思いつくままに書くブログ

基本、旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。

マレー鉄道東海岸線 夜行列車乗車記 ~ほんの序章

2017-12-20 09:33:30 | 2017年の旅行記
クアラルンプールからバスでジョホールバルまでやってきたがここは郊外のラーキンバスターミナル。鉄道の駅までは市内バスに乗り換えないと行けない。



しかし市内へ行くバスがどれか分からず、適当なバスに「JBセントラル?」と聞くも皆ノー。どうやらもっと郊外へ行くバスばかりです。今夜乗る列車は19時発で時はすでに17時半過ぎ。そろそろ決断しようかと思った矢先雷鳴鳴り響きスコールが降り出した。ということでタクシーに乗ることに決定。タクシープールへ行くと受付があって行き先を告げるとRM2払えという、どうも配車料金が必要らしい。料金を支払うと紙きれをくれ、配車係は近くでくつろいでいた運転手に声をかけてその車へ案内する。見ると高年式のカローラ、乗るとむあっとしたがすぐにクーラーで涼しくなるだろうと思っていると

まさかのクーラー故障!!


スコールが降っているから窓を開けるわけにもゆかず、窓ガラスはすぐに曇ってくる。運転手は片手にタオルを持って窓を拭きながら運転。こんなんで事故に遭わないか心配で心配で。でも料金メーターが付いていたのは救いでした。マレーシアはぼったくり運転手が多いからね。だからそこ今の時代は都合合えばuber使ったほうがいいという人いるかもしれませんが、今のところ私は抵抗があるので使うことはないでしょう。それでも15分ほどでJBセントラルへ到着、メーターはRM12.5を指していました。なのでRM15を渡すと何やらわめいている。もしかして先ほど配車係からもらった紙切れが必要なのかと渡そうとしたら怒ったような口調で自分で後部のトランクを開けて荷物出してさっさと降りろと。これは多分ね、チップを要求したのに出さないから怒っているのかもしれないが、

クーラーも効かない車にチップなど払えるか!!




列車に乗る前に夕食にしようと駅前のモールに入り最上階の食堂エリアへ。まだ海南鶏飯食べてないなと店に入り店員がメニューを持ってくるなり開口一番「ご飯ものはできません」。どういう理由までは分からなかったが麺類しかできないというので気分が失せてしまい店を出て駅に戻る。構内のKFCでフライドチキンもいいかなと思ったが大行列で店の卓も空いていない。なのでセブンイレブンで夜食になるものだけを買っておく、ビールも買いたかったが扱っていなかった。列車に食堂車があればそこで食べるし、無かったら今買ったのを食べることにする。



18時50分頃になってようやく改札が始まりました。長距離列車の場合特に改札はないけれど、KLセントラルとJBセントラルは列車別改札を行っていますね。



切符は自宅でネット予約。これが一番ですよ。



ホームに列車が据え付けられていて、先頭から機関車+電源車+寝台車6両+食堂車+座席車3両の陣容。指定されたのはT6号車で食堂車のとなり。



寝台は日本でいえば開放A寝台や583系のようなプルマン式、下段は窓を占領できますからいいですよね。上段だったら小窓しか無いし(タイの寝台よりはずっとマシだけど)。



それでは車内探検しましょう。ほかの車両はそこそこ乗っているのにこの車だけ4人しかいないのは気になりますが。



座席車は短距離の客ばかりでしょうか?日本と違って座席と寝台の差額がRM10程度ですから長距離客が使う理由はないですからね(寝台が満席な場合はのぞく)。大荷物を持った人はあまりいませんしね。



そしてお待ちかねの食堂車、なかなか小奇麗な感じですが。



できるメニューはナシゴレン・ミーゴレン・ビーフンゴレンの3種類のみ、価格はいずれもRM6と場所柄を考えたらすごく安いですね。安いんですが…。



まさかの非営業!!

かつての〈出雲〉のようにロビーカー代用ということなのか。でもこれも幸いというかパソコン作業する広いスペースがあると捉えて、発車後にここでブログを更新していると20分ほど走った次の駅クンパスバルで乗客もどっと乗ってきて、食堂車の従業員も段ボールを抱えて乗り込んできた。なのでブログ更新はやめて自分の寝台に戻りますが、食事的には助かりました。ここで乗ってきたのは鉄道の拠点だからでしょう、駅の横に車庫が見えました。



これを食べる羽目でしたがパンですから朝食に回しましょう。



20時過ぎに食堂車を改めて訪ねますと盛況でなにより。食事しているのは半分くらいかな?ドリンクだけの人も結構多いです。一番奥の卓は車掌室兼用?卓上にネット予約の乗車リストが散らかっていましたので。



RM6のナシゴレンをいただきました。カリカリの小魚がいいアクセントです、味付けもよかったのですが、私が自宅で作るチャーハンに似ていたなあ。味付けにヒガシマルのラーメンスープを使っているのですが。

その後は寝台に潜り込んで寝ます。背中からゴトゴトした感触、日本ではなかなか味わえなくなった感触です。服のまま寝たら暑いので持参のハーフパンツに着替えました。22時過ぎに「ナシゴレン、ミーゴレン…」と車内販売がやってきました。カーテンからちらと覗くと台車に車内調製の食事に飲み物やお菓子を載せており結構売れるようです。夜食にも丁度いいのかもしれませんね。