小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

クリスマスイブ

2009-12-24 17:31:04 | Weblog
テニスをする。今日はグランドストロークが多く気持ちよかった。10万円分の金をドルに替える。旅行代理店の人が、10万円くらい持ってった方がいいと言ったので。だが、旅行では、一日おにぎり一個しか食わない予定なので、論理的には、金はかからないはずだ。また、金は最小限しか使わない。ボロボロの服を着てって路上で乞食をしようかとも考えた。また高級レストランの残飯でもあされなのものか。とも思う。旅行に金をかけるのは勿体ない。そもそも、寒くて筆が滞りがちなので、温かい所なら、小説がはかどるんじゃないか、というのが旅の目的だから、体調が良かったら毎日ホテルで小説を書こうかと思っている。別に特に見たい所があるわけではない。そして、何でもいいから何か行動すると小説のヒントが思いつくのである。単なる遊びのための旅行ではない。今日はクリスマスイブである。

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卒業式

2009-12-24 00:13:54 | 医学・病気
復学してからの奈良医大のクラスは、大嫌いだった。まさしく私は、彼らから下種の勘繰りをされた。生徒からも先生からも。無口だと悪い事を考えてる人間だと彼らは私を見ていた。卒業して、せいせいした。私は彼らを友達だと思っていた。先生は尊敬していた。卒業した直後に親に書いた長い手紙があるので、一切手を加えないで、それを、そのままアップしようかと思う。私の思いが、はっきり分かるから。謝恩会にも私一人だけが出なかったが、それは過敏性腸症候群の腹痛のためである。卒業式の時も、腹が痛くて痛くて仕方がなかった。過去問がないから成績が悪い。成績が悪いから莫迦とみなされ、学生課の職員も、教授も、生徒も私を莫迦と見ていた。浅野浩二は私のペンネームで、本名は、真ん中くらいである。卒業式の時の態度も、みな、全然なってない。みな、卒業証書を受け取るまではいいが、その後、卒業証書の両端を片手でつまんで、ぶらさげて持っている。そしてトボトボ覇気のない猫背で降りてくる。
卒業証書は、受けとるまでだけではなく、受け取った後も大切なのである。卒業証書は受け取ったら、大切な物として、折り曲げず、板を持つように、立てて脇に持ち、形を変えず、表を自分の方に向けて、片手で下をささえ、片手で上を押さえて運ばなくてはならない。そして背筋を伸ばして、顎を引き、行進のように堂々と歩くべきである。それが出来ている生徒は百人中たった一人しかいなかった。もちろん、その生徒とは私である。

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