小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

プロネーション

2009-12-16 20:41:31 | 武道・スポーツ
今年一番の冷え込みである。最高気温7度。暖房があって温かくても夏のようにはいかない。転んで親指を擦りむいてしまった。痛いので、整形外科に行った。ここの整形外科の先生は、口は悪いが(私にだけかもしない)頭の回転が速く、きれる名医である。ので整形外科は、ここに来ている。最初に来た時、職業の欄があったので、「医師」と書いておいた。それ以外に書きようがない。ただ字は汚い。リハビリの女の人達も、これ何て書いてあるんだろうと、読めなくて困っていた。なぜか医者の字は汚いのである。研修病院の時も、それ以外でも、医者の字はなぜか汚いのである。研修の時は、オーベンの字が読めないのが一番困った。達筆な医者もいるが何か独特なクセがあって読みにくい字の先生が多い。怪我は軽く三日で治る程度であったが、たまに怪我すると本当に健康の有難さを実感する。


テニススクールのコーチがサービスのpronationの事を言うようになった。電子辞書でpronationと探しても出てこないのである。pronationとは前腕を内側に向ける動作のことである。何もサービスだけでなくとも、フォアハンドストロークではpronationは必要である。というのは、グランドストロークでは、多かれ少なかれ順回転をかけなければならないからである。というのは、フラットで速い球を打つとオーバーしてしまいやすい。しかしボールに順回転(トップスピン、ドライブ)をかけると、ボールは放物線を描かず、速い球でも相手のコートに入ってから空気の抵抗によって、ストンと落ちて、コートに入ってくれるからである。グランドストロークでは速い球を打たなければならないが、速い球だとオーバーしてしまう。この相反する矛盾はボールにドライブをかけることによって、解決できる。私はゴルフは、ほとんど知らないが、ドライブのかかったボールはギューンと一直線に空に飛んでいってストンと落ちる。ゴルフの出来る人は気持ちがいいだろう。テニスと同じである。

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ドラゴン危機一髪

2009-12-16 19:27:04 | 武道・スポーツ
ドラゴン危機一髪のラストで悪の頭と一騎打ちするシーンがある。私は、あの決闘での悪のボスも好きである。彼は、弱い悪人ではなく、武術を身につけている強い悪人という設定である。手下が全員やられてしまうのを見せつけられ、そしてブルース・リーの超人的な強さも知っている。たった一人になっても、彼は逃げようとせず、ブルース・リーと戦う覚悟を決める。逃げようとする弱気さは全く無い。たとえ悪人であっても、武術家としての、また男としての誇りのため。たとえどんな極悪人でも、戦わなくてはならない時には戦う、という点が好きである。

「暴力にもなかなかどうして至上の美がある。
ただ男対男であること。
彼が孤独であること。
人間の発明によるいっさいの卑劣な武器を使わぬこと。
これらの条件のもとに、この美は厳しく成立する」
(ジャック・ロンドン)

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