ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

山陰遠征 その1 米子水鳥公園 サカツラガン ハイイロガン ソリハシセイタカシギ等/鳥取県 

2023-12-30 | 中国地方
ソリハシセイタカシギ 2023年12月6日 鳥取県 水鳥公園

12月6日〜8日鳥取県島根県の山陰を回って来ました。先ずは米子の水鳥公園、今季は珍しいお客様が3種も入っているというので、早速行って来ました。屋外の観察広場から池の中を探していると、サカツラガン(右) ハイイロガン(左)が仲良く回遊していました。同じガンであるので、一緒に行動しているのでしょう。しかし、距離は遠く、おまけに逆光ですが、仕方がありません。池には多種類のカモとオオハクチョウがいました。
陸に上がって益々遠く、休んだりお食事を始めたりなので、観察舎に移動。眼下にオナガガモなどがいましたが、皆さんお昼寝中。セイタカシギが元気に歩き回っていました。
ソリハシセイタカシギはどこかな?と探していると、寝ているよと教えていただき、見るとこんな状態で、カモに紛れてよく分かりませんでした。一向に起きる様子が無いので、観察舎の中をウロウロしたり、セイタカシギを撮っていると‥‥
やっと起きてくれました。細い嘴はピンセットの様。
少し開くと細いのがさらに細く見えます。
しかし、またすぐにお昼寝。そこで、元気なセイタカシギを撮らせてもらいます。血走った目が少し怖い。
ということで、3種揃ったので、次の目的地に移動しましたが、その直後にサカツラガンとハイイロガンが観察舎の真下に来たそうです。1日居れば、近接撮影が出来る様です。

次回は、島根県に移動し、白鳥ロードのコハクチョウをアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。

アトリとモミジなど/岡山県

2023-12-27 | 中国地方
アトリと紅葉したモミジ 2023年11月30日 岡山県高梁市

11月29日〜12月5日自宅近くのMFにて;中々姿の見えなかったツグミですが、数羽でヒサカキ?に群がって啄んでいました。
キャンプ場公園のモミジ林に何度か通い、やっと紅葉したモミジバックのアトリが取れましたが、空抜けで今一つ。今季も満足出来る紅葉とのコラボはお預けの様です。
すっかり葉の落ちたモミジで盛んに種を啄ばんでいました。もう少し早くに見せてくれよ!とボヤきながら撮らせてもらいました。このアングルなら少しマシかなと。
キッキッとひょっとしてと思わせる声が、聞こえて、もしや?と一瞬色めき立つのですが、ちょっと鋭くないので、違うなと思っていると、やっぱり、現れたのは冬羽のカイツブリでした。
コガラはよく現れます。2羽でいることが多い様な気がします。
近くのMFは森が広過ぎて、野鳥達が分散しているので、あまり見ないのかな?今季はルリビタキの渡来が遅い様な気がします。

次回は、12月6日〜8日に山陰地方を巡ってきましたので、米子の水鳥公園の鳥たちをアップしたいと思います。ご覧いただき有り難うございます。

カワセミ その2 オリオン大星雲/岡山県

2023-12-24 | 中国地方
カワセミ♀ 2023年11月24日 岡山県

前々回のカワセミの続きです。例によって飛び出しを狙おうとプリキャプチャーで待っていると‥‥
飛んでくれました。そして画像を動合成。コマを選んで繋げてみました。
デジタルカメラの可能性はまだまだあるかも。

自宅のベランダからですが、前回より少しオリオン大星雲がよく撮れたので、アップします。やはり明るくて大きな星雲で、クリスマスイブの夜空にふさわしいかと。

次回は何とか紅葉のモミジと絡んでくれたアトリをアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。

ミヤマホオジロ ビンズイ アトリ オシドリ/岡山県

2023-12-21 | 中国地方

今季初認初撮りのミヤマホオジロ♂ 2023年11月27日 岡山県高梁市

11月26日〜28日高梁市のMFにて;自宅近くの冬鳥の到来は感覚的には遅い上に少ないように感じるのですが、世間的にはイスカやベニヒワが結構今季は来ているのでしょうか。とにかくフィールドを回ってもあまり多くの冬鳥と出会いませんが、少しづつ出会える様になってきました。
11月26日に松林にいたビンズイ。
今季初認にして、初撮りのミヤマホオジロ♂。
まだモミジが残っているのですが、うまく絡んではくれません。後ろにわずかに赤色が見えるでしょうか。
♀もいました。
小さなダム湖にオシドリがわずかにいましたが、気づかず、飛ばしてしまいました。少し残った紅葉をバックに。
地元のキャンプ場公園はモミジの名所。アトリが数十羽の群れでいるのですが、中々絡んでくれません。まあ、撮れただけでもよしとします。

