はなむらさき不定期便

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つづくんじゃよ。

「蛇足」は本当にいらないモノなのか ジャンプ感想16号

2005年03月20日 03時22分02秒 | WJ感想2005
今週のジャンプは土曜日発売!
土曜日に買えるっていいですね。読む時間も感想を考える時間もたっぷり。
の、はずだったのですが、本日はほぼ丸一日かけて夢枕獏の「KURODUKA~黒塚~」にハマってしまいました。「KURODUKA」面白いよ「KURODUKA」!
結局WJ感想はいつもの通り深夜に書く羽目になりました。深夜に文章書くと変なテンションになります。
昼に読み返すと非常に恥ずかしい。そんな訳で今週も恥ずかしい限りのWJ感想。行ってみましょう!
今週はどうでもいい豆知識付ですよ!
蛇足って、蛇に足はいらないというコトから出た言葉で、転じて「余計なモノ」を指すのですが、足が有ってもそれはそれでイイじゃないですか。(蛇足そのものな説明)


***アイシールド21***
ひたすら軽いノリの泥門体育祭。白組にヒル魔・まもり・雪光の頭脳派トリオが揃っているので、体育祭を利用して戦略面でのチームの成長を図るかと思いきや、単に箸休めと新キャラ・陸とセナの因縁付け話的な位置付けなんでしょうか?
頭脳派トリオは玉入れで本領発揮しておりましたが、アメフト関係ないし。
とっととガンマンズ戦始めてよ!と思っていましたが、まもり・雪光の変貌が面白い+石丸弄りが良かったので許します。
今回は陸がセナの成長に対し、何か勘付いた様子。アイシールド21の正体がバレたのか?気になる所です。
頭脳派トリオの秘策は最終競技のの騎馬戦に持ち込まれる模様。騎馬戦…キッド封じ…。う~ん思いつかねぇ。
騎馬戦といえばアイドル水泳大会ですよ。つまり、キッド封じの秘策とは、コート脇で泥門チアーズ、まもり等のセクシーメイツに水着で騎馬戦をさせる→ポロリも有るよ!と期待を募らせキッドの集中力を削ぐ。…これだ!
*間違いなく味方の集中力も削ぎます。

【今週のムダな豆知識】:「玉入れでの頭脳派トリオの行動はルール違反じゃないのか?」この疑問に答えを出すべく、全日本玉入れ協会(略して「AJTA」)とやらにアクセスしてみました。
この協会によると、投球方法は基本的に自由らしいので、玉入れ協会的にもOKな戦法ですね!問題なし!
というか、公式用具の高さやらカゴの直径やらの決め方が、なんとも言えません。高さ:4m21cmの理由が「和寒町の最低気温記録が-41.2度であることから」って…。


***ONE PIECE***
ロビンの願い、それは「自分を除く麦わらの一味を救う事。」
20年間たった一人きりで生きてきたロビンにとって、初めて出来た仲間という存在、それが麦わら一味。
だから、彼らを救う為なら、自分の身も、古代兵器復活の危険さえもいとわない…。
口では彼女の願いを否定しているアイスバーグも、本音の部分では彼女を咎めることは出来なかったようです。
そりゃそうだ。誰しも「世界人類の命」なんて雲を掴むようなモノと、自分の仲間とを天秤に掛けられて、後者を選ばない人間はいないでしょう。
まして過去20年間、ロビンにとって他人は利用するだけの存在だった。ことさら、この選択は当然でしょう。
全世界の全ての人間~と6人の命~云々はそんなに大げさに言う事でもないだろう。

4年間も潜伏しておいて、最後が力技というのはどうだろう?
と、“ガレーラ幹部が実はCP9だった!”というサプライズの時に思ったのですが、古代兵器復活の鍵を握るロビンもろとも手に入れる為、この機に作戦遂行したすれば、スパンダムもそう馬鹿ではないということかしら。
ロビンの裏切りの真相も判明し、再びの一致団結へと動き出した麦わら一味。なんにせよ、仲間を信じて頑張るっ!という展開は熱くていいね。


