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四字熟語であらわす今週の ジャンプ感想15号 ~その1~

2005年03月15日 02時10分09秒 | WJ感想2005
今週はのテーマは「四字熟語」で行きたいと思います。無理矢理今週の展開に贈る「四字熟語」付きの感想文です。
なぜなら、WaqWaqの展開があまりにも打ち切り臭を漂わせていて、世の無常を感じたから。
そんな訳でかつて無いほどにWaqWaq感想を一生懸命書きました。あと何回書けるか判らないから、今の内が勝負なのです。
切ないね。そして今週は一気にアップはとても無理そうなので、小出し感想です。


***WaqWaq***
贈る言葉…「諸行無常」
意味:万物は絶えず変化して移り変わり行き、ひと時も留まる事がないこと。(仏教用語)

今回、初めてスプンタ・マンユの背中の輪っか(光輪ていうんですかね?)に何が書いてあるのかマジメに読んでみました。

「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく止とゞまる事なし」

「方丈記」の冒頭部分だったのですね。
今まで「行く川の過ぎにし人の手折らねば~」(柿ノ本人麻呂/万葉集)の方かと思っておりました。
二千年の永きにわたり、うたかたのごとく、あらはれ、またきへてゆく人のさだめを見つめて来たヨキには相応しい銘文ですな。
短大時代、授業で「方丈記」研究をした事がありましたが、読んでて暗い気持ちになりました。嗚呼、ひたすらこの世は無常なり。
しかも学習結果がまったく身に付いてないし。カ行変格活用?ナニそれ?

さてはて、どうでもイイ講釈はこの位にして本編の感想をば。
前回、己が命と引き換えに護神像との完全融合を果たしたシオ。“完全融合”という響きから、なんかよく判らんがとりあえず強くなったんだゾ!という気がします。
実際、スピード・パワー共に以前とは段違いに。コレにはヨキ先生もビックリ!
今や読者の過半数がその存在を忘れているとは思いますが、風の護神像「クシャスラ」を操る防人・カーフからパクッた必殺技(長い説明)「分裂」を繰り出すも、暴走特急と化したシオはあっさりと本体を見抜き、的確に狙ってきます。
ヨキ先生…。お願いだからあのメガネの人(以下略)
たまらず分裂を解いたヨキのとった最後の手段は特攻…!でした。ブッコミです。イケイケです。
互いのゆずれない願いの為、命を賭けて激突するシオとヨキ…!
どうなる事かと思いきや、結果は双方はじけて合体解除。これじゃあゲドーくんだよ。
なんだか思い出して切なくなった所で、展開はさらに加速度を増して行きます。まさに諸行無常。
護神像の分裂という不足の事態も、“キクは松田様の命令にも素直に従う”という重要そうな伏線もさておき、突如赤き血の神コト復活!
「蜘蛛の糸」内の巨大なモニュメントをぶち壊し、コト本体、ド派手にご登場!(全裸で。)
以前コトが「私の体にはあまり血が残っていない」などと言っていたので、コト復活には松田様の生き血が不可欠なのかと思いきや、そうでも無いようです。よくわからん。
さっさと7体の護神像全てを吸収し、「完全なる破壊者」として復活を果たしました。
「完全なる破壊者」という所がミソですな。コトの狙いとは「WaqWaqの完全破壊」なのでしょうか?
憎き「黒き血の豚」と機械に占拠された世界の破滅こそが、コトの願いなのでしょうか?

シオは生死不明・レオは行方不明・ヨキは戦闘不能。主人公サイドの戦力はもはや0。どうなるWaqWaq!
意外な伏兵として、前回「忍法ムササビ」で難を逃れたフランが帰ってくるのか?はたまたカーフが出てくるのか?
もしくは松田様が実は拳法の達人だったりとか?あるいはあのメガネの人(以下略)
…ありえない説はこの位にして、妥当な所で「護神像の反発」と「キクの裏切り」が有りそうですね。
護神像に自我が芽生えている事は既に描かれていますし、キクは松田様の命令にも反応するようですし。
とりあえず、次週シオがどうやって目を覚ますのかが気になる所です。ここでまたも当たらない展開予想…

瀕死のシオとヨキにとどめを刺すべく攻撃をしかけるコト。しかし、松田様が身を呈して二人をかばう。
松田様の身体からボタボタと流れる血を受け、シオ復活。ここで松田様が何か感動的な言葉を残し、他界なさいます。
怒りと悲しみに叫ぶシオ。「おまえだけは許せねーす!!」するとシオの咆哮に応え、コトの体から離れていく護神像達。アールマティ・アシャあたりから順々に。
みんなの願いを背負い、渾身の一撃を放つシオで次週へ引きですよ。

さらに再来週は、真の勝者・シオの願いで松田様復活。松田様は元の世界に戻る事はできませんが、赤き血も、黒き血も、機械も、皆仲良く暮らせる新しいWaqWaqを作りましょう!と新たなる神としての決意を固めるのです。
という所で「彼らのWaqWaq(と書いて“未来”とルビ)は、今始まったばかり…!」のアオリが入って「完」!

