特定非営利活動法人 被災者応援 愛知ボランティアセンター 公式ブログ

2011年3月17日設立。孤児遺児応援活動、被災地ボランティア活動等、現在進行形で被災者応援活動を行っています。

愛知ボラセンの活動予定⇩(更新日:2024.5.3)

令和6年能登地震 被災者応援ボランティアバス
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NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターは、観光庁からの「観観産第174号(平成29年7月28日)災害時のボランティアツアー実施に係る旅行業法上の取扱いについて(通知)」に基づき、被災地ボランティア活動を実施いたします。

災害時のボランティアツアー実施に係る通知の適用対象となる地域について


■今後のボランティアバス活動予定
第10回 5月25日(土) ≫ 26日(日)
※現地との兼ね合い、また定員数に満たない場合などで変更になることもあります。

第4回 平成28年熊本地震被災地応援ボランティア活動の報告

2016年05月24日 22時36分48秒 | [平成28年(2016年)熊本地震]熊本県御船町・西原村ボランティア

第4回熊本地震被災地応援ボランティア活動について報告いたします。

スタッフは久田、石田、武内の3人でした。

今回は、益城熊本インターから先が停滞していたので、
早めに高速道路を降りて、益城町の中心部を通って行きました。
倒壊しかかった家屋は、前回(4月30日)通ったときと同じ状況のままでした。

無事にグリーンヒルみふねに到着し、今回は4班に分かれて活動しました。
1班は介護関係の資格を持つ2人で、施設内での活動でした。
指の体操をしたり、高齢者の方のお話し相手をしたり、職員の方の補助をしました。
そして、女性の利用者の方が涙を流しながらこんなお話をしてくれました。、
「みどりの丘にいたの。地震で家具が倒れ、そこに挟まれている時に職員に引っ張り出してもらってはいつくばって逃げたの。」と。
そして、「今日会ったばかりなのに、、もう帰ってしまうのがとても名残惜しいわ。また来てくれますか?またお会いしましょう?」とおっしゃられ、また来ますね!と約束をしました。

 

2班の活動は、同じ敷地内にあるグループホームでの活動でした。
1号館と2号館があり、それぞれ9床ずつ、合計18床あります。

※写真は許可をいただいています。

1号館は地盤が下がった影響で建物がほんの少し傾き、
利用者の方は2号館で生活をされていました。
そこで、利用者の方が1号館へ戻れるようにするための活動を行いました。

まずは、外にある3つの倉庫内の整理です。
日中活動で使うものを取り出しやすくし、不要となったものは処分します。
3人ずつに分かれ、午前中で終えることができました。

 

それが終わると、建物と地面の間にできた隙間を埋める作業をしました。
地震で地盤がずれたために、できてしまったようです。

雨などで、水が浸水しないようにとのことでしたので、
スコップなどを使い、土や砂利を奥まで詰め込みました。

 

1号館の中では清掃活動をしました。
女性を中心に、モップを使って各居室をきれいにしていきます。

ベッドの下や廊下や窓など隅々まで丁寧に仕上げていきます。

「主婦の私たちには、日常のことだからなんでもない活動だわ」
と心強い主婦のパワーを発揮してくださいました。


午後からは、2号館から1号館へベッドや布団を運び込み、ルームメイクをしました。

 

比較的作業が早く終わった外の班は、
1号館と2号館の間にある、利用者の方が作っている畑の周辺を草取りしました。


また施設周辺もきれいに清掃することができました。

 

最後に、プランターのお花の植え替えをして
利用者の方が少しでもこころ和ませられるお手伝いをすることができました。

 

 

