ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

乗鞍岳畳平紀行2020年9月 その2 イワヒバリ ライチョウ ホシガラス カヤクグリ/白樺峠 ハチクマ クマタカ サシバ等

2020-10-29 | 中部地方

イワヒバリ 乗鞍岳畳平大黒岳

9月12日午後2時半〜5時 大黒岳:(その1からの続き)雨は何とか止んだのでもうしばらく大黒岳で鳥見続行です。ライチョウの居たあたりから少し下った岩の上や開けた場所でカヤクグリ、イワヒバリが遊んでくれました。まずはイワヒバリ。名前の通りの岩の上。
岩の上にカヤクグリが出てきて、多いときには3羽出てくれました。

カヤクグリは警戒心が強いのですが、時にハイマツの上にひょっこり出てきます。
ライチョウはどうしたかなと少し登って、最初に会った場所に戻ると座り込んでまったりとしています。もうお休みタイムなんでしょうか(時刻はちょうど16時)。
角度を変えて、逆光気味に。
近くの開けた地面でイワヒバリがチョロチョロしています。何をしているのかいなと見ると、どうもコマクサの萎れた花弁を食している様でした。右に見えるまだピンクの花には見向きもしていませんでしたので、少し萎れたのが食べ頃なんでしょうか。
コマクサの盛りは過ぎていますが、あちらこちらに生えているので、花がピークの頃にこの場所にイワヒバリやライチョウなどが絡んでくれるといいでしょうね、きっと。
さてライチョウはと見るとやっぱりまったりしています(16時28分)。「お疲れさんでした、おやすみ」とその場を離れて宿に向かいます。
戻る途中の道路からハイマツの群落を見下ろすとひょっこりホシガラスが出てきます。まだ松の実集めに精出しているのでしょうか。
宿に戻り午後5時からの夕食で久しぶりのライチョウとの再会に乾杯したことはいうまでもありません。

9月13日畳平:宿の大部屋に1人ゆったりと眠りにつくと、夜半に雨音が聞こえます。夜が開けても結構な雨。予報では曇り時々雨だったけどな〜とぼやきつつ山の天気はどうしようもありません。朝食を取ってもやっぱり雨。さすがに外に出るのは躊躇われるほどの雨と風。部屋でのんびりすることにしました。すると午前7時50分頃の事でした「ヒデびたきさん!カモ、カモ!!」と宿の方が呼んで下さいました。すると何と宿の前の鶴形池にカモが8羽いるではありませんか。悪天候で、渡り途中に降り立ったのでしょう。宿の方によるとたまに鴨が降り立つことがあるそうです。見るとオナガガモです。こんな高い所で、カモに会えるなんてちょっといいかも、などと下界でなら一瞥で終わってしまうオナガガモに宿の方や泊まり客の方々とついつい見入ってしまいました。カモ達は午後の天気回復とともに飛んで行きました。
さて、雨は一向に止む気配がないので、宿で本など読んで過ごしていましたが、昼過ぎてやっと小降りになりました。霧の中、大黒岳まで登ってみましたが風は強くおまけに寒い。天気の悪い方がライチョウは見易いと言われていますが、やはり風が強いと出てこないんでしょうね。他の鳥たちもやっぱり今一つ。この日は、オナガガモが貴重な一枚となりました。

9月14日午前5時半〜9時畳平: 日の出前に活動開始。今日は風は強いけどいい天気で、ご来光も拝めました。
近くを散策すると、5時55分頃、ホシガラス。松の実集めに余念がありません。
6時半の朝食に戻ろうと池辺りを歩いていると上空をホシガラスが通過。
朝食後、9時5分発のバスまで、大黒岳回りをうろついて見ましたが、成果なし。ただ、槍ヶ岳をはじめとした北アルプスの山々が綺麗でした。

10時半ごろには白樺峠に到着。大雨で法面が崩れて通行止めだった様でしたが、数日前に乗鞍観光案内所側からのみ通行可能となっていました。到着後、20分の山道を喘ぎながら登って鷹見台に到着。ピーク前のせいか、鷹見の方はそれほど多くありません。あちこち空いているので、適当な場所に腰を据えて、待っていると、先ずはツミが飛んできました。何かネズミの様な獲物を掴んでいます。
さて、渡りのタカたちですが、この日はハチクマが結構飛んでくれました。が、天気が良すぎるせいか皆んな高い!😱 トリミングしてもこの程度で、お手上げでした。
唯一近くを飛んでくれたのは、逆光側に現れて、この有様でした。
サシバはほとんど見かけませんでした。この一枚のみ。
何故かクマタカが何度か出現。でも遠い!
どうにも近くを飛んでくれないので、午後3時半ごろに見切りをつけて帰宅。平日のせいか渋滞には巻き込まれず順調に帰ることができました。ちなみに記録では、サシバ51、ハチクマ91羽飛んだそうです。やはり鳥見はタイミングが大事ですね。

