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秋田駅の立ち食いそばと青森直通の元特急の快速列車に青森駅新駅舎

2021-08-20 06:24:00 | 2021年の旅行記(国内)
陽も沈みかけたことだし小腹が減ってきた。いま食べないと22時過ぎまで食いはぐれるので軽い夕食にしよう。さっきそばの話をしたのでそばにしようか。



今回の旅で3回目の駅そば、秋田駅のしらかみ庵。NRE系ではなく駅弁業者の関根屋が経営しているそうなのですごく期待できます!?もっともNREはすでに存在しておらず「JR東日本フーズ」というそうだ。



ざるそばが420円だったのでそれを。駅そばでざるそば販売しているところは自身がある証拠でしょう。確かに麺は美味しい、生麺だろうか硬めの麺がいい。そりゃあ茹で麺ではざるそばは無理だけどもね。つゆも濃い目で良し、わさびは辛いだけの練わさびだが大盛にすればよかったかなと。それよりも気になることのある店である。





秋田の人は東京のことを知らないと思ってかパクリメニューが多いな。豆腐一丁は箱根そばの看板メニューだしのり弁はゆで太郎が始めたもの。「そば屋のカレー」も新潟のバスセンターのカレーを意識しているに違いない。あちらも立ち食いそば屋だから。秋田らしいメニューを増やしたほうがと思うね、ギバサという海藻が入ったそばは見えたけど。



食後は一気に青森まで進みます、19時23分発青森行き快速列車はいっぺん乗ってみたかった快速で誕生時は青春18にとって福音とまで言われた。もともとこの時間帯に青森へ行くのは特急列車で〈つがる5号〉が19時32分に秋田を発車し青森に22時18分に到着、所要時間は2時間46分。大阪から〈白鳥〉の時代はもっと遅くって20時22分発22時59分着。青森23時08分発札幌行き〈はまなす〉にすぐの接続。連絡船の時代はもっと遅く秋田を21時過ぎてからの発車で24時着。末期でも485系が所定9両増結で11両で走るのは特急らしかったが、いまの特急は長くても4両。しかし札幌行きと接続しなくなると乗客も少ないのか快速にして停車駅を増やし秋田・青森地区の通勤列車と車両運用の都合もあるでしょう。そして所要時間ですよ、これに乗って青森着は22時18分と特急時代と同じ、ということは所要時間的にもほぼ同じで9分しか変わらない。停車駅が段違いに増えたのに9分違いとは特急とはいえのろかったということでもあり。

列車は701系3両編成で秋田発車時点では満席で立客がそれなりに、次の泉外旭川で思いのほか降りて新駅効果ありますね、追分までにある程度降りて八郎潟を過ぎれば先頭車は20人もいたかどうか。



すっかり夜汽車の雰囲気、時々車掌が回ってくるが検札ではない。運転席横のマイクを使う時に運転士に対して妙に腰が低いというかスミマセンスミマセンとペコペコしながらで卑屈な感じに見えた。仲の悪いのか弱み握られているのか、運転士が中田翔みたいな奴とか。





大館では盛岡から来た花輪線の接続を受け10人弱乗り換えてきた。その昔はあちらの気動車が弘前行きとして運転してた。弘前運輸区の車両が充当されてて、朝6時40分頃に弘前発盛岡行きとして出発してこの列車で戻ってくるというか。勿論大館で秋田方面への乗り換えができて相手は急行〈よねしろ〉でした。快速に格下げされたのちも2008年までは走っていたかな、キハ58の改造車で。ここで卑屈な車掌からかわいい声のお姉さん車掌に交代。県境を越えて弘前でさらに交代、この先は青森都市圏なので途中で降りても後続列車があります。ここで降りる人も結構多い、秋田から青森方面日着最終なのでスーツ姿も何人かいた。久しぶりに乗ってくる人もいます。この先は撫牛子・大釈迦・鶴ヶ坂以外には止まり、新青森では新函館北斗行き最終の〈はやぶさ45号〉に接続するので旅行者風が結構降りた。青森に22時18分に到着。



列車は折り返し弘前行きとなる。



いまとなっては無用になった長いホームが寂しい、せいぜい5~6両ですからね、末端へ進んでみるとレールが赤く錆びているのはそこまで使わない証拠。とまあホームは昔とあまり変わらない、変わったのはホーム上にあったキヨスクと立ち食いそばが無くなったくらいだが駅舎はがらっと変わってしまった。3月27日に新駅舎に移行している。



もうここからして違和感がある。通路の突き当りに改札とトイレがあるのみで売店などは無くなった。



改札の全容もこんな感じで県庁所在地駅にしては随分と小ぢんまりしてしまった。長距離列車や連絡船はおろか特急列車も秋田行きの3往復しか来なくなり、街の玄関を新青森に譲ってしまい通勤通学客がメインとなった。観光客は新青森でレンタカー借りるか、主要路線バスも新青森駅を経由することが多くなったので(青森空港行きは青森駅発着)これで十分なのだ。



券売機は比較的多く並んでいると思う。



その向かいに青い森鉄道の窓口と券売機、JR大湊線・八戸線方面もこちらで購入。JRでは販売できません(指定席列車でない限り)。ともかく外に出てみよう、仮設の通路を抜けた場所はかつての「エビナ」、駅舎とラビナの間にある小さな広場。



新潟駅もそうだけど見慣れたものが無くなるのは寂しいね。そしてコロナ禍とはいえ歩いている人が殆どいない駅前。



夜行列車のあった頃は今よりもずっと夜間の人出があったし店も開いていた。例としてホタテ料理で有名な「おさない」は朝早くから夜遅くまで営業してていつも賑わっているイメージだが、いまは朝営業をやめて11時から夜も20時までと相当短縮した。〈はまなす〉に最後に2016年1月には8時には開いていたのを確認しており、やはり夜行の乗客が相当あったんだろうなと察する。2階の居酒屋は安くて美味しくフェリー待ちに何度か利用した。函館に2002年から3年近く住んでいた頃は深夜便の東日本フェリーを使うことが多くて。今もある魚民も含めて。吉野家が煌々としていたが23時閉店とある、時短ではなくこれが通常営業。それだけ深夜帯は人が歩かないのだろうね。



この居酒屋ビルの3階以上はかつてホテルだった、隣のパサージュとは関係の無いホテル。二度宿泊したことがあり、最初は1997年春で南部縦貫鉄道の乗り納めに来たとき駅の観光案内所で斡旋してもらった。確か5,500円だったような…。変わった形の部屋に宿泊した記憶。二度目は2003年だとは思うが奥羽線の雪害で乗ってた普通列車を〈はまなす〉が見切り発車をして函館に帰られなくなった。フェリー乗り場に行くにも結構な大雪で、ならばここに泊ってしまおうと飛び込みで。フロント係が大層びっくりした記憶がある、24時近くに若い男がふらっと来ることなどないだろうから(当時は25歳くらい)。一泊して始発の白鳥で帰りました。

それでこれから向かうのはホテルと言えばホテルなんですが、併設の「青森まちなかおんせん」。銭湯料金で入浴できるオアシスで深夜24時まで営業、汗べたべたなので着替えたいしね。熱い湯がむくんだ足に気持ちいい、だって今夜はフェリーに乗るから。北海道へ渡るのは一泊して新幹線も考えたけども、やっぱり船がいいのだ。




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