次回は前回のカワセミの続きで、合成機能で遊んだ連続写真をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難うございます。

カワセミ その1/岡山県

2023-12-18 | 中国地方
カワセミ♀ 2023年11月24日 岡山県

11月24日、ブラインドに潜んで静かに待っていても待ち鳥は現れません。そんな時、慰めてくれるのはカワセミ♀。成鳥なのか、以前よく現れていた♀幼鳥が少しきれいになった子なのかはわかりません。スポットライトの様な光で、画面に浮かび上がります。
背中の翡翠色は見えませんが、ポーズとしては決まっているかなと。
この後ペリットを吐き出しました。口の中は赤いんですね。

少し私信を。10月11月はブッポウソウの巣箱掃除で忙しくしていました。ブッポウソウの聖地岡山県ですが、ブッポウソウに安心して子育てしてもらうためには巣箱のメンテナンスが欠かせません。ブッポウソウはヒナのフンを外に持ち出しません。液状でくわえることが出来ないのでしょうが、巣箱の中にそのまま。無事に3〜5羽の幼鳥が育った巣箱にはフンが厚く堆積していますので、放っておくと底が上がってしまいます。そうすると、カラスやタカなどに巣穴から簡単に捕食されしまいますので、フン層を除去する掃除が欠かせません。野鳥の会や地元団体などで10月11月に掃除に精を出すのですが、数が多いので、結構大変です。ヒデびたきも写真の様に木登り機を使って電信柱に登って巣箱掃除をします。今季で、70〜80本くらいは登ったでしょうか。

次回は、やってきた冬鳥で初撮りのミヤマホオジロ、アトリ等をアップする予定です。ご覧いただき有り難うございます。

ヤマセミ オシドリ/岡山県

2023-12-15 | 中国地方
ヤマセミ♀ 2023年11月24日 岡山県

11月24日午後;ヤマセミが居そうだなと思っていたポイントに本当にいました。車中からで草の間だったので、気付かれるのが遅れて、何とかワンショット撮れました。トリミングの位置を変えて、同じ写真ですが、これしか無いので載せさせて下さい。
翌々日にも出かけてみました。また居てくれて今度は2羽、遠かったたのですが、気づかれたのか少し上流に行ってしまいました。

そこで、オシドリ、遠くて小さくしか撮れないのですが、紅葉とコラボしてくれたので、収めていると‥‥
何と!ヤマセミ、多分さっきの2羽が飛んできました。ヤマセミ、オシドリ、紅葉、と願ってもない3点セットなのに、遠い、暗い、撮影条件の設定ミスのマイナス3点セットも揃ってしまい、これが上手く撮れたらなあ〜とぼやきながらアップすることにしました。
またいつか良い条件で巡り会いたいところですが、まあ無いでしょうね、きっと。

次回は、カワセミをじっくりアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

タゲリ ホシムクドリ ジョウビタキ 天体写真(M33、プレアデスなど)/岡山県

2023-12-12 | 中国地方
群飛するタゲリとホシムクドリ 2023年11月21日 岡山県笠岡市

11月21日県南の干拓地にて;ハイイロチュウヒ♂が入っている様なのですが、中々会えません。空に白い点が多数見えます。タゲリの集団100羽ほどが何かに驚いたのか追われたのか飛び回っています。遠いですが、よく見ると黒い小鳥の集団が見えます。ホシムクドリですが、一緒に採餌中だったのでしょうか。カラスはミヤマカラスかな。

自宅近くのMFを回ってもあまり成果が出ません。まだまだ冬鳥が来てないのかも。ジョウビタキ♀がちょっと色付いた背景に浮かんでくれました。

あまり野鳥の写真が多くないので、天体写真でも。こちらはM33渦巻銀河で、アンドロメダ銀河に続いて大きく見える小宇宙です。渦巻の腕が何とか写りました。
これはカリフォルニア星雲と呼ばれるNGC1499。うっすらとピンクの星雲が何とか写りました。形がアメリカのカリフォルニア州に似ているからそう呼ばれる様ですが、そうかな?
ぎょしゃ座にある散開星団M34。
そして日本ですばると呼ばれるプレアデス星団M45です。星を取り巻く星雲が青く照らされて輝いています。青白く光る星々は生まれて間もない若い星です。