次回は、ライファーのアメリカウズラシギ、ヨタカやノビタキなどの近隣の秋の渡り鳥たちをアップする予定です。

乗鞍岳畳平紀行2020年9月 その1 ライチョウ ホシガラス イワヒバリ カヤクグリ ルリビタキ等

2020-10-22 | 中部地方
ライチョウ♀  乗鞍岳畳平

9月12日11時〜14時頃 乗鞍岳畳平大黒岳: 本年9月のシルバーウィークは4連休、混雑を避けてその前の週の9月12〜14日に乗鞍岳畳平と白樺峠に行ってきました。タカの渡りのピークには少し早いと思いましたが、少しは飛ぶだろうし、ライチョウ、ホシガラスは少し早いほうがいいかなという目論見でした。コロナのせいか山はがらがら、乗鞍白雲荘に投宿しましたが、2泊とも大部屋に1人で広々でした。しかし、ライチョウ初め高山の鳥達にはしっかり会えて良かったのですが、白樺峠はハズレ。ハチクマは結構飛んでくれたのですが、お天気が良過ぎたせいか皆んな高い!近くを飛んでくれませんでした。
さて、乗鞍岳観光案内所10時発のバスに乗り込み畳平に到着。いい天気ですが、紅葉はまだでした。宿に荷を下ろし、ライチョウが目撃されている富士見岳、大黒岳に向かいました。早速ホシガラスのしゃがれた声が聞こえてきますが、そこら中にいた2017年に比べると静かです。閉鎖されている岐阜県側の乗鞍スカイラインの道沿いに歩いているとハイマツの上に食料確保に余念のないホシガラスが突然現れます。 
ハイマツの松ぼっくりを咥えて運んで行きます。
道路上の飛翔、翼の裏側(下雨覆)の模様がよく見えます。
道路の欄干に止まってくれました。
大黒岳に岐阜県側から登りました(上りが緩やかなもんで‥‥)。するとハイマツの上にカヤクグリが出て迎えてくれました。
ホシガラスのクチバシの先に松の実が見えます。貯食しているのでしょうね。しまい込んだ場所を憶えているホシガラスの記憶能力はヒトを遥かに凌ぐそうです。
山の天気は変わり易い。先ほどまでいい天気でしたが、すっかり雲に覆われ、おまけに細かいシャワーの様な雨が降り出しました。
こりゃいかんと山を下っていくと、いきなり道のそばにいるライチョウと鉢合わせ!
近過ぎ!て画角からはみ出す!という事で、後退りして写真に収めさせてもらいました。足輪のある♀の様ですね。
濡れた羽をブルッと。
ゆっくりと歩みを進めます。
遊歩道の上をゆっくり歩いたり、立ち止まったり‥‥
羽を広げてくれました。初列と次列風切羽は夏でも白いんです。
ライチョウを追っ払って前に進むわけにもいかないので、雨も止んだことで、再び遊歩道を山頂側に戻ることに、しばらくしてまた同じ場所に来ると、まだいました。
ふと声のする方を見るとホシガラス。
ようやくライチョウが道からゆっくりと離れて行きました。
付近の開けた所にイワヒバリも。
何か突いているので、見ると花弁です。コマクサの枯れかかった花弁ですね。これも食料になるんですね。
ハイマツの上に乗った小鳥を見るとルリビタキ、幼鳥の様です。
近くに別の個体が現れましたが、こちらは成鳥♀のよう。
周辺の景色です。辺りはハイマツに覆われ、遠くに岐阜県側の山並みが望めます。

次回は、この続きで、まだまだ小鳥達が結構出てくれました。
2017年9月に同所に出かけてホシガラスがそこら中にいた(ライチョウも結構いました)時の日記はこちら

小笠原紀行2020年8月 その6 シロハラトウゾクカモメ カワリシロハラミズナギドリ シロハラミズナギドリ アカオネッタイチョウ アカアシカツオドリ カツオドリ アカエリヒレアシシギ等

2020-10-15 | 小笠原、三宅島、航路
シロハラトウゾクカモメ 小笠原聟島列島付近

8月29日15時〜18時頃 小笠原航路 父島〜聟島列島の北沖:いよいよ小笠原ともお別れです。お別れをジーンとさせてくれるのが、世界一とも言われる小笠原のお見送り。桟橋には見送りに多くの人が集まって、手を振って別れを惜しみますが、それだけでなく、観光クルーズ船が出航した小笠原丸に随行してくれます。
そして最後は船からのダイビング!海鳥クルーズでお世話になったSeaTacのスタッフさん達もダイビングです。やっぱりジーンときちゃいますね😢 
さて、船は品川の竹芝桟橋を目指して北上、船の右舷のデッキに陣取ります。カツオドリ 、オナガミズナギドリとこのアナドリも見送ってくれる様でした。
そして、ちょうど1時間ほど経った午後4時に「1時にシロトウ!」の声に前方の空を見上げるとシロハラトウゾクカモメが飛んでいます。さすがに夏羽の細長い尾羽は短くなっていましたが、間違いなくシロトウです。すっきりした配色で、スマートな感じがいいです。399種目のライファーでした。
4羽ほどいた様です。なんとか2羽一緒に写せました。
カツオドリは相変わらず船のお伴をして、すぐ側を飛んでくれます。
オナガミズナギドリもご覧の通り沢山出ます。時に鳥山を作って、何百羽が群れていることも何度かありました。
シロトウが出てから、ちょうど1時間後の17時、再びシロハラトウゾクカモメ出現。今度のは頭頂があまり黒くないので、若鳥でしょうか。数羽が同じ様に東から西に飛んで行きました。
17時を過ぎて、少し日も傾いてくると南東の空に十三夜にはちょっと早い月が浮かんでいるのが見えてきます。これはカツオドリとコラボさせなきゃと狙いますが、狙うと思い通りに来ないもの。ようやく月のそばを通ってくれたので、連写連写!
なんとか月とカツオドリが収まりました。それと言うのも中村さんに言わせるとかつてないほどカツオドリが多い!とのことで、数打ちゃ当たるの様でした。
時刻は17時45分。少し暗くなってきましたが、カツオドリはまだまだ付いてきます。まだ魚が見えるですかね。そして、またまた月にカツオドリです。
夕暮れ時のカツオドリ。赤く染まった雲の色を出そうとするとカツオドリが真っ黒になるし、カツオドリに露出を合わせると雲の色が出ないしどうしたもんやら。
そんなこんなであっという間に日没。そして鳥見は終了。シャワーを浴びて船の食堂に向かいライファーのシロトウに1人で乾杯です。

8月30日午前5時〜午後2時頃 小笠原航路 青ヶ島の南〜八丈島〜東京湾: 日の出前から始動。しかし、今日も日の出は見えず、残念。左舷に陣取りましたが、もうたいした鳥は出ないだろうとたかを括って大砲をしまってしまったのはしまったことになってしまいました。思いがけず次々にライファーが出てくれるのですが、遠い!420mmではちょっと役不足でした。と言うことで何が出たかと言うと、始動後、直ぐの午前5時20分頃、いきなり「カワリシロハラ!」えっ!と慌てて探すと見慣れないミズナギドリが双眼鏡の視野に。翼先端の白い班が目立ちます。何とか写真に収めることが出来ました。先端の白斑とクチバシ付け根が白くないので、カワリシロハラミズナギドリです。何と嬉しいことに400種類目のライファーがいきなり出てくれたわけです。さらに続けて、コシジロウミツバメが出現!こちらは残念ながら双眼鏡で姿は見えて、カメラを向けましたが、もう視野に捉えることが出来ず、写真には収められませんでした。それでもライファーとしてリストには登録しました。
興奮冷めやらぬ午前6時半。姿は見たものの写真に撮れていなかったシロハラミズナギドリが出てくれました。ちょうどガスってしまいましたが、何とかその特徴である翼の模様が出ています。
それから1時間後の7時47分、ふと船の後方7時の方向を双眼鏡で見ると、白い鳥が東に飛んでいます。慌ててカメラに収めましたが、小さくてちょっとぼやけて、ブレ気味。中村さんとツアー参加者ながらプロ並みの若いAさんに見てもらうと「アカオネッタイチョウ!」との事。言われてみれば、全体的に白いし、嘴が少し赤い様で、確かに特徴が出ています。そこで、めでたくライファーとしてリストに登録。僅か2時間ちょっとで、3種もライファーが出てくれ、嬉しい限りです。全く何と言う事でしょう!😂 
さらにAさんがヒメクロウミツバメを見つけてくれたのですが、こちらはどうしても捕捉することが出来なかったので、さすがにリストには入れませんでした。
船は順調に進み房総半島も見え出した頃。渡り途中のアカエリヒレアシシギが5、6羽浮かんでいました。
同じ個体かどうかわかりませんが、アカアシカツオドリがまたまた登場。
東京湾に入ってオオミズナギドリの数は増すばかり。通常湾内にはいないと言われているのですが、どうしたんでしょうね。餌がたっぷりあるんでしょうね、きっと。
と言う事で、充実した小笠原の旅は終わりですが、やっぱり最後は夕焼けで締め括りたいので、スマホで撮った前日の夕景のカツオドリで終わりとします。
今回の旅では、コロナ第2波のピークと重なっていたせいか、当初、満席だった参加者が5人となってしまいツアー会社は赤字かもしれませんが、こちらとしては、ちょっとラッキーでした。また、参加者のAさんがプロ並みの目を持っているので、ガイドさんが2人いる様な感じでした。沢山見つけていただき本当にありがとうございました😁 
小笠原には昨年、父島とんぼ返りツアーで行って、少々物足りなさを感じていましたが、フルに6日間過ごすとすっかり気に入りました。また行きたい!です。

次回は、一転して9月12日から乗鞍畳平に行って来ましたので、ライチョウ、ホシガラス、イワヒバリなどをアップする予定です。暑い小笠原の海から一転して山の上は寒かったです。ホント。


小笠原紀行2020年8月 その5 メグロ メジロ ヒヨドリ カツオドリ 等

2020-10-08 | 小笠原、三宅島、航路
メグロ&パパイヤ 小笠原母島

8月29日午前9時20分〜10時45分頃 母島前浜地区: 前回からのパパイヤとメグロ、パパメグの続きです。昨日通りかかった時には、熟して割れ目はあったものの、まだ中身はしっかりあったはずですが、ほとんど皮ばかりの有様。でも食べるところはまだまだある様で、ひっきりなしにメグロ、メジロ、ヒヨドリがやってきます。ヒヨドリが来ると居座る時間が長いですが、ちゃんと交代してくれます。当然ですが、メグロばっかり撮ります。
枝にぶら下がって遊んでいます。
20分ぐらいパパイヤに張り付いて撮っていたので、少し離れることにして、山の方に登って行きました。すぐにメグロと出くわします。やっぱり、地面が好きな様で道路に降りてきます。
小一時間も離れていましたが、やっぱりパパメグが良いなと、戻ってきました。今度は、角度を変えてパパイヤの中身が見える方から撮りまくりました。メグロ達は残り少なくなった実を剥ぎ取る様に食しています。
他の鳥達も少し載せます。メジロも剥ぎ取る様に実を食します。クチバシの間に実が見えます。
亜種オガサワラヒヨドリがやってくると食事の時間が長いです。体が大きい分しょうがないですね。
メグロとメジロの鉢合わせ。やっぱり少し体のデカいメグロが優勢ですね。
トリミングしないとこんな感じです。やっぱりパパイヤは南国ムード満点ですね。
メジロは複数羽で順番待ち。
そろそろ時刻は10時45分、切り上げて11時集合の母島丸待合所に向かいます。寂しいですがメグロともこれでお別れ。
午前11時〜午後2時頃 母島沖港〜母島航路:待合所でお昼のお弁当を食し、土産物を物色。メグログッズ のピンバッチとTシャツを手に入れ、母島丸に乗船。12時に出港するとすぐに大きな岩があります。カツオドリがチラホラ見えますが、船を待っている様です。船に驚いて飛び出すトビウオを狙うのでしょう。
カツオドリがやっぱり付いてきました。母島をバックに撮らせてもらいました。
船のすぐそばを飛ぶので、スマホで写してもこの通り。もう母島が遠くになってしまいました。
さてカツオドリですが、盛んに海にダイビング。肉眼ではよく見えなかったのですが、写真に撮って見るとトビウオが写っています。カツオドリの左前方に飛んで逃げています。
カツオドリはダイブしても直ぐに追っかけます。
この写真では、カツオドリの左の翼下と左前方にトビウオが2尾見えますね。
クチバシの間にトビウオが! 狩りに成功した様ですね。
激しく水しぶきを上げて猛追!
しかし、右下に離れていく様で、失敗でしょうね。
こんな感じで、2時間の短い船旅ですが、海鳥達が楽しませてくれます。他にはいつものオナガミズナギドリ、アナドリに加えてライファーとなるシロハラトウゾクカモメが出ました。シロトウの写真は、小笠原丸でもしっかり出てくれたので、次回にアップします。

