思いつくままに書くブログ

基本、旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。

チェンマイ→バンコク 寝台特急2列車乗車記 2

2012-09-13 23:55:00 | 旅行
食堂車から戻ってきたのは、確か21時半過ぎだったと思う。既に寝台は組み立てられており、上段は空席のままだった。他にもちらほら空席が見え、今夜はさほど混んでいないようだ。食堂車からの帰りに瓶ビールを1本買ってきたので、ベッドで呑みの続き。それを飲み干した頃には寝てしまったようだ。

気づくと窓の外は明るい。荒涼とした場所だがどこか見覚えのある場所を走っている。線路が3本見える。時間は7時になるところ。定刻どおりなら6時50分にバンコク・フワランポーン駅に着かねばならないので相当遅れていることになる。すると列車は駅に停車した、結構な数の観光客が降りてゆく。アユタヤ駅だった。定刻4時58分なので2時間弱遅れている計算になる。となるとバンコクには9時台か。

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8時半にバンスー駅に到着、ここで地下鉄に乗り換えちゃう手もあるけど、やっぱり終点まで乗ってゆこうと決め車内に居座る。実際には降りる人が多く(地下鉄に乗り換えるのでしょう)車内はがらがらになった。車掌はホームにゴミを下ろし、終点間近なのに寝台を解体しに来た。バンコク到着後、清掃しながら解体整備すればいいのにって思うのは私だけか。なかなか発車しないのでホームを見ると行商人がいた。見るところ麺料理を食べさせるのだろうか。それなりに客がいた。日本でこんなことしたら、たとえ保健所の許可を得ていてもお客がつかないだろうな。さすが屋台の国だと思います。8時50分になって発車したものの、今度はノロノロ運転で、時々停車する。フワランポーン駅のホームが空かないのか、はたまた道路の渋滞が激しいのだろう。というのもこの国では、渋滞が激しい場合、踏み切りは車優先で列車は車が空くまで進めないのだ。世田谷線の若林踏切と似ているけど違う。なんとも本末転倒な話である。かといって高架化する金もないだろうし。

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結局9時25分に到着しました。

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これでタイ国鉄の旅は終わりです。今夜はスワンナプーム国際空港から帰国しますので。まずはいつもどおり荷物を預けます。夜に引き取りに来ましょう。

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駅構内のケンタッキーで朝食。朝から…と思う人もいるかもしれないが食べたかった。店内は中学生くらいのガキ共がたむろっている。朝から学校サボっているのか?あまりいい環境ではない。そそくさと食べ終えて店を出ようとすると「ヘイ」と小太りな子が声を掛けてくる。一体何だよ?っと思ったら手には私の携帯。先ほど私は携帯をいじっており、どうもテーブルに置きっぱなしで店を出ようとしていたのだ。「サンキュー、サンキュー」と言ってお礼をしようと思ったがその子は断って戻っていった。中にはいい子もいるんだなあ。タイ人も捨てたもんじゃない。