ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

コイカル ヒレンジャク 埼玉県秋ヶ瀬公園 ニュウナイスズメ 埼玉県鴻巣市

2018-03-24 | 関東地方

今回のコイカル等は一ヶ月前の写真ですが、西表島/石垣島編を長々とアップしていましたので、ご容赦ください。今年の冬から春は秋ヶ瀬が賑わっていました。3月24日ヒレンジャクを見ようと秋ヶ瀬公園に出かけると、コイカルがイカルに混じることなく、♂2羽と♀1羽でいて、多くのギャラリーを集めていました。エノキの実(多分)をバリバリと食していて、人もあまり気にしません。イカルの群れに混じっていると警戒心の強いイカルにつられてすぐに逃げてしまいますが、単独だと比較的間近で見ることができます。3月31日もまだいてたっぷり収めさせていただきました。










たっぷりコイカルを見た後、鴻巣市の川里中央公園にニュウナイスズメを見に行きました。河津桜が満開で、その蜜を吸いにやってくるようです。



スズメと違って、くちばしが少し細いので、花の蜜を吸うことが出来るようです。でも、中には花をちぎって強引に吸っている個体もいましたが、花をくわえた粋なお兄さんのようです。カメラマンにはこちらが圧倒的に人気です。

3月31日にまだヒレンジャクがいましたが、もう、ジャノヒゲの実は食い尽くしたのか、少し硬そうなキヅタの実を食べていました。あまりお好きではないのか、他に好きな実がなくなっていつも旅立つ前に、しょうがなく食べているのかもしれません。





次回は、4月21日から3日間長野県東部に遠征して収めたコマドリ、クロツグミ、ミソサザイ、サンショウクイ等をアップする予定です。

西表島/石垣島紀行 その6 ズグロミゾゴイ シロハラクイナ カンムリワシ キジ ツルシギ クロサギ サルハマシギ等

2018-03-20 | 琉球地方

3月19日石垣島後半:日の傾きかけた田園地帯の川にツルシギがいました。今年は内陸性のシギチが少ないとの事で、ほかにはタカブシギを見たぐらいです。まだ冬羽でしたが、木々の緑を映した川面に浮かび上がります。


3月20日石垣島:YBツアーの最終日、宿近くの田園地帯から、海岸、ヤツガシラのポイント等を巡りましたが、残念ながら、ヤツガシラはお預けでした。まずは、田園地帯で、シギチを探していると、HMさんが後ろのヨシ原にいたリュウキュウヨシゴイを発見。逆光でしたが、明るい時間帯に見る事が出来ました。首を伸ばしているのは、多少でも擬態しているのでしょうか。こちらも、西表島と同じ♂のようです。


相変わらずカンムリワシは、そこかしこで出会いますが、電柱どまりは、もう無視。そんな中、枝どまりの上、ペアでいるのが見つかりました。


シギチのポイントの海岸に向かいました。17日にも訪れた場所ですが、今日は、シギチが多い!まずはクロサギですが、白色型と黒色型でどうもディスプレイではないかと思われるダンスを見せてくれました。ペアリングして、生まれる子供の羽色はどんなになるんでしょうね。どちらが優性形質なのか、メンデル遺伝するのか、興味は尽きませんが、妄想だけにしておきます。

メダイチドリもいましたが、こちらでは、オオメダイチドリが多いようです。2羽で場所を巡って争っていました。


トウネン、ヒバリシギ、キョウジョシギ、シロチドリ等がいましたが、本州では、珍しいサルハマシギがいました。まだ、夏羽の赤茶色の装いではありませんでしたが、移行中のようで、胸に少し、赤みが出てきていました。

YBツアーは、これにて終了。空港でツアーの皆様とは別れて、HMさんともう1泊。レンタカーで繰り出しました。が、自力では、どうも簡単に見つかりません。島の北端近くまで、行きましたが、大した成果はなく、カタグロトビのポイントでも、出てくれません。雲行きが怪しくなった頃、ズグロミゾゴイのポイントに向かうと、シロハラクイナが石垣の上をお散歩。



雨が降り出したので、帰ろうとした時、若いズグロミゾゴイがいると教えていただき、駆けつけると、ゴイサギの若鳥と同様に、身体中に星を散らした若鳥がいました。雨が本降りになってきたので、この日の鳥見は終了。夜は、沖縄料理に舌鼓です。