【今週のムダな豆知識】:今回「バスターコール」の説明内に登場した“元帥”の存在。ワンピースの世界の中では3名の海軍大将の上に最高司令官としてこの位が設置されているようです。
そもそも、この「元帥」という称号、日本語では一緒くたに「元帥」と訳されていますが、外国では陸軍・海軍それぞれで呼称が異なります。
日本においても「元帥」そのものという階級は存在せず、大きな功績を残した軍人に贈られる称号として「元帥」という物が用いられたようです。
日本語で「元帥」という場合、“軍人の最高階級”とか“物凄く偉い軍人”等の意味になる訳です。日本語って便利ですね。
(さらに小声の蛇足):「D.Gray-man」に登場する「元帥」について、既に多くの方が“軍じゃないのに何故元帥!?”“何故元帥が5人も居るのか?”等のツッコミをなされていますが、無理矢理フォローしてみるなら、グレイマンにおける「元帥」の存在は“とにかく偉い人”の意で使用されていると解釈するのです。あと、実は黒の教団はヴァチカン直属の軍隊なのです。ヴァチカンが軍事力を持ってるなどとは大人の事情で言えないから、その辺は曖昧に濁しているのですよ。きっと。
でも「元帥」の上に「大元帥たち」が居るんですよねぇ。軍隊における最高階級である「元帥」の上。この称号が用いられるのはただ一例、大日本帝国時代の天皇に用いられた「大元帥陛下」という用例のみです。
「大元帥たち」とまで言われてしまうと、もはやフォロー不能。


(参考HP:創りたいあなたの軍事講座


***BLEACH***
2週連続で石田君がカラー扉に返り咲き。本編での藍染隊長のご活躍ぶりといい、久保師匠の中ではメガネのオサレ指数がUPしているのでしょうか?
石田君のコートのカラーとマフラーは、某ペさんを意識していますか。
そして藍染隊長の斬魂刀の真の能力が判明。「目にした者を完全催眠にかける」能力だそうで。その名も『鏡花水月』。
他の隊長・副隊長らにはこの「完全催眠」を利用して別の能力だと信じ込ませていたようですが、本来隠しておくべき斬魂刀の能力を、皆集めてお披露目します。と言われた時点で怪しいと気付く奴はおらんのか。
藍染の死亡確認をした事でグルじゃないかと疑われていた卯の花隊長はこの技に騙されて居ただけでした。この場に回復担当の彼女が現われたという事は、雛森・日番谷らは蘇生するとみて間違いないでしょう。
だって、二人とも久保先生のお気に入りだもん。
最後に出てきた便利な瞬間移動技。見たこと有るような、無いような気がするんですが、前にも一度出てきました?

【今週のムダな豆知識】:藍染隊長の斬魂刀『鏡花水月』。「鏡に映る花、水に映る月の如く、目に見えていても手に取りにくい事の例え」という意味の四字熟語です。四字熟語大好き!なので、今回のネーミングは非常に良いと思いました。
名前から能力がバレバレ、というのもちょっとどうかと思いますが。それを言ったら死神全員そんな感じだし。
ちなみに、作家の泉鏡花のペンネームも、この言葉に由来しているとか。


***銀魂***
先週に引き続き掲載順が高い。アレかジャスタウェイ効果か。
えいりあんのデザインがいよいよギーガーそのものになって来たのはご愛嬌。
先週、義手とはいえ腕一本もがれちゃったパピーと片腕重傷の銀さん。「それでも合わせりゃ 2本だ。」って、なにげに良いコンビになってます。
今週はシリアスパートが多くて「大儀を見失えば救える者も救えなくなるぞ」「戦わなきゃいけないのは自分自身」等、重いテーマ連発です。
しかも、助けてくれた神楽を見殺しにするかと思われた、バカ皇子とアホ爺が、身を呈して「松っちゃん砲」発射を止めようと気張るなんて!
これが神楽ちゃんの「もう一人じゃない」というモノローグと重なって感動モノですよ。今週はギャグなしで突っ走るのか―。
と、思ったら最後の最後で「5時から娘のパーチーあるから」という理由であっけなく松っちゃん砲発射秒読み開始!松平片栗粉が全てをぶち壊しにしてくれましたよ!
なにげにこのおっさんも娘持ちか。なにかオチに絡んで来んじゃないかという気がします。頑張ってパーチーに駆けつけたのに娘に「オヤジうざい。」と嫌われるとか。
そして最後は酢昆布パワーで神楽ちゃん元気に復活!無駄に臓物がグロイっす。次週こそこの大腸編大長編にカタが付くのか。長編もイイんだけど、そろそろ、ダルダル~な単発が見たい。

【今週のムダな豆知識】:酢昆布が誕生したのは大正時代。爆発的に普及したのは戦後だとか。

(参考HP:昆布講座はじめ物語 酢昆布

***D.Gray-man***
あらすじ欄の「イノセンスのアクマ破壊衝動」が気になりました。アクマには「人間を殺す」事が基本的にプログラムされている、という設定はあったんですが、イノセンスにも「アクマ破壊衝動」なるモノが有ったんですか。そうですか。いつから?
クロウリー城に生えている怪奇植物、正体は未だ不明ですがアレンはかつて同種の花を世話していたそうです。という事は、クロスはアレイスターの祖父となんらかの接点があったんですかね?お祖父様も科学者だとか。
「好意を持つ人間には噛み付かない花」に対して「I LOVE YOU」とお花の中心で愛を叫ぶラビ。あいらぶユウ?そんなコトいうと、腐女子がだまっちゃいないんだろうなぁ。そんな事は置いといて。
そんな不思議バナと、互いに好意を抱きつつも噛み付き合うアレイスターとエリアーデの対比が切ないですね。こういう演出は上手いなぁ。としみじみ思ったり。
エリアーデの能力は「固体の水分を蒸発させ封じ込めるもの」。アクマの血を吸って潤っちゃうアレイスターと好対照だわ。というか、この漫画、敵の能力はタマに説明が出るけれど、主人公達の技はよく判らないモノが多いです。
当然のように能力系バトル漫画と化していますが、主人公らの能力に説明と制約が無いのがいただけない。能力系バトルと呼ぶにはちと中途半端。

エリアーデのしたかった事は「恋」。それは人間の女が一番キレイになる方法だから。貴女、もう充分に恋する乙女でしたよ。それに合わせてアレイスター様もなんだかハンサムになってますもの。突如少女漫画的な展開になってましたもの。
アクマに自我が芽生え、さらに恋もする、なんて事になるとさらに戦いづらい敵になっちまいます。しかし今週も中の魂についてはスルー。
「アクマにされた魂の救済」はもはやオマケに過ぎないのか。それはあんまりだから、なにかしらのフォローは入ると期待します。

【今週のムダな豆知識】:漆黒のマントに身を包み、紳士然とした出で立ちで現われたアレイスター男爵。吸血鬼ドラキュラのイメージそのものです。
このドラキュラのイメージ。これは1897年に発表されたブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」が元になったモノなのです。発行されるやいなや、大ベストセラーになったとか。
グレイマン世界の設定も19世紀末。わざわざ最先端の吸血鬼ファッションで現われるなんて、アレイスター男爵って意外とトレンディー。
こないだ、「偉大なるトホホ人物伝」でドラキュラの真実っての、やってましたね。ホラーファンなら知ってて当然のネタばかりでちょっと残念。



うしみつ時を過ぎたので今日はここまで。
明日、ワクワク・ハンター・読みきり・武装錬金・ネウロ辺りの感想を書きたいなぁ。と思います。
多分また深夜に。
コメント (2)
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