思いつくままに書くブログ

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手書きの特急券

2013-03-19 12:33:00 | 鉄道
私が初めて買った、手書きの特急券はこれだと思われます。

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JR岩泉線の岩泉駅で発行された、函館から札幌までの〈北斗11号〉の料金補充券による特急券です。乗変のつぶれた印が捺されているので何かから変更したのでしょう。はまなすかミッドナイトか、もう覚えていませんが。

岩泉は1日3本しか列車が運転されていませんでしたが、窓口はJRバス東北の「岩泉駅前駅」として営業していて、全国全線の切符を扱っていました。もっとも岩泉からの乗車券は滅多に売れておらず、JRバス早坂高原線で盛岡に出て新幹線に乗り継ぐ人の利用がメインで、盛岡発の常備特急券や乗車券も用意されていました。窓口にはJRバスから再委託されたと思われるオバサンが1人いたと記憶します。

なぜ岩泉に行ったかと言うと、当時師事していた種村直樹氏の親睦団体で新千歳空港から宮崎空港への乗継旅行をしており、前夜は遠野のフォルクローロに宿泊。団体旅行ですから4人部屋に五千円台で泊まったような気がします。朝食はコンチネンタル・ブレックファーストで、そういうスタイルは初体験でした。

団体と言いながら日中は殆どフリータイムみたいなもので(好き勝手に”離脱”ができる)釜石や宮古を散策してから夕方の岩泉線に乗車、これだと折り返しが1時間ありました。

窓口のオバサンはこういう注文には非常に慣れている感じで、鉄道電話でどこかに連絡して(宮古かJRバス盛岡窓口でしょう)座席番号を確保し、いとも簡単に作ってくれました。同行者でも切符を買った人は何人かいて、しかも高額で、数日分の売り上げになったのではと思います。

岩泉線は2010年の土砂崩れ以来不通になっていてバスで代行。JRは鉄道復旧を断念しましたが正式に廃止にはしていません。もしかしてBRTに転換となったら面白いですね。

ちなみに乗車券は東北ワイド学割を利用しました。