3月21日最終日。昼過ぎのフライトまで、ポイントをHMさんと二人で回りました。暗いうちから出かけ、まずは、ズグロミゾゴイのポイントへ。残念ながら、お目にかかれませんでしたが、亜種コウライキジが、白い花をバックに全身を見せてくれました。亜種キジとは、かなり違います。どちらかというと、亜種コウライキジの方が、カラフルですね。


そして、バンナ公園で鳥見旅は締め。どうも、この季節の森は鳥が少ないようです。そんな中、ちらりと出てくれた亜種イシガキシジュウカラです。

最後は、亜種リュウキュウサンショウクイ。お出迎えも本種でしたが、お別れも本種です。

以上で、西表島/石垣島の鳥見紀行は終了です。ライファー15種を含む83種類の鳥たちと出会え、本州とは違う鳥相を堪能しました。遠征して、新しい鳥たちと出会うのは、最高に楽しいですね。まだまだ、鳥見で訪れていない地は山ほどあり、楽しみでしょうがないです。
次回のアップは、本編を長々とやったため、なかなかアップできなかった、近隣のコイカル、ニュウナイスズメ、ヒレンジャクの予定です。

西表島/石垣島紀行 その5 カタグロトビ カンムリワシ ムラサキサギ ズアカアオバト インドハッカ シマアカモズ

2018-03-19 | 琉球地方

3月19日石垣島(続き):海岸沿いを走っていると、道端の木にカンムリワシ若鳥が止まっていました。ツアーの一行が近づいても飛び立とうとはしません。おかげで、随分と間近でカメラに収まってくれました。



続いて、ポイントの牛舎にインドハッカ。台湾で外来種として増えた後、どうも、自然分布拡大で、石垣島にやってきたようです。九官鳥によく似た風貌です。

再び、カタグロトビのポイントへ移動。不思議な事にガイドで案内してもらうと、ちゃんと目指す鳥がいるのです。今回は、運良くペアでいました。

そして、飛びましたが、こちらの様子を見に来たのかもしれないほど、割と近くを飛び回ってくれました。目が赤く、黒い縁取りが、歌舞伎の隈取りのようで、やはり、南方系の鳥は派手です。





木に1羽が止まっていると、飛んでいた方が、やってきて、樹上で交尾。


バンナ公園のダム湖で、カモ(ハシビロガモなど)を見ていると、ズアカアオバトがやってきて、初めて、枝どまりの写真を収める事ができました。

日が少し傾きかけた頃、田園地帯で、ムラサキサギを遠くに見つけました。よく見ると何か咥えています。驚いた事に、大きなネズミです。どうするのかと見ていると、頭から丸呑み。ちゃんと入るのかと心配になりますが、すっーと入っていきます。それにしても、どうやって捕まえたんでしょうね。やっぱり、大きなくちばしで、一突き、でしょうか。


亜種シマアカモズは、本当によく見かけます。この個体は、♂のようです。

次回は、石垣島/西表島紀行の最終編です。

西表島/石垣島紀行 その4 リュウキュウヨシゴイ カンムリワシ ズグロミゾゴイ リュウキュウコノハズク シロハラクイナ等 

2018-03-19 | 琉球地方

3月18日西表島後半:丸一日かけて西表島を巡りました。南西諸島のハシブトガラスは、亜種オサハシブトガラスで、声も違って、体が少し小さいです。そのせいか、カラスにしては、ちょっと可愛いです。

そして、夕刻になり、宿に戻ってくつろいだ後、夕食に向かおうとすると、近くの田んぼにリュウキュウヨシゴイが出ているとのこと、この際夕食は置いといて、慌てて、カメラを取り出し、駆けつけました。もう夕闇が迫りかけていましたが、なんとか間に合いました。近距離だったせいでしょうか。いたのは、♂のようで、コッ、コッ…と鳴いていました。目の金色の虹彩がC字状になっていて、ちょっと滑稽な感じです。


ライファーのさらなる追加で、嬉しい夕食。そして、今夜もナイトツアーです。ガイドのNさんのおかげで、今夜もちゃんとリュウキュウコノハズクに会わせていただきました。そして、オオコウモリにも会わせていただきましたが、写真は間に合いませんでした。





翌19日は、午後には西表を後にして、再び石垣島です。朝食前に、近くの田んぼに昨日のリュウキュウヨシゴイがいないかと出かけましたが、残念ながら、遠くで声がします。田んぼには、シロハラクイナが出てきてくれました。


