はなむらさき不定期便

もうちょっとだけ

つづくんじゃよ。

お芝居を観てきました。

2005年03月28日 23時55分39秒 | Weblog
3/27(日)初めてなのに、用量を守らなかったばかりの腹痛にさいなまれつつも行って参りました。
本日は池袋サンシャイン劇場にて、演劇集団キャラメルボックス20周年記念公演『TRUTH』を観劇。
「キャラメルボックス」は、俳優の上川隆也の所属する劇団です。私は演劇界に詳しくないので良く解りませんが、業界内では結構有名な劇団なんじゃないでしょうか?

思い起こせば、6年前。大人になって初めて観にいった芝居が、この「TRUTH」初演でした。
当時は私もまだ19歳。友人がこの劇団のサポータズクラブ(*ファンクラブとは呼ばない)に入っていたよしみで、芝居を観に行きました。
始めは、舞台演劇特有の台詞回しに違和感を感じるも、やはり生で観る芝居はイイもんです。
すっかりお気に入りになり、その後も度々劇場に足を運ぶ様になりました。
しかし、昨年、友人がサポータズクラブを退会したのをきっかけに、遠ざかっていたこの半年。
このほど会社の先輩が入会している事を知り、そのご縁で今回の公演を観に行く事に。
6年ぶりの「TRHTH」。この劇団の芝居の中で、一番好きな作品です。
特に今回は20周年記念・東京公演千秋楽という事もあって、とても良い内容でした。では、ちょこっと感想なんて書いてみたり。

<まずはあらすじ>
舞台は幕末。上田藩(現在の長野県上田市)の江戸藩邸を中心に物語は進行します。タイトルは英題ですが、内容は時代劇なのです。
ある事故を機に聴力を失った上田藩士・弦次郎。彼が無二の親友・英之助を斬殺した。その謎をめぐりストーリーは幕を開ける。
この事件を機に、藩士に追われる身となった弦次郎。追手ははかつての友人達。
「父の汚名」というコンプレックスを背負った鏡吾。
「弦次郎から音を奪った」という負い目持ち、そのせいか彼を疑う事の出来ない隼助。
温和な人柄の虎太朗。
弦次郎・英之助、二人の想い人であった女性・初音。その弟で血気盛んな若者・三郎太。
気のいい仲間だった彼等は何故、斬り合わねばならないのか。
事件に関わる各人の胸中を描きながら、ストーリーはこの事件の「TRUTH」に迫って行く。
全ての真相が明らかになった時、彼等が胸に抱く「TRUTH」とは!?

「TRHTH」って何?と、気になってしょうがない方には、まだ大阪・神戸公演が残っております。
4/10の神戸千秋楽もスカパーで生中継されます。視聴出来る環境の方は是非。
本日の東京千秋楽も生中継されていたようです。ご覧になった方もいるでしょうか?
私はカメラの3列前位に居ましたよ。どうでもいいですね。こんな情報。
ネタバレを恐れるあまり、非常に抽象的なあらすじ紹介となってしまいました。やたら文章がキザでゴメンナサイ。
この劇団の幕末モノでは他に「風を継ぐ者」という作品があり、こちらは新撰組の物語です。別コミで連載中の風光るの元ネタらしいので、そっち関連で知ってる方も多いのでは。
有名人ばかりの「風を継ぐ者」に対し、「TRUTH」は地味な人物ばかり。彼等が実在したかどうかは良く解りません。しかし、知らない人物ばかりだからこそ、素直に感情移入できます。


<そして感想>
創設当時のモットーは「誰が観ても分かる」「誰が観ても楽しめる」。
その通り、キャラメルボックスのお芝居は非常に分かり易く、親しみ易いストーリーなのです。
複雑な展開についていけない、この私にも理解できるので安心。さらに共感しやすい心情描写も魅力的。
一般向けのエンタテインメントに徹する姿勢が好きです。思い切り一般客のワタクシには、難解な舞台芸術は良く分からんのです。

2回目の観劇となった今回の「TRUTH」、感じた事は「真実の不確かさ」とでも言いましょうか。
立場によって揺らめいてしまう「真実」。事実を求める内、心に抱いていた「真実」は打ち砕かれ、移ろいでいくモノ。
求めていた物、あるいは知りたくなかった物全てひっくるめて自分の中の「真実」として抱えて人は生きていくんです。
そんな事を思ったりしたのです。
特に、幕末という白が黒へと目まぐるしく変わっていく時代においては、「真実」だとか「信念」なんて、酷くあいまいな観念になってしまって居たんだろうなぁ。

一生向き合っても答えの出ない問い。「真実ってなんだ?」
それに対し、直球勝負で描かれたこの「TRUTH」。この直球ぶりが好きなんでしょうね。

演技がどうとか、役者がどうとか、あんまり興味が無い私なので、そこら辺は言及しません。
あえて言うなら、テレビ・映画で場数を踏んだだけあって、上川隆也は上手くなったなぁ。
東京公演の千秋楽という事もあり、脚本・演出を務める成井豊氏が飛び入り出演するなど、嬉しいサービスもアリ。シリアスなシーンで突如登場した上、台詞カミカミ。狡猾な男を演ずるハズが、思い切りお笑い担当になっておりました。
まあ、そこはご愛嬌。カーテンコールもたっぷりで、大満足の千秋楽でした。


やっぱり、生の芝居は良いもんです。映像作品と違ってまさにナマモノ。イキが良いうちに召し上がるのが吉ですヨ!
と、いう訳で最後に宣伝。
演劇集団・キャラメルボックス20周年記念講演第2弾が、5/19~始まります。
次回公演は「ハーフタイムシアター」という試みの2本立て。通常、一本2時間の所を、1時間づつで2本上演するとの事です。
チケットが各4千円と、少々お高いのが難点ですが、当日割引券なんてのもあります。興味が有って、時間とお金に余裕のある方は是非ともご覧下さい。

詳しくは、公式HPへどうぞ。
演劇集団キャラメルボックス


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の晩餐

2005年03月28日 23時23分47秒 | Weblog
長かったスープ三昧の一週間もようやく終わりを告げました。
今日は玄米が食える日。
コメが食えると息巻いていたら、玄米ってほろ苦いモンなんですねえ。
ちょっと期待ハズレ。三食食べたら慣れましたが。
玄米を炊くのは面倒なので、レトルトのお粥をチョイス。
梅干しを添えたら、美味しく食べられました。

一週間トライアルの結果、体重はトータル―1.8キロ減。体脂肪率も2%程減りました!
2キロにあと一歩及ばず。しかし、期間を考えれば大きな効果が出たもんだ。
今後の課題は体重維持。
リバウンドしないよう、頑張ります!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする