ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

マミチャジナイ ツグミ /岡山県

2022-12-30 | 中国地方
マミチャジナイ♂ 2022年11月10日 岡山県鏡野町

11月10日、秋の渡り鳥を求めて、紅葉は既に終わった県北の森林公園に出かけました。鳥数は少ないもののマミチャジナイ数羽とツグミが楽しませてくれました。木の実にやって来てはしばらく食し、針葉樹等の茂みに移ってしばし休憩するパターンを繰り返していました。ひっそりと休んでいるのはマミチャジナイ♂成鳥の様です。
そして木の実に取り付き、食します。知らない樹木だったので、公園の方にお聞きするとコシアブラとの事でした。油とつくので、きっと栄養豊かで好まれるのでしょう。
ツグミも一緒にいました。今季、ツグミをあまり見かけません。まだ渡来数が少ないのでしょうか、この寒波で大陸から大挙してくるかもです。
あまり茂ってないところでも休憩する様です。
そして直ぐにコシアブラの木にやって来ます。園内のこの辺りには割と多い樹木ですので、あちこちに移動して食している様です。
戸隠ほどではないにしても野鳥の好む木の実が結構ある様で、秋の渡りが今後とも楽しめそうです。

次回はこの続きでマミチャジナイを更にアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

オシドリ カワセミ/岡山県

2022-12-27 | 中国地方
オシドリ♂♀ 2022年11月7日 岡山県

11月7日(続き)、川の下流からオシドリのペアが泳いで来ました。ゆっくりと上流の方へ泳いで行きます。
そして、再びカワセミ幼鳥。
止まっている写真ばかりでもつまらないので、カメラのプリキャプチャー機能を使って、飛び出しをゲットすることにしました。加えて、画像合成機能も使って、連続写真にしてみました。2枚の画像を合成するとどうしても対象が薄くなってしまいます。
それでもさらに合成を重ねて3枚分の合成写真。
さらに動合成という動いている対象だけを合成してくれる機能を使って見るとこんな感じの連続写真が出来上がります。カメラがやってくれるので、鳥の出ない待ち時間の退屈な時間を潰すことが出来ます。

次回は県北の森林公園にやって来たマミチャジナイをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ジョウビタキ イカル カワセミ/岡山県

2022-12-24 | 中国地方
カワセミ親子 2022年11月7日 岡山県

11月2日、早朝に自宅周りを散歩していると昨年と同じ場所にジョウビタキ♀。電線の上に止まって、辺りを見回している様です。自宅の周りは山に囲まれた、いわゆる谷底にわずかな平地がある地形、日照時間が多少、少なくなるという欠点はありますが、写真が空抜けにならずに山バックにできるという利点もあります。まだ霧のかかる中、霧と稜線をバックにジョウビタキを写してみました。
位置を変えて季節の紅葉がバックになる様に撮影位置を少しづつ移動。いろいろなアングルを試してみました。
実ったムクノキなどの実を食しにイカルが数十羽群れています。警戒心が強いので、中々近くで撮れませんが、何とか群れで飛んでいる所を収めることが出来ました。

11月7日、昨年、しっかりヤマセミを撮らせてもらったポイントに出かけましたが、主役はサッパリ。カワセミ幼鳥♀が慰めてくれました。
するとお父さんと思しき成鳥が登場。やはり色が鮮やかですね。
幼鳥の方はと言うと上を見上げる様な姿勢のまま。この状態がしばし続いて、親は飛び去ってしまいました。
ここに現れるのは幼鳥がほとんどですが、何も来ないよりはマシですね。
背中の水色は既に鮮やかで後ろ姿ならまだマシだなと。

次回はこの続きでオシドリとカメラの機能で少し遊ばせてもらったカワセミをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

クマタカ /岡山県

2022-12-21 | 中国地方
帆翔するクマタカ成鳥 2022年10月31日 岡山県

猛禽の声がするので、おやっ?と思って探すと杉の木の天辺にクマタカ成鳥!盛んに鳴いていました。
間も無く飛び出して行きました。喉が大きく膨らんでいますね。獲物がしっかり取れたのでしょうか。
飛んで行った方角に歩いて行くと、またしてもピーピーとクマタカの声。木立の中に白い点が見えるので、見るとクマタカの若鳥ではないですか、よく見ると左の方に親の姿も見えます。若鳥は白いので目立ちますね。
顔の模様からすると2〜3年目くらいの個体でしょうか。
親の方はちょっと見え難かったですが、すぐに飛び出して‥‥
見ると喉が膨らんでおり、先ほどの親鳥でしょう。
青空バックに暫し帆翔してくれました。
クマタカの縞模様は本当に綺麗ですね。

