はなむらさき不定期便

もうちょっとだけ

つづくんじゃよ。

四字熟語であらはす今週のジャンプ感想15号 ~その2~

2005年03月16日 00時57分49秒 | WJ感想2005
四字熟語であらわす試みのWJ感想15号。
無理矢理感が強くなって来た後編です。


***ONE PIECE***
贈る言葉…九死一生
意味:かなり危なかったけど、どっこい生きてる。(シャツのな~か~♪)

今週の冒頭では、ココロさんが酒に溺れていった様子、そしてアイスバーグがガテン系イケメンから、インテリ系青ひげオヤジへと生まれ変わる様子が描かれています。
髪型一つで印象ってこんなに変わるものなんですね。何故アイスバーグはあの髪型を選んだのか。町を変える決意の現われなのか?変わり過ぎ。
フランキーは海列車に轢かれて死んだものかと思いきや、なんとか九死に一生を得ていました。さらに自力でサイボーグ化。いくらなんでもそりゃ無茶な。
古代兵器の設計図はアイスバーグからフランキーの手に渡されました。言葉で語る以上の信頼の証。泣けるシーンなんだけど、髪型と海パンが気になってなんか泣けない。
キーアイテム「設計図」の行方が明らかになった所で、舞台はいよいよ現在に戻りました。
ダメダメかと思われていたスパンダムは意外にもCP9の司令長官の座に。北斗の拳のジャギ様を彷彿とさせるイカしたマスク付きで再登場です。今のが断然イカしてるよ!
この調子だと、フランキーはエニエス・ロビーへと連行されてしまいそう。ウソップもうっかり連れて行かれそう。
こりゃあ。マジで「エニエス・ロビー潜入編」に続きそうな雰囲気です。バラバラになったルフィ海賊団、集結の地が「エニエス・ロビー」だったりして。
回想編での伏線の集約が素晴らしかった(フランキーの自力サイボーグ化はイマイチですが)分、現在編にも期待大です。


***テニスの王子様***
贈る言葉…荒唐無稽
意味:言葉や説明に根拠がなく、ばかげていること。でたらめであること。

荒唐無稽・痛快無非にして豪華絢爛・群雄割拠なテニス漫画「テニプリ」。なんのこっちゃ。この漫画を四字熟語で表現しようとすると一つ二つじゃ収まりません!
が、あえて相応しいとすれば「荒唐無稽」が一番でしょう。
なんの前触れも無く宇宙に行ってしまうようなテニスを「荒唐無稽」と言わずして、なにをかいわんや。
前回・比嘉中の平古場が万有引力やら、力学やら物理学やらあらゆる法則を無視した必殺ショット「ハブ」を繰り出したかと思えば、
今週はあまりの威力に衝撃波が発生してしまうほどのスーパーショットが登場!意外と頑固なタカさんによる、進化した「波動球」で反撃だあ!
もうはやこれは「波動砲」と言った方がいいんでないの?ビームみたいなモノが出てるよ!ありえねぇ。
さらに恐ろしのは、今週の許斐先生の巻末コメント。

「テニスマガジンに毎号テニプリの必殺技を実際に打つ為の解説が掲載されています。」

絶対無理だって!というか「必殺技」って。テニプリのアレやこれがだという自覚があったんですね。許斐先生…。
確信犯だったのね!


***D.Gray-man***
贈る言葉…愛別離苦
意味:愛する者と生別・死別する苦しみ。

「アクマは機械と魂と悲劇を材料に生まれる」と第一話で高らかに謳われた通り、アクマとは「愛する者の皮を被った悲劇の兵器」なのです。
愛する者との別れの苦しみ、兵器として罪を重ねる苦悩やらのフラストレーションをエネルギー源とし、アクマは進化するらしいのです。
だからAKUMAは哀しすぎるんです。
しかし、レベルアップして自我が芽生えちゃうと、元の魂はどうなっちゃうんでしょう?

今回はレベルアップして自我に目覚めたエリアーデの回想が描かれていますが、とりあえず元の魂とは別人格になっている様です。
いつの間にやら「魂=単なるエネルギー源」になってしまうんですね。そりゃあ哀しすぎる。そりゃあ「ボスケテ」とも言いたくなりますがな。
時々思い出したように中の魂を出してくるのが切ない。完全置いてけぼりの魂さんが哀れ過ぎる。
ただでさえ、ややこしい設定なのに、アクマに自我が芽生えちゃったら余計こんがらがっちゃいました。深く考えないでおこう。
何の為にアレンだけじゃなくまわりの人にも「アクマの魂」が見えるようになったのか。、深い意味は有るのか、無いのか。イマイチ判りません。
アレイスター一族の謎とか、形見の花が何故怪奇植物なのかとか、サブタイトルの「愛・薔薇薔薇」はちょっとセンスを疑いたくなるとか、その辺も深く考えない事にしましたよ。
やたらと単行本での切りの良さを気にしている本作。第4巻ではWJ12号分まで収録予定ですので、第5巻は丸々吸血鬼編を収めるつもりでしょうか。
とすると、あと8話分はこの話に費やす事が出来る訳で、伏線回収できる時間はたっぷり有るはず。上手い事まとめてくれるといいのですが。
前回(巻き戻りの街)、前々回(ララとグゾル)といい、放置された問題が山積みなのに、雰囲気オンリーで丸く収まるのはちょっと嫌です。
04年度に引き続き、期待度No.1漫画(私的ランキング)なので、今後の展開に期待します。
特にここの所、中の魂があまりにも哀れな扱いなので、初心に還って魂を救済してやって下さい。



少ない語嚢から絞りだした四字熟語もあえなくネタ切れ。やっぱ無理があったようです。
気が付けば16号は土曜日発売!このペースで感想書いてたら、間違いなく次の発売日に間に合わねぇ。
15号感想はコレにて終了です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする