ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

リュウキュウサンショウクイ トラツグミ ルリビタキ 冬の狭山丘陵

2017-02-26 | 関東地方
新聞でも話題になった亜種リュウキュウサンショウクイ。分布は四国、九州南部での留鳥もしくは冬鳥と図鑑には記されていますが、今シーズン関東のあちこちで報告があります。温暖化の影響かもしれませんが、分布を広げているようです。我がフィールド狭山丘陵でも見ることができました。カラ類に混じってサンショウクイらしく素早く動き回って、時折、あのヒリリリを聞かせてくれました。



黄色と黒の鱗模様が素敵なトラツグミ。森の地面にひっそりといるのを遠くから見つけ、そっと近づきます。多くは、いるのに気づかず近くから飛び立たれてしまいますが、遠くに飛び去らず、枝に止まってくれれば、シャッターチャンスです。





ルリビタキは今シーズン、狭山丘陵では、メスタイプしか写真に収まってくれませんでした。

昨シーズンまで6年にわたって、同じポイントにやってきて、我々を楽しませてくれた♂成鳥が、今シーズンは姿が見えませんでした。最初に会った時から、成鳥羽でしたので、少なくとも8歳以上になる筈です。姿を見せなくなったのは、やはり、歳のせいかもしれません。遺影?を掲げます。





オオマシコ♂ad 2月県民の森(2/2)

2017-02-25 | 関東地方
ギャラリーが少ないせいか、午前中、頻繁に出現し、しっかり餌を食べて、喉が膨らんで見えます。お腹いっぱいになったのか、午後になるとどこかに飛んで行ったまま、なかなか戻ってきません。ヒトの方も三々五々と山を後にされ、ヒデびたき一人のみです。それでも、近くを散策しながら待っていると、来ました来ました。ヒトがいないと警戒心が緩むのか、取り囲むようにオオマシコ、アトリが採餌し、独り占めです。おかげで、雪上の写真も撮ることができ、日が長くなったせいか、光量もまだ十分あり、綺麗でした。♂成鳥のみ並べました。












オオマシコ アトリ マヒワ 2月県民の森(1/2)

2017-02-25 | 関東地方
2ヶ月ぶりにオオマシコに会いに県民の森に出かけました。今年は雪が少ないようで、山道に多少雪は残っていましたが、問題なく到着しました。ギャラリーはさすがに少なく、オオマシコの方が多い状況になっていました。相変わらず、10羽以上でやって来て、♂成鳥も2羽いました。雪といってもザラメですが、一緒に撮れました。
オオマシコの♂若鳥は赤みが強く、喉と前頭部が少し銀色に光ります。♂ほどではないにしても、赤みがあれば♀成鳥で、なければ♀若鳥のようです。






今年はアトリの当たり(当とり)年のようです。20羽以上頻繁にやってきます。もう、頭部が黒くなっていて、綺麗です。


マヒワも来ましたが、すぐそばまではなかなかきてくれません。


アオシギ クイナ タシギ 武蔵国西部の湿地の冬の鳥達

2017-02-18 | 関東地方
情報をいただき、潅木の生えた湿地で初めてアオシギに会えました。英名Solitary Snipeの通り、単独で、ひっそりとジシギらしく長いくちばしを地面に差し込み採餌していました。地味な模様ですが、なかなか渋く、何か惹かれます。







金山緑地公園のクイナとタシギです。土手の上で静かに待っていると、クイナが葦の間から出てきてくれます。夕日を浴びて、クレソン?の上に来たときを狙いました。遠目では、目立ちませんが、よく見ると渋い、素敵な鳥達です。






ヤツガシラ アカハジロ 2月の珍客

2017-02-11 | 関東地方
図鑑や写真を見るとその容姿に憧れ、会いたくなるヤツガシラ、2年前、所沢にやって来た時には、よっぽどツキがないのか、0勝7敗と惨敗し悲しかったです。それがやっと遭遇です。館林のつつじが岡公園に現れているということで、2月11日に駆けつけました。7時過ぎに到着したところ、駐車場はまだ余裕がたっぷりあります。あれっ、と思いましたが、奥の方に車がぎっしり、広い駐車場だったのです。公園にはもう既に100人近いカメラマンがいましたが、皆さん手持ち無沙汰。また、振られるのかとウロウロしていたところ、8時ごろ、梅林に現れて、飛び去ったとのこと。いるんだということで、待っていましたが、昼前になっても気配がないので、多々良沼で暇つぶししようと出た途端、「出てるよ!」との連絡、駆けつけると隣接した畑のビニールハウスの間に居るではありませんか!感激の初見でした。その後3時過ぎに公園をウロウロしていると数人がカメラを向けているのが見えたので、行ってみると、隣接した空き地に居るではありませんか、しかも、15メートル先、夢中でシャッターを切りました。草の間で見えなくなったのち、猫が狙っているということで、有志が飛び立たせて、ことなきを得ました。嬉しいライファーでした。






翌週の2月19日浮間公園にアカハジロが飛来しているということで、早朝から駆けつけました。東アジア限定で、1,000羽を切っているという希少種、しかも、日本にまれに来るのは、メジロガモやホシハジロとの雑種がほとんどとのこと。逆光の中みると、雑種らしいところはないようです。近くにいる時は、逆光、順光の時は、遠い。で、条件は今ひとつですが、2週続けて希少種との邂逅は無事果たせました。