次回は10月31日の自宅周りのジョウビタキ、イカルと県北のカワセミをアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

イヌワシ

2022-12-18 | 日本

初めてイヌワシを見ることが出来ました。伊吹山に出かけたことはありますが、見事に振られての事ですので、感動のライファーでした。絶滅危惧種ゆえに場所、日時などは伏せていますが、伊吹山でない事は確かです。
その日、突然、視界に巨大な影が2つ現れ、一眼でイヌワシとわかりました。2羽のペアでしょうか、悠然と飛び去って行きました。その間、ほんの1分ほどでしょうか、夢中でシャッターを切りました。お天気が悪く、色が出なかったのは残念ですが、顔がちゃんと見えたのは幸いでした。しかし、その姿は神々しささえ感じます。保護には万全を尽くしたいものです。

次回も猛禽でイヌワシと並ぶ最大種のクマタカをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ムギマキ コゲラ ジョウビタキ ヤマガラ/岡山県

2022-12-15 | 中国地方
ムギマキ♀ 2022年10月27日 岡山県鏡野町

10月21日、自宅周辺のジョウビタキの今季の縄張りはどうかな?と散策したところ、昨季と同じ場所に同じ性のジョウビタキがいましたので、同じ個体かは断定出来ませんが、可能性としてはあるのかなと思います。こちらは♀

10月27日、県北の森林公園に出かけてみました。今季は赤い実を付けているマユミの木が5、6株はある様で、コラボを期待してムギマキを探しました。すると木の茂みに小さな小鳥がやって来たので、見るとムギマキ♀!岡山県でも見る事が出来、嬉しいものです。待っていましたが、残念ながらマユミには来てくれませんでした。
その代わりやって来たのは、コゲラ。コゲラはマユミが好きですね。おかげで、マユミの赤い実とのコラボが撮れてハッピーです。青空の方が良かったですけどね。
赤い実を丸呑みしています。
園内を散策しても目ぼしい小鳥は見つかりませんでしたが、エゴノキの実にやって来たヤマガラが被写体になってくれました。バックに紅葉が少し写り込んで、多少季節の雰囲気は出たかと。
戸隠ほどでは無いですが、ここ岡山でも秋の森林の渡りを多少は楽しめる様です。

次回はライファーとなったイヌワシをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ノビタキ オシドリ ジョウビタキ ケリ/岡山県

2022-12-12 | 中国地方
田んぼのノビタキ 2022年10月19日 岡山県井原市

10月14日、前日初認のジョウビタキ♂、翌朝、目が覚めて、ふと外を見るとジョウビタキが静かに佇んでいました。

10月19日、フィールドの小さなダム湖に出かけるとオシドリがやって来ました。今季初のお目見えで、朝靄の立つ湖面に浮かんでいました。残念ながらしばらく居たのですが、いつの間にか居なくなり、12月2日の時点では姿が見えません。居ついてくれなかった様です。
朝靄の逆光下でシルエット。
南下して井原市の田んぼでノビタキ 捜索。まずはケリ。
小さな豆の出来た雑草の上にいるのを見つけました。
刈り取りの遅いイネがまだ残っています。雑草の上で。
スズメの方が強い様で、ノビタキは引き下がっている様でした。
ヒレタゴボウの上に。午前中だと光の効果は出ないですね。
ソバノビの派手さは無いですが、黄色い小さな花とのコラボが撮れて、今季はこれで満足という事にしました。さて、来季は?

次回は、県北の森林公園で見つけたムギマキ、コゲラとマユミ、ジョウビタキなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