昨日と同じ個体でしょう、虹彩の黒い、なんとも言えず可愛い感じのカンムリワシもいました。

朝食後、出発。昨日会えなかったズグロミゾゴイを探しにポイントの集落に向かうと、今日は、ちゃんといました。民家の裏庭なので、遠慮がちに(気持ちは)写真に収めさせてもらいました。ヌッと立っていて、なんとも言えません。

植え込みの赤い実と亜種リュウキュウサンショウクイです。

集落の裏はすぐに森で、センダンの木に花が咲いて綺麗です。理想的に、カンムリワシが止まっていました。

そして、森から、ウッ、ウッ…と低い連続した声が聞こえてきます。あれが、キンバトの鳴き声との事。姿は簡単に見えないようで、またの機会にとっておきます。写真はそのヤシの生えた熱帯風の森です。この中のどこかにキンバトが潜んでいるはずです。

上原港から船に乗り、西表島を後にします。ジャングルを遠くに見ると、40年前の記憶が蘇ってきます。それにしても、あんなジャングルの中をよく横断したもんだと、今更ながら感心、ではなく、呆れてしまいます。
さて、再び石垣島に到着。まずは、クロサギの白色型です。気が強いのか、コサギをおっかけていました。


こちらは、川平湾近くでのクロサギ黒色タイプです。


次回は、19日石垣島の続きで、カンムリワシの若や、カタグロトビをたっぷりアップします。


西表島/石垣島紀行 その3 カンムリワシ ムラサキサギ リュウキュウツバメ オオノスリ マミジロタヒバリ キビタキ 

2018-03-18 | 琉球地方

西表島の海とマングローブ、やはり亜熱帯です。

3月18日西表島で朝を迎え、朝食前に宿を出ると鳥の声で溢れています。聞きなれない一本調子のさえずりに耳をすませます。亜種リュウキュウキビタキと後で教えてもらいました。宿近くの田んぼに出かけるとシロハラクイナがお散歩しています。カンムリワシもいましたが、数少ない虹彩の黒い個体で、宿近くをテリトリーにしているようで、石垣島が地元のガイドMさんによれば、6年以上前からいるとのことです。黒いつぶらな瞳が何とも可愛いです。

朝食後、今日は一日かけて、西表島を回ります。まずは、白浜から、祖納、干立と巡ります。海沿いの休憩所前の電線にリュウキュウツバメがとまっています。


ヒヨドリの一群が出現。渡り鳥の亜種リュウキュウヒヨドリです。沖縄島あたりに渡って行くそうで、留鳥のイシガキヒヨドリに比べて、同じように色黒ですが、胸の茶色味が少ないようです。かわいそうなことに休憩所の窓にバードストライクしてしまい、7羽が死んでしまいました。

ある集落に降り立ち、歩いていると上空に猛禽が飛んでいます。オオノスリです。やはり、ただのノスリより、大きく、精悍に見えます。

小さな森の中で早速覚えたリュウキュウキビタキのさえずりが聞こえます。目を凝らして、探すと、いましたいました。亜種キビタキと違って、喉のオレンジ色がなく、背中の黒みが薄いです。さえずりも随分違い、将来独立種になる可能性があるようです。


浦内地区あたりの芝生にマミジロタヒバリの小群がいました。足の長いすらっとした小鳥です。


飛んでいるカンムリワシがいましたが、全身が白い、若鳥です。成鳥とは別種のように見えます。


島の東部に向かって進むと、多分昨日と同じ田んぼにムラサキサギがいました。日が当たると紫色が何とも言えません。

観光名所の由布島に渡る水牛車を横目に、昼食。水牛小屋の屋根に亜種イシガキシジュウカラがいました。亜種シジュウカラより、随分色黒です。数はそんなに多くないようです。

島を4分の3周して大原地区までやってきました。それまで、道路脇の電柱の上などにカンムリワシがよく止まっていましたが、ガイドのMさんは、ほぼ個体識別ができるそうで、朝から30羽以上カウントされたようです。




本州のアオバトよりは、警戒心が薄いのでしょうか、ズアカアオバトは電線によく止まっていて、割と近くまで寄らせてくれます。

次回は、西表島の18日夕刻から夜。翌朝と移動した石垣島編をアップする予定です。


西表島/石垣島紀行 その2 リュウキュウコノハズク ムラサキサギ ズアカアオバト ツメナガセキレイ アオバズク

2018-03-17 | 琉球地方

石垣島の川平湾です。青い海と白い砂浜。南国です。

3月17日石垣島編後半:この季節のガイドのポイントは、市内、郊外の田園地帯を巡るようです。田畑の中やそばの木立でムラサキサギに出会えました。濃い紫色と細長い首がなんとも言えません。