…打ち切り時期まで詳細に予想してどうする…。
ジャンプで連載する事自体、まさに諸行無常!


***ネウロ***
贈る言葉…「不届千万」
意味:非常にけしからぬ様を指す。

ネウロ…何の罪もない人の車をバラすたぁ、不届千万な輩よ。おまえはナルシソ・アナスイか。
冒頭のたこ焼きのやりとりで「究極の味」という今回の事件にまつわるキーワード登場。まぁ、どうでもいいやね。

そして新米刑事・石垣筍(じゅん)登場。
刑事の名前は「田」→「塚」→「筍(たけのこ)」と続いていたのですね。安直な。
それとも、竹田刑事の狂気が、竹が根を張るがごとく、後輩刑事達に伝染しているという伏線なのでしょうか?
どっちにしても、キーワードが「たけのこ」というのはなんかショボイなぁ。上司は「薮内」とかでしょうかね?
そして今回一番の不届き者は、「低いテンションと高い実力。」たけのこ君憧れの先輩、笹塚衛士!お前だよ。
「今回のは大した捜査じゃねーし・・・。上に黙っときゃ問題ないよ。」たぁどういう事よ?
「事件に大きいも小さいも無い。」って青島刑事も言ってたじゃない!「上に黙っときゃぁ」って、その体質が日本警察をダメにしてるんだ!まさに不届千万!
弥子に父親の事件をダシに、今度の事件への介入を要求され、あっさりと通してまうとは。
この世界は既にご都合主義を通り越し、読者おいてけぼりのファンタジーワールドですよ。
弥子とネウロが探偵として活躍する、という所に至る下地がガタガタ。せめてもう少し説得力のある設定が欲しい所です。
この漫画の売りである、「狂った人物描写」「ネウロの不思議技」共に今回はイマイチな印象。
今回の事件は最初に犯人像を読者に見せておく、という「刑事コロンボ」式で進むようです。
というか犯人はこの見せのオーナーシェフで間違いなさそうなのですが、「食の千年王国を創るのだ!」とか意味不明な事を言っています。
これがニュースでいう「犯人は意味不明な発言を繰り返しており~。」というヤツなのか。
「食の千年王国」…なんなんでしょう?ボーボボに出てきそうなノリです。謎よりむしろ「千年王国」が気になってしょうがない。
こんな所でハートを掴まれてどうする?次週も読むことにしますよ。千年王国の為だけに。
この漫画自体については…今の所「暗闇にドッキリ」以来、久しぶりに読後の不快感を味わう漫画だなぁ、と思ってます。むしろこの感想が不届千万


***ボーボボ***
贈る言葉…「温故知新」
意味:古きを温め、新しきを知る。過去を学び、新しい知識を得ようとする事。

ボーボボも早連載4周年。連載開始当初、誰がこの漫画がこんなに続くと予想したでしょうか?多分編集部も予想だにしなかったろう。
「キン肉マン」的な、バトル+ギャグが長く続ける秘訣でしょうか?とりあえずストーリーがある事が大事。
そんなこんなで、巻頭カラーですよ。カラーでイキナリ懐かしい人登場。え~と…マジシャンの人?とコンバットブルース?でしたっけ?
一枚捲ると、見開き扉で懐かしのキャラ大集合!プルプーとか3バカ文明とか。(黄河文明がいないけど。)
つけものがさり気に混ざっているなど、読みきりからのファンには堪りません。
ついに「オリジナルハジケキャラ」募集が始まってしまった辺り、本格的に「キン肉マン」化の兆しでしょうか。こんな所で温故知新
4周年記念でストーリーは「毛の王国編」に突入します。ボーボボの5兄弟の長兄・次兄が支配する新生・毛の王国に乗り込んだ一行。
そこで出逢った最初の敵「ダライアソ」「ディウス」「インビー」ら、ファミコン世代にはグッと来る敵の皆さん。
元ネタ解説はこちら
ダライアソ…「キャッチザハート・タイトー」の名作横シュー。「ダライアス」
ディウス…ファミコン時代のコナミは私にとって神でした。横シューの開祖的存在。「グラディウス」
インビー…ファンシー系シューティングというジャンルを開拓し、女の子にも人気。「ツインビー」
私はヘタなクセにシューティング好きです。ダライアスとか、100機コンテニューの裏技使用でやっとクリアできるかどうかですよ。
上記のラインナップに加え、「R-TYP」と「アフターバーナー」が有ったら感涙していたかも。「怒首領蜂」とかのストイックな弾除けゲームは苦手です。なぜならすぐ死ぬから。
こういう20代以上にも受ける懐かしのネタを挟むところが、澤井先生の上手い所なのか。
とりあえず、バーババとビービビよりもブーブブの存在が気になる。あれか、北斗の拳におけるトキのような存在か。独裁者の兄に逆らって幽閉されてたりするのか。


鼻水がたれて来たのでこの辺で次回に続きます。
もうダバダバでシュビドゥバです。
コメント (2)
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