3班は初めて西原村での活動を行いました。
活動場所は、となりのトトロに出てくるような雰囲気の緑が多い場所で、近くには牛などもいました。
伺ったお宅には高齢の方がおられ、となりの建物には赤色の応急危険度判定が貼ってありました。
活動は、重機で解体された母屋で、建物に使われていた資材を分別し集積場へ運ぶことです。
まずは、木材や竹や瓦などをすべて手作業で分別します。
バケツリレーでどんどんと運びながら、細やかに分別を進めていきました。
午後からは、別の団体が合流してくれました。
たくさんの男性ボランティアの加勢で作業がぐんと進みます。
そしてトラックに積み込み、集積場へと運びました。
分別作業には人手がかかり、今シーズン一番の暑さに
熱中症に十分注意しながらの活動となりました。
たくさんの人数をかけてやっと一軒という現状に
まさにいま、多くのボランティアが必要とされていることを実感しました。 

 

 

4班は、個人宅ブロック塀の片付けを行いました。

写真は撮っていませんので、文章での報告となります。

崩れかけたブロック塀を壊して、大きな破片の撤去までは行われていたので 手で持てる大きさの破片をトラックに乗せ、集積所へ行くメンバーとトラックが帰ってくるまで、お宅の倉庫を片付けるメンバーに分かれて活動を行いました。

もともと、農家を営んでいらっしゃったようで、倉庫には年代物の脱穀機などがあり 、大型の機械が倒れかかっていたりしました。

人力では引きずる事すら容易ではない物でしたが、要らない鉄パイプを車輪にして運び出しました。 地震で2階部分の土壁や、瓦が落ちてしまっているお宅でしたが、おばあさんが家が崩れて潰されても、この家で住んでいたい。と仰っているとのことでした。

そして、瓦を直すにしても、職人さんが足りておらず、見積もりも高額になってしまうという事に悩んでいました。 それでも、倉庫が整理されると、若干心持ちが軽くなったご様子でした。 最後はグリーンヒルみふねまで送っていただき、活動終了となりました。


そして今回も活動後は、華ほたるで温泉に入りました。
低周波風呂に浸かっている時に1人の地元の方とお話ししました。
その方は、熊本市秋津地区にお住まいで、建設業の方。
本震のときは寝ていて、突き上げられるような衝撃だった。
50センチくらい体が浮いたような感覚だったと教えてくれました。
その後、ロッカーで着替えていると、もう1人地元の方とお話しする機会がありました。
その方は、ロッカーのカギを何度も確認していて、最近忘れっぽいんだわと顔をしかめていました。
体調が思わしくなく、食べても食べても痩せていく。
震災後は、車内泊をしていて、2週間ほど便秘が続いた。
友人から薬をもらい少しは良くなった。と体調の不安をお話しされました。

出発式を終えて、グリーンヒルみふねを後にするとき、
今回は、グループホームの方も手を振って見送ってくださいました。

名古屋では、お見送りやお出迎えに多くの方が来てくださり
またバナナくらぶさんから毎回の差し入れをいただき、
多くの人たちの応援で第4回を終えることができました。
ありがとうございました。

 

余談
九州自動車道のサービスエリアなどで見つけた
うまかもん勝手によだれ率ランキング(武内調べ)
1位 一口からし蓮根 古賀SA上り 手軽に食べられる。職場のお土産に(※要冷蔵)
2位 からし蓮根スナック(袋入り) 広川SA上り ビールのおともに(活動中はもちろん飲酒禁止)
3位 からし蓮根風味ふりかけ 華ほたる 毎日の食卓に。
4位 広川SAの久留米ラーメン 広川SA下り バスが着くのは早朝です。
5位 からし蓮根サブレ 北熊本SA上り 期待を裏切らない辛さ。

 

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第8回でらえぇ~友だちつぐっぺぇ笑顔プロジェクト実行委員・大人スタッフ募集!!

2016年05月24日 21時30分02秒 | [震災孤児遺児交流企画]でらえぇ~友達つぐっぺぇ笑顔プロジェクト

こんばんは!!スタッフ田中です。

愛知ボランティアセンターは、2011年3月以来、被災者応援活動を続けています。

 

被災地ボランティアの回数は2016年1月末で152回、参加者はのべ8,500人を超えました。

参加者は7歳~80歳!!