道を走っていると電柱や電線によくカンムリワシが止まっていますが、ズアカアオバトも止まっています。先島諸島にいるのは、亜種チュウダイズアカアオバトとのことですが、違いはほとんどないそうです。アオバトより色が濃く、お腹は全部緑色です。


午前中のみのSeaBeansのガイドを終えて、HMさんと二人で、港近くの海岸を散策してみました。ムナグロ、キョウジョシギ、チュウシャクシギ等のシギチがいましたが、数は少なく、特別な種類には会えませんでした。そんな中クロサギの黒色タイプが採餌をしていました。

海岸そばの草地に、ツメナガセキレイの20羽足らずの群れがいました。まだ冬羽のようで、道北で見た夏羽よりは、色が薄いです。


17日西表島編:YBツアーに離島ターミナルで合流し、船で西表島に向かいました。航路に海鳥はほとんど見えず、一度オオミズナギドリ数羽を見たのみでした。到着は、予定の上原港ではなく、島の東南部の大原港でした。島の西側の宿泊地まで、バスで向かいますが、石垣島と変わらず、カンムリワシがそこかしこに止まっています。1時間ほどで宿に到着。食事を済ませた後、本ツアーの目玉ともいうべきナイトツアーに出発です。外に出ると早速リュウキュウコノハズクのコホッ、コホッとアオバズク(亜種リュウキュウアオバズク、留鳥)のホー、ホーが聞こえてきます。少し歩いて行くと、島の診療所あたりでアオバズクが鳴いています。街灯に寄ってくるガ等を狙っているのでしょう。ここで、ガイドのNさんの秘技鳴きまねのおかげでしょうか、ちゃんと本体が飛んできました。電柱の上に止まったところをライトで照らすと、目が爛々と光っています。昼間見る何だか眠たそうな顔とは大違い。やっぱり、活動しているときの姿は見応えがあります。



そして、少し山の中に分け入って、再びNさんの秘技。どっちが本物だかわからないうちに、遂にやってきました。初めて姿を拝ませてもらいましたが、目は金色に輝き、頭を回してあちらこちらを見たり、首を傾けたりとたっぷり楽しませてくれました。やっぱり、なんとも言えず可愛いです。進化したデジカメのおかげで、夜の猛禽が撮れるとは…感激です。








次回は、その3 西表島の午前の部、マミジロタヒバリ、オオノスリ、カンムリワシ、キビタキ等をアップする予定です。

西表島/石垣島紀行 その1 カンムリワシ ズグロミゾゴイ シロハラクイナ カタグロトビ カラムクドリ ムネアカタヒバリ シロガシラ等 

2018-03-16 | 琉球地方

3月16日〜21日まで、西表島/石垣島にYBツアーに前後2日プラスして、鳥友HMさんと遠征してきました。両島には35年ぶりの訪問で、特に西表島には、学生の頃友人たちと長期滞在し、ジャングルを横断したり、ダイビングでサンゴ礁と熱帯魚を見たりと島の自然を堪能しました。また、新婚旅行でも訪れた思い出深い島です。さて、鳥見で出かけるのは初めてのことなので、ライファーは外来2種を含めて15種に及びました。留鳥のカンムリワシ、シロハラクイナ、ズグロミゾゴイ、カタグロトビ、ムラサキサギ、リュウキュウツバメ、ズアカアオバト、リュウキュウコノハズク、キンバト(声のみ)、リュウキュウヨシゴイ、旅鳥のムネアカタヒバリ、マミジロタヒバリ、オオノスリ、外来鳥のインドハッカ、インドクジャクでした。亜種のリュウキュウキビタキ、イシガキシジュウカラ、コウライキジにも会えました。ライファーではないですが、カラムクドリ、シロガシラ、ツメナガセキレイにも会えました。
その1石垣島編:初日は到着後2時間ほどバンナ公園で過ごし、まずは亜種リュウキュウサンショウクイのお出迎えを受けました。

いつもならスルーしてしまうヒヨドリですが、こちらのヒヨドリは、亜種イシガキヒヨドリで、全体に黒く胸に茶色味があり、思わずシャターを押しました。

翌17日の午前中は、SeaBeansのKさんのガイドで、ポイントを回りました。石垣島を知りつくしたKさんのガイドで次々にライファーたちに出会えました。ガイドの時間まで、港近くに取った宿の隣の小さな公園をふと散策してみると、カラムクドリの10羽近くの群れがいました。
肩に白い班がある♂のカラムクドリです。

