそうで、ご家族の方々は家の中で生活をしていました。

中へおじゃまをすると、内壁の数か所にひびが入っている状態。

木造の住宅で、内壁の内側には、断熱材が入っています。

今回は、この内壁部分のみをはがしました。

まずは、玄関入ってすぐの靴箱などを一斉に運び出します。

続いて、ブルーシートを敷き、バールなどを使って、壁を崩していきます。

 

2間以上の大きさの内壁を6面、窓枠の周りやドア回り、吹き抜けなどの順に作業を進めていきました。

1階と2階の一部は午前中に終わらせることができました。

 

今回は、ボランティア初参加の方が多かったのですが、活動をしながら、声を掛け合いながらどんどん打ち解けていきました。

午後は、階段の吹き抜け部分を行いました。

手が届きにくい場所の作業だったため、脚立を使いながら少人数で行いました。

今回の作業では、隙間部分やそのほかの手の届きにくい場所までは間に合わず

次回に持ち越しとなりました。

台所では、応急的に片づけてあった状態だったため、女性のチームが組まれ、整理片付けにあたりました。

きめ細やかな手作業により、手の届きにくいところも丁寧に作業をすることができました。

 

6班は、木造平屋建てのお宅でした。

6畳ほどの部屋4部屋で作業をしました。

ご家族の方と職員の立会いのもと、使わなくなったものを外に出したり、部屋の整頓をしました。

 

作業はあっという間に終わってしまいましたが、少しでも快適な生活を取り戻せるように

お庭の手付かずだった部分の草取りなどもお手伝いをしました。

こちらもすべて手作業でしたが、たくさんの人数で瞬く間にきれいにすることができました。

そして午後からは、4班と合流し活動を行いました。

 

 

それぞれの班は16時頃に活動を終え、グリーンヒルみふねすぐ隣にある「みふね観音温泉 華ほたる」という温泉施設で汗を流しました。

ぬるぬるとしたお湯はアルカリ性単純温泉/低張性アルカリ性温泉だそうです。

露天風呂は復旧工事のため入れませんでしたが、とても気持ちのいい温泉でした。

 

17時から出発式を行いました。

 

 

愛知ボラセンといえばこれ。また帰ってくるね!の想いで「いってきます!」「いってらっしゃい!」で熊本を後にしました。

 

 

ゴールデンウィークが終わり、ボランティアの数が急激に減っているという報道がありました。

現状としては、まだまだ介護職員の手も足りない、個人宅からのニーズも目途が立っていない、仮設住宅などの設置も進んでいない。

そんな状況です。

まだしばらく、多くの方の力が必要です。

愛知ボラセンは引き続きバスを出し、応援活動を続けていきますのでぜひご参加いただければと思います!

 

コメント (1)
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熊本被災地応援 街頭募金活動

2016年05月09日 20時15分14秒 | 募金活動
こんばんは。スタッフ田中です。
高校生は、震災直後から仲間と一緒に街頭募金活動を行っています!






「出来る時に 出来ることを」



参加したい中高生がいましたら、
「愛知県高校生フェスティバル実行委員会」
を検索してみてください( ¨̮ )
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