 

最近では、その中でも学生さんの参加が目立ちます。

「学生の私たちにもできることがきっとあるから」

「ちゃんと自分の目で見たい」

「少しでも力になれたら」

学生たちは被災地ボランティア活動から帰ると、次は友だちを誘いまたボランティア活動に参加しています。

そんな愛知の学生たちが、2012年から続けている大切な活動が「でらえぇ~友だちつぐっぺぇ ~ 笑顔プロジェクト」です。

 

東日本大震災でお父さんお母さんを亡くした子どもたち同士が、誰にも話すことのできなかった想いや悩みなどを話せるような

場所や友だちを作るお手伝いをしています。

2012年から3月に名古屋、8月に石巻で開催しているこの活動は、この夏、第8回目を迎えます!!

     

でらえぇ~友だちつぐっぺぇ ~ 笑顔プロジェクト」は、愛知ボランティアセンターの学生たちにしか作ることのできない特別な2泊3日です。 


こんにちは!前回第7回の実行委員長を務めさせていただいた加藤みのりです!!

 

でらえぇ=とってもいい(名古屋弁)

友だち

つぐっぺぇ=つくろう(石巻弁)

 

この企画名は、東北と名古屋の学生が一緒に大切な時間や友だちを作ろう!と考えつけました。

 

たくさんの楽しいゲームや、身体を動かす運動など、おもいっきり遊んだあと、

最終日の夜に、「語る会」をおこないます。

この活動の中で、最も大切にしている時間です。

 

今までに、東北の学生が震災当時の思い、お父さん・お母さんへの想い、今抱えている思い、心境の変化など、

長い時間自分の心の中にしまい込んでいた思いを話してくれる子がいました。

 

東北のみんなが話してくれる言葉一つ一つに耳を傾け、

全員で話をしてくれる子の気持ちに自分のできる限りできることとして寄り添い続けると同時に、

私でも何か力になれることがあるのなら、みんなで一緒に支えあっていきたいと思いました。

 

普段なかなか言えないことを話してくれるということはとても緊張しますし、勇気が必要だと思います。

そんな大切なことを話してくれるのは、でらえぇ~で出逢った友だちだからではないでしょうか。

 

これまでの第1回~第7回に参加してくれた、

多くの東北と名古屋の学生がでらえぇ~友だちとして繋がってきたように、これからも活動を続けていきたいと思います。

 

第8回でらえぇ~友だちつぐっぺぇ笑顔プロジェクトの開催が決まりました!!

東北の学生たちが心の底から、おもいっきり楽しく遊べるゲームを考えたり、

東日本大震災について勉強したり、

みんながビックリするような食事を考えたり・・・・

 

 一緒に準備を行ってくれる実行委員を大募集します!!

 


◇応募できる方

1)2016年4月1日現在で東海3県在住の中学1年生から大学4年生

2)2016年8月5日(金)夕方~9日(月)朝まで、通して参加可能な方

 ※道中バス2泊、現地宿2泊

3)会議に参加できる方

 ※会議スケジュールは後日お知らせします。出来るだけご参加いただけるよう調整してください。

 ※試験などで、欠席する場合は事前に連絡してください。

  ※第一回会議は6/12(日)13:00~東別院にて予定しています。

 

[学生実行委員]

◇費用 25,000円程度 (食事代・交通費など)

◇申込〆切 2016年6月9日(木)

◇募集人数約 20人 ※定員に達した場合、期限前に締め切ることがございます。

 

 [大人スタッフ]

◇費用 30,000円程度 (食事代・交通費など)

◇申込〆切 2016年6月9日(木)

◇募集人数 約10人 ※定員に達した場合、期限前に締め切ることがございます。

 

 

応募方法 下記応募フォームより必要事項を入力してご応募ください

http://aichiborasen.org/2016summer_deraee

 

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