五島列島福江島紀行 その9 東与賀干潟 ハシブトアジサシ ホウロクシギ等

2022-12-09 | 九州
カニをキャッチしたハシブトアジサシ 2022年9月27日 東与賀干潟

9月27日(続き)、ハシブトアジサシが目の前を、といってもかなり距離はあります、横切って飛んでいましたが‥‥
水面近くに来たかと思うと、カニ?をキャッチ!首がこんなに曲がっているんだとアクロバチックな飛翔に感心しました。
頭をもたげて態勢を立て直していると‥‥
落としたのか捨てたのか分かりませんが、カニ?が落ちてしまいました。
再び近づいて来て‥‥
またもカニ?をキャッチしました。
今度は落とさず、無事運んで行きました。
暫し飛び交っていましたが、シギチの間に降り立って、その姿は分からなくなりました。
個々のシギを撮ろうかと思いましたが、あまり綺麗に撮れません。これはホウロクシギ。
ダイサギの集団がアッケシソウの中で採餌、白と赤のコントラストが綺麗でした。
ダイシャクシギはかなりの数が越冬するそうです。
ふと足下に目をやると小さなトビハゼが動いていました。可愛らしいので、つい、シャッターを押してしまいました。
12時を過ぎて晴れ間も出てくるようになりました。少し色が出るようにはなりました。
しかし、干潟は遠くまで広がり、シギチは遥か彼方、引き上げる事にしました。潮位が5m以上になる時にまた訪ねたいものです。以上で、五島列島福江島紀行は終了です。長々とアップしていたので、ますます、季節がずれてしまいました。

次回は地元でのジョウビタキ、オシドリ 、ノビタキ等をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難うございます。

五島列島福江島紀行 その8 東与賀干潟 ハシブトアジサシ オオメダイチドリ ダイゼン等

2022-12-06 | 九州
シギチの群飛と色付くアッケシソウ 2022年9月27日 東与賀干潟

9月27日、福江島からの帰り道、ちょうど大潮で条件が良いので、東与賀干潟によることにしました。しかし、この日は生憎の雨、満潮の10時となってもまだかなりの降りです。暫し待機し、小降りになって来たので、干潟に出る事にしました。水浸しになっている歩道の上のオオメダイチドリ、メダイチドリ、シロチドリ、ダイゼンなどを観察していると、潮が引いて干潟にシギチが舞い降り始めました。慌てて飛ぶシギチをカメラに収める事にしました。やはりすごい数です。
色付き始めたアッケシソウの上を飛ぶところを狙いました。
圧倒的にダイゼンの数が多いですが、大型のシギ、ホウロクシギやダイシャクシギも目に止まります。
少しトリミングしてみると、ダイゼン、オオメダイチドリ、メダイチドリ、ハマシギ、トウネンなどが写っています。
オオメダイチドリはメダイチドリと一緒にいると、体全体の大きさ、長い嘴など違いがよくわかります。
時に歩道の上にも戻ってくることもありました。
そんな中、ハシブトアジサシがいることを教えていただき、カメラを向けると飛び立ち近くを飛んでくれました。嬉しいライファーです。
太い嘴でそれとすぐわかります。アッケシソウの上をかすめて飛んでくれます。
他にオオソリハシシギ、ムナグロ、アオアシシギ、キリアイ、オバシギ、アカアシシギ、ウズラシギ 、オグロシギ、チュウシャクシギなどがいましたが、遠くてあまり写真にはならず、観察のみとしました。

次回はこの続きで、狩りをするハシブトアジサシやシギチをアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。


ノビタキ ケリ モズ/岡山県

2022-12-03 | 中国地方

ノビタキとヒレタゴボウの花 2022年10月7日 岡山県井原市

10月7日、不発に終わったソバノビ、そこで確実にいるであろう県南部の田んぼに出かけました。昨年は土手の草むらにノビタキ数羽が飛び交っていましたが、今季は見当たりません。おやっ?と思っているとモズが睨みをきかせていましたので、警戒しているのかなと近くの田んぼを回ってみると、いました。
お馴染みのセイタカアワダチソウに。
刈り取り前のイネの上でも。
田んぼの雑草とか‥‥
小さな黄色い花に止まっているのを見つけました。夕暮れ時で、少し浮かび上がるようで、なかなかいい雰囲気だなと自己満足。それにしてもこの黄色い花は何だろうと問い合わせると、詳しい方にヒレタゴボウ(別名アメリカミズキンバイ)と教えていただきました。外来種で、近年、田んぼに蔓延っている困り物だそうです。花は可愛いんですけどね。
さらに暗くなって来て、黄色の花も浮かび上がって、ホタルが光っているように見えて、幻想的で、なかなか良いかなと(個人の意見です)。
困り物の外来種とのコラボを楽しんで良いのかと、ちょっと悩みます。

10月9日、翌々日に出かけるとケリが静かに田んぼの中に佇んでいました。
こちらは若鳥のようです。
ノビタキはやはり井原市のこの田んぼに行けば、ちゃんとお目にかかれて、嬉しいものです。

次回は、九州北部遠征の最後の訪問地である佐賀県の東与賀干潟の様子をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。