次回は、久しぶりに撮れたヤマセミをアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

オシドリ トモエガモ/鳥取県

2023-12-09 | 中国地方
オシドリ♂ 2023年11月16日 鳥取県日野オシドリの里

11月16日午後日のオシドリの里(続き);夕刻の食事時で岸に上がって来たのですが、大きな猫が現れ、警戒気味です。そのためゾロゾロとは岸に上がって来ません。集団と石の上に佇む♂を狙います。
首を伸ばすと意外に長いです。
正面からの顔つきも面白い。
1羽だけでしたが、トモエガモもいました。未だ換羽が完全には済んでないですね。
ヤマセミには出て欲しかったですが、オシドリ だけでも十分楽しめます。

次回は県南の干拓地でのタゲリの群飛などをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

オシドリ オナガガモ マガモ/鳥取県

2023-12-06 | 中国地方
オシドリ♂ 2023年11月16日 鳥取県日野オシドリの里

11月16日にオシドリを求めて、日野のオシドリの里に行ってきました。11月はヤマセミも一緒によく出るので、期待したのですが、空振り。オシドリはこの時点で、300羽ほど飛来しているそうです。綺麗な観察小屋からゆったりと写真を撮る事が出来ます。今季でお邪魔するのは3季目となりますので、撮りまくりは影を潜めて、これという一枚を狙いますが、ついつい撮ってしまいます。未だ生殖羽が伸びきっていない個体も多く、並ぶと変身前後といった感じです。
石の影にペアでひっそりと身を寄せ合っている様に見えますが、さて、実態は?
夕刻が近づいて徐々に近づいてきます。
マガモとオナガガモの間に。
♀を間にして駆け引きでもしてるのかな?
時々、見せるこの胸を突き出したオイラは偉い!ポーズは何なんでしょうね?
という事で、ヤマセミは残念賞でしたが、それなりに楽しめます。USAのバーダー夫婦が来られていて、オシドリの美しさに感動ひとしおでした。やっぱり何度見ても綺麗ですね。オシドリは。

次回もこの続きで、日野のオシドリの里をアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ボルネオ紀行 コタキナバル その3/ハシブトゴイ シキチョウ ナンヨウショウビン

2023-12-03 | ボルネオ
ハシブトゴイ 2023年9月6日 ボルネオ コタキナバル

9月6日夕刻コタキナバル市内;さていよいよこのボルネオ遠征も最終章となり、都市公園の後にハシブトゴイ(Rufous Night-heron)の繁殖地へと向かいました。川沿いの町の中の木立に案内されるとハシブトゴイが木の上にたたずんでいます。ゴイサギも混じっていましたが、模様が少し違うだけ。かつては小笠原に生息していた様ですが、日本では絶滅種。なんか貴重な感じがします。
同じ場所にナンヨウショウビン(Collard Kingfisher)もいましたが、頭の上!さっきよりは色は出ました。
川端に佇んで首を伸ばすとまた違った鳥に見えなくもないです。
ということで、バスに戻る途中の緑地に声を出しているツグミ大の鳥がいました。普通種ですが、最後の最後に出てくれたシキチョウ(Oriental Magpie-robin)でした。同じ枝に止まっているのでそっと位置を変えてみました。
ありふれた種の様ですが、初めての身としてはやっぱり貴重。しっかり撮りたいですが、「もうバスが出るよ〜」の声に押される様にシキチョウに別れを告げて、ボルネオの鳥達は終了です。旅の最後は深夜便なので、市内のレストランで最後の晩餐。道すがらコタキナバル市は50万の都市ですが、やはり貧富の差はある様で、水上のバラックが見えましたが、人々は明るく手を振ってくれてました。なんかほっとします。
さて、連れて行かれたのは海に張り出した巨大な水上レストラン。ショーもある様で、民族舞踊と思しき踊りを堪能しつつ料理を楽しみました。お客さんがステージに連れ出されるので、ヒヤヒヤしましたが、何事もなく終了。
以上でボルネオ紀行は終了ですが、熱帯の鳥達には圧倒されました。カラフルな色合いとユニークな造形がこれでもかと出現して、本当に楽しめました。なんか禁断の果実をかじった気がします。

次回から地元の鳥達ですが、季節柄あまり写真がありません、でも何とかアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。