次回はいよいよ小笠原紀行の最終章で、29日午後3時から5時ごろまでと翌日の小笠原航路の海鳥達をアップします。


小笠原紀行2020年8月 その4 メグロ メジロ ヒヨドリ ムナグロ キョウジョシギ等

2020-10-01 | 小笠原、三宅島、航路
メグロ 小笠原母島

8月28日16時頃母島前浜地区: 地元の親切なバーダーの方に方々を案内して頂きましたが、多分いない亜種アカガシラカラスバトを見つけることは出来ませんでした。時間も押してきたので、メグロポイントの一つの小さな神社に戻ってきました。水盤に水を求めてメグロ達がやってくるそうです。ところが工事のためか水が止められていて、水盤にはちょっと汚れた水が残っているばかり。それでも次々にやってきます。まずは、メジロがやってきて水浴び。あまり人工的ではない水盤なので、背景としても悪くありません。
程なくメグロが来ました。しかし、綺麗好きなのか水盤の様子を見るだけで水浴びしません。
メジロと鉢合わせ。ちょっと体が大きいせいか優位な様子。
水の出るところがわかっているのか「蛇口を捻ってくれよ!」とでも言っている様な気がしました。でも、出ないんです。
地面をよく歩くのか、メジロより足(跗蹠)が長いですね。
首をかしげる仕草は何とも可愛い!
枝止まりで全身を見せてくれました。
16時半には宿に引き上げ。17時からの食事には日本の固有種完結を肴に美味しいお酒が飲めました。

8月29日午前5時過ぎ〜7時半 母島各所: 夜半に雷雨がありましたが、日の出前に起き出す頃には小降りになっていました。地元の親切なバーダーの方が今朝も案内していただけるとの事。幸い定員が空いているとの事で、またまた車に乗せていただくことになりました。本当にありがとうございます。さて、出発後まだ薄暗く少し雨も残る中、山の道沿いにトラツグミがいました。近年、小笠原に分布を広げ、個体数を増やしているとの事で、何でトラツグミなのか面白いですね。
グラウンドに行くと渡り途中であろうムナグロとキョウジョシギがいました。遠くに見えるのはイソヒヨドリ 。他に会ったのはウグイス、キセキレイ、ヒヨドリぐらいでした。
アカポッポには会えませんでしたが、メグロにはあちこちでお目にかかれました。地面を歩いたり‥‥
枝に止まったりしてくれます。
クチバシの基部に黄色い粒が付いていますが、何でしょうね?
7時半からの朝食に間に合う様に宿に戻ってきました。少し時間があるので、宿の周りを歩いてみました。するとメグロの声がしてすぐそばの道の上にいました。
もう1羽いて、民家の軒先で仲良く遊んでいました。

8時20分〜9時20分頃: 朝食を終えて、12時の母島丸の出航までは、自由時間。メグロをたっぷり撮るぞ!と出かけました。市街地のパパイヤにメジロ。ここまで来たら「パパイヤ-メグロ」が撮りたいですね。
登り坂の途中で昨日と同じ様なところにメグロ。
地面にも降りてきます。
この登り坂にはハイビスカスが街路樹の様に植えられていて、やっぱりメジロが蜜を求めて今日もいました。花がよく見える絶好の位置ですが、花の赤色が飛んでしまいました。なかなか難しい!
さらに登っていくと、道路脇のパパイヤが熟していて、かなりの部分が食されています。メジロやヒヨドリが張り付いていましたが、メグロも来るだろうと腰を据えることにしました。すると程なくメグロ登場。パパメグもあっさり達成。
座り込んでいるとメグロの大きな声。あれっ!と振り向くと目の前にメグロ。距離は1m程、近すぎます。ギリギリでフォーカスが合いました。どアップです。
食事の優先順位は、体格に依存している様で、ヒヨドリ>メグロ>メジロです。なのでヒヨドリがいれば、メグロは「まだかな〜」といった様子で待ってます。
メジロの順番は最後ですが、数が多いのかよく来ます。
薄い黄色の花はパパイヤの花でしょうか、幹に直接付いています。

枚数が多いので、次回も引き続き、パパメグと母島〜父島航路のカツオドリとトビウオの攻防戦をアップします。