ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

コミミズク チョウゲンボウ 東京都

2020-01-13 | 関東地方
コミミズク 東京都瑞穂町にて

1月13日東京都瑞穂町: 今シーズンは、冬鳥の当たり年かと思いましたが、どうも全体的に良いわけではなく、種によって当たり外れがあるようです。コミミズクは比較的当たりの1種かもしれません。ここ米軍基地にけっこう出ているということで初めて行ってみましたが、本当に広大な基地の滑走路(政治的コメントは控えておきます)。金網のフェンス越しに観察するというなんとも言えない気分でしたが、確かに昼間っから何羽も飛び交っています。草は刈り込まれて背丈が低いので、餌取りには適しているのかもしれません。人も車も来ないし、滑走路といっても民間機は来ないし、本当の端っこなので、飛行機が飛び交うこともありません。さて、前回アップしたルリビタキを見たのち、移動して午後3時ごろ着くと、もうすでに飛び交っています。運よく割と近くに降り立ちました。南向きなので、逆光ですが、それはそれで、コミミズクが光で浮かび上がるので、また良いかなと思うのです。
誘導灯の上に止まって、獲物を探しますが、人工物を積極的に入れてみても面白いかなと‥‥
時刻は15時半ごろ、少し陽が傾いて来ています。
獲物を狙って急降下した後飛び立つと、足がしっかり出ています。
滑走路らしい表示板をバックに。15時50分頃。
ちょうど16時頃です。
16時10分頃。
16時半頃、日は陰り少し暗くなって来ましたが、一番近くを飛んでくれました。
基地なので、こんなのがバックになる事も。
16時50分頃、暗くなって来た方がよく飛ぶかと思うと、そうでもないんです。だんだん飛ぶのが少なくなり佇む時間の方が多くなります。そろそろ引き上げ時かとふと近くの木をみるとチョウゲンボウが飛んで来ました。餌をめぐってコミミズクと争う事もあるようです。
フェンス越しで、道端で、コミミは遠いし、あまり良い条件ではありませんが、よく飛んでくれます。

次回は、ネタがなくなって来ましたが、埼玉県でのオオハシシギ、オオマシコ 等をアップする予定です。


コノドジロムシクイ ルリビタキ 東京都/オオマシコ 埼玉県

2020-01-11 | 関東地方

コノドジロムシクイ  東京都八王子市にて

12月29日埼玉県: およそ1ヶ月ぶりの訪問になりますが、埼玉県のお山のオオマシコ のポイントに行ってみました。暮れも押し詰まった29日なら、CMさんも少なめではないかとの目論みですが、そこそこの方がいらっしゃってました。でも東屋の中で1列目にカメラを構えることが出来き、主役の出現頻度は良好でしたが、アトリの姿が今シーズンは見えません。辺りを散策しても、あまりウソやマヒワの鳥影はなく、オオマシコ のみが当たり年な感じです(といっても、昨シーズンが少なかったといった方が正確かもしれません)。
まずはゴジュウカラですが、昨シーズン見えませんでしたので、戻って来たということでしょうか。
オオマシコ は、10羽以上いるようですので、♂成鳥、♀成鳥、♂若鳥、♀若鳥と4種類の外見の違いを楽しむことが出来ます。お山は少し前に雪が降ったようで、僅かに残っています。その上に来てくれたオオマシコ ♂若のようです。額と顎に少し銀色の成鳥羽が見えます。
この子は♀成鳥でしょうか。
赤みが少し強く、額と顎に少し銀色があるので、♂若でしょうか。昨シーズン撮れなかったので、ついつい‥‥
♂成鳥はやはり格別です。雪の上だと赤紫が映えますね。
枝止まりですが、普通はすらっと止まっていますが‥‥
寒いのか、くつろいでいるのか、達磨さんのようにまん丸になってます。
この日は地面を歩き回るのが多かったです。

1月11日東京都八王子市: 八王子に迷鳥コノドジロムシクイ が入っているという情報をいただき、ソワソワしながら土曜日を待ちました。今シーズンは愛知県にも出ていて、ライファーだけどちょっと遠くて行けないなと思っていたところが、何と東京にも入ったということで、喜び勇んで出掛けました。電車を乗り継いで、到着すると、聞いた通り本当に街の中。川沿いに出てくれると見やすいと思いましたが、民家の庭木の間をチョロチョロしているようで、皆さん路地で待たれています。ご理解あるご近所の皆さんに感謝感謝です。程なく、本当に民家の庭木に登場。ムシクイ類らしく、木々の間を動きまわります。渡良瀬で見たチフチャフに外見や動きが似ているなと感じましたね。容易にカメラに収めることが出来たので、そそくさと家路に着きました。

