思いつくままに書くブログ

基本、旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。

懐かしの場所で食べるソバの味は…

2015-04-13 01:03:25 | 2015年の旅行記
4月8日に上京した日の朝の話です。

新宿駅に6時半頃に到着し腹が減りました。やっぱりここは立ち食いソバで朝食にしたいです。富士そばは見当たりますけど、いつも同じでは芸が無いなと。以前一度使って、まあまあ旨かった店を思い出したものの開店前。まあいいやと新宿駅の改札を抜けて、そうだ、あの店を一度試してみるかと思って南口に向かいました。



「そば処新宿」という安直な名前の店ですが、私にとって大変思い出のある場所です。

高校生の時、青春18きっぷを使って初めて上京したのはもう20年以上前の話、1994年3月26日と記憶します。北海道からフェリーで仙台へ、東北本線をひたすら南下し黒磯から当時運転してた快速〈フェアーウェイ〉に乗車して新宿へ。初めての大都会東京に圧倒されました。窓の外はビル、ビル、ビル。人はとんでもなく多く、ゆったり歩こうものならぶつかってしまう。そんな中まずしようとした事は夕食。時間は20時を回っていました。食べてから予約したホテルへ向かうつもりでした。

今ならさっと居酒屋に入りますが、高校生の頃ですからそうもゆかず、かといってどこに何があるのか見当つかない。そこで見つけたのはこの位置にあった店。当時は日食田中屋が経営する「あずさ」という店で焼きそばとかカレーがあり、400円だったかのチキンカレーを食べた記憶。特段旨かったように感じなかったし、店もどことなく殺伐としていたのに、それから数年の間は上京するたびにかなぜかここのカレーが恋しくなり利用したものです。しかし経営がNREになり「あじさい」になってからは行かなくなりました。

しかし今日はなんとなく入ってみたい。店頭の看板にはかきあげそばと大きく書かれていて、それが自慢なんだなと。店舗は入口と出口に分かれていて、食券を買って入口の係に渡すと20秒ほどでそばが渡されます。それを席に持って行って食べるわけだが、店の導線が悪く、入口と出口が隣りあわせなので客が一部分に集中してしまい奥の方が空いているのにそこへゆくのに一苦労。そのうえ今日は片手にキャリーケースを持っている中でそばは丼のみの提供で、セットメニューを頼まないとお盆が用意されない。たどり着くまでにこぼさないか、他人にかけてしまわないかヒヤヒヤでした。



そばのかき揚げはちょっと揚げ過ぎた感じがあるものの味は悪くない、汁もさして悪くないんですが、一言で言えば

麺がまずい

今時製麺所からのゆで麺を湯でくぐしただけなのだが、素人でも分かるほどそば粉の含有量は少なく、風味もないうえ麺がボソボソ。富士そばを始め駅の外にある店は「生そば」を謳っているし美味しくなったと思うんですが、この店の場合地の利がいいし、こんな麺でも集客には何ら影響しない。だからこそ旧態依然な麺を使っているのでしょうね。



こんな麺に健康維持に効果が出るほどルチンが含まれているはずなかろう。



最近はかえって割り箸のほうが珍しくなってきているので、そんなこと気にする人いるのかな?だいたい気にするような人は外食は不向きだ。

想い出の場所だけにちょっと残念な結果です。

*成田空港第3ターミナルの記事が、gooのおすすめで紹介されたために非常にアクセス数が伸びました。有難うございます。