班がない♀です。

旅の途中でもペアになっているのでしょうか。仲睦まじい♂♀です。

ガイドの最初は港近くの草地で、いきなりムネアカタヒバリです。胸が赤い夏羽でした。



続いて、田園地帯を回るとそこかしこにシロハラクイナ。民家の裏庭のようなところにもいました。


ちょっとした芝生があるポイントには、ツメナガセキレイが数羽いましたが、うち1羽は眉班の白い亜種マミジロツメナガセキレイでした。

亜種シマアカモズはあちこちで見かけます。

シロガシラも大きな声で鳴き、よく電柱の上などにいますが、なんとか枝どまりで撮れた写真です。

カタグロトビはポイントで、巣材らしきを運んでいるのをなんとか収められました。

市内のこんもりした御嶽の森にいたズグロミゾゴイです。


そして、電柱の上によく止まっているカンムリワシですが、あちこちで見かけ、枝どまりでも撮ることができました。



次回は、17日石垣島ガイドの後半と西表島での夜の鳥見のリュウキュウコノハズク等をアップする予定です。

ハイイロチュウヒ♂ チュウヒ コクマルガラス コウノトリ 渡良瀬遊水池/ヒレンジャク 埼玉県秋ヶ瀬公園

2018-03-03 | 関東地方

寝ぐら入りのハイイロチュウヒ♂に会えるので、2月24日、3月3日、10日と3週続けて渡良瀬遊水池に出かけてきました。24日には、板倉地区で運良くコクマルガラスに会え、10日にはコウノトリにも初めて会うことができました。2月25日と3月10日には、秋ヶ瀬で今シーズン初のヒレンジャクに会うことができました。
今シーズンの渡良瀬遊水池では、チュウヒ類に狙いを絞って、うろうろしていますが、合間に板倉地区に立ち寄ってみました。田んぼの中ほどの用水沿いに向かおうとすると車が事故って通れません。止む無く反対方向に走ると、電線にカラスの群れが止まっています。何やらかわいらしい声も聞こえるので、見るとコクマルガラスとミヤマガラスでした。成鳥と言われる白色型と幼鳥と言われる黒色型がいました。白黒模様の個体がコクマルガラス成鳥、少し小さな2羽がコクマルガラス若鳥、他はミヤマガラスです。

こんなに間近でコクマルガラス成鳥を撮れたのは初めてです。

昼間は大した成果なく、チュウヒの寝ぐら入りポイントで待っていると、どうもハイイロチュウヒはチュウヒより遠く、東の方に降り立つようなので、3日には、少し東側の道路沿いで待つことにしました。すると、これが上手く当たって、ハイイロチュウヒが比較的近くを飛んでくれ、稲敷よりは、間近で写真に収めることができました。



ハイチュウは帰ってくるとさっさと葦原の中に降りてしまいました。

チュウヒは、一度降りてもまた、飛び立ち、寝ぐら周りを飛び回ることが多いようです。単に個体数が多いだけかもしれませんが。チュウヒ♂と思われます。

チュウヒ大陸型♀と思われます。

10日は14時頃やっと渡良瀬に到着。第2調整池の鷹見台に行くと何人か空を見上げています。何かと見るとコウノトリでした。渡良瀬に来るようになった千葉県野田市で育った「ひかる」くんです。つっかけてきたカラスと比べるとやはり大きいです。

2月25日に秋ヶ瀬に出かけると、レンジャクの木に1羽のヒレンジャクが居ついていました。ヤドリギの実を食べては、水を飲みにやってきます。風切羽先端が白い♀成鳥でした。


3月3日には、やっと群れが森に落ち着くようになっていました。朝早く到着すると森に8〜10羽のヒレンジャクがいました。森の地面に群落になっているジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の実を食しているようです。満腹になると木の上でしばらく休んで、また、バラバラと地面に降りて実を食し、群れで飛んで、森の中を移動します。この個体は、風切羽の先端の白色部が広く、赤い斑点があり、尾羽の赤い部分も広いので、♂成鳥と思われます。

尾羽の赤が狭く、♀若鳥と思われます。



尾羽の赤が少し広いので、♂若鳥と思われます。


草に埋もれてしまうので、なかなか撮るのが大変ですが、ジャノヒゲの青い実をくわえたところです。


3月16日から6日間、石垣島/西表島に遠征してきます。次回は、南西諸島の鳥たちをアップしたいと思います。