1月13日東京都側の狭山丘陵: 昨シーズン、MFの狭山丘陵にやって来たルリビタキ♂成鳥ですが、同じポイントで見ていませんので、残念ながら、帰って来なかったようです。しかし、別のポイントで、♂成鳥に無事会うことが出来ました。しかも、オス同士で、縄張りを接しているようで、2羽同時に見ることが出来ました。写真のこの子はほぼ青いのですが、僅かに茶色の羽が見えるので、3年目でしょうか。頬に白い斑点のような模様がありますね。
同じ場所に、続いて現れたこの子は青いんですが、茶色味が多くあるので、2年目でしょうか。
こちらは再び3年目くんです。
入れ替わるように2年目くんです。
今シーズンも狭山丘陵でルリビタキ♂成鳥と遊べそうです。

次回は、その後に出向いた基地の滑走路で狩をするコミミズクをアップする予定です。

ミヤマホオジロ タゲリ等 岡山県/チュウヒ ハイイロチュウヒ 栃木県/リュウキュウサンショウクイ 埼玉県

2020-01-01 | 中国地方

ミヤマホオジロ♂  岡山県高梁市にて

12月21日栃木県渡瀬遊水池: 14日にハイチュウ♂とたっぷり会えたので、気を良くして翌週も出かけました。その前に吉見町に立ち寄りましたが、コチョウゲンボウの姿は無く、チュウヒの♂がカラスに追われていました。
渡良瀬にはお昼前に着いたので、まずは板倉町の農耕地に寄ってみましたが、コクマル、ミヤマは見つからず、ケリが2羽、田んぼに佇んでいるのが見つかりました。ここでは初めて見ました。
少し早めにチュウヒのねぐら入りポイントに着くと、運のいいことに14時半に早速、ハイイロチュウヒ♂ が飛んでくれましたが、狩の途中だったのか、どこかに飛んでいってしまいました。
その後は音沙汰なく、手持ち無沙汰で待っていると、16時ちょうどにハイイロチュウヒ♂ が戻って来ましたが、風のない穏やかな日だったからか、あまり飛び回らず、早めに芦原に降りた後、あまり出て来ませんでした。ハイイロチュウヒ♀、チュウヒも帰って来ましたが、成果は今ひとつでした。

12月22日埼玉県狭山丘陵: 今シーズンは各所で、亜種リュウキュウサンショウクイが出ているようですが、MFでもカラの混群に混じって飛び回っています。2羽は確認できました。

1月1日〜5日岡山県高梁市: お正月は、実家で過ごしましたが、食事の支度やら、実家の片付けなど、ゆっくり鳥見には出かけられませんでした。それでも実家まわりや、車で十数分程の小さなダム湖やら、笠岡市の笠岡干拓地等にチョコチョコと出かけて来ました。関東と違って、CMさんはおろか、一般の人にもフィールドで会うことはほとんどありません。そのせいか、とにかく鳥たちがシャイです。距離を取らなくてはならず、なかなかアップで撮るのは難しかったですね。でも、関東では、わりと珍しいミヤマホオジロが結構います。ホオジロよりよく見かけ、大抵は数羽から十数羽の群れでいることが多いです。まずは、比較的近くで撮れた1月1日のミヤマホオジロ♂です。2020年の鳥初めと撮り始めはミヤマくんでした。
こちらは、ルリビタキ♀タイプ。♂成鳥には会えませんでした。
またまたミヤマホオジロ♂ ですが、冠羽が立ってないと、違う種類みたいです。
ちょっと立っただけで、それらしいですね。
翌2日朝、実家の近くの丘陵地を歩いていると、キコキーとイカルの声が聞こえて来ました。木のてっぺんに止まっていました。遠いけど。
同日の昼過ぎに車で1時間ほどの笠岡干拓地に行ってみました。あまり時間もなく、たいした成果はありませんでしたが、タゲリの群れに遭遇。
年々数が増えているようなホシムクドリを探しましたが、時間が遅かったせいか、近付けない遠くの木に数十羽が止まっていました。もう寝ぐら入りの感じでした。

1月3日朝、同じく実家の近くを歩いていると、いつも同じ場所に5、6羽のツグミがいます。ピラカンサの実を食べているようです。
1月4日朝、同じく実家の近くを散策していると、ミヤマホオジロ数羽がいましたが、やっぱりシャイ。♀をなんとか一枚でした。
夕方、小さなダム湖まで出かけると、同じような場所にミヤマホオジロの群れ。同じ個体群でしょう。アクロバチックに草の実を食していました。
ミヤマホオジロはなんとか収めることができましたが、ちょっと物足りない実家での鳥見でした。

次回は、八王子に現れた迷鳥コノドジロムシクイと年末に出かけた埼玉県のオオマシコ をアップする予定です。