ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

オニアジサシ ミヤコドリ ハマシギ 千葉県船橋市三番瀬/ノビタキ セッカ ジョウビタキ オシドリ クマタカ 埼玉県

2019-10-26 | 関東地方

オニアジサシとミヤコドリ 千葉県船橋市三番瀬にて

10月26日船橋市三番瀬(続き): 戻って来たオニアジサシ ですが、どんどん潮が満ちて来て、海水に浸かる直前に飛び立ちました。今か今かとずいぶん待って、流石に腕が疲れました。カメラは何とかと追尾してくれましたので、飛び出しを無事収めることができました。アジサシらしく、長いスマートな翼です。
そして沖の方に飛んで行きました。満潮時には、どこかの突堤等で休むそうです。
さて、ミヤコドリも次々飛び立ちます。逆光ですので、渚キラキラに浮かぶ様に狙ってみました。
羽の白い筋がよく目立ちます。
他のシギ達も潮が満ちてくると移動が頻繁になります。ハマシギの群飛です。ミユビシギも一羽混じっています。
ハマシギの着地シーンです。
比較的近くでミヤコドリを順光で収めました。
ハマシギも近くで採餌中です。
順光でミヤコドリの飛翔を狙いますが、なかなか望み通りになりません。
潮が満ちてくるとミヤコドリも群れでどこかに移動。群飛も順光で撮りかったですね。
羽田空港の方にカメラを向けると、たまたまバックに飛び立った飛行機が写っています。
満潮となり、鳥達も移動したので、引き上げです。オニアジサシに無事会え、ミヤコドリもたっぷり出てくれ楽しい三番瀬でした。

10月27日埼玉県狭山湖: 翌日はMFの狭山湖に出かけました。珍鳥騒ぎで騒然としていましたが、どう見ても普通種。夏羽からの換羽途中のタヒバリの個体を勘違いしたのかもです。さて、狭山湖は名物のノゴマで賑わいましたが、この日は姿なくノゴマ 劇場は終わった様です。でもノビタキ はまだいて、秋らしい景色の中でカメラに収まってくれました。セイタカアワダチソウのどぎつい黄色の中で、ススキの穂がバックです。
セッカもまだいて、あまり表には出てこないのですが、たまに飛び出して来て、運良くススキに止まってくれました。

狭山湖も11月になって、草刈りが終わり、秋の渡りの鳥達も姿を消してしまいました。入れ替わる様にカモ達が日替わりで、やって来ます。そして冬鳥で早くに姿を見せてくれるジョウビタキ。11月4日にきれいな♂成鳥が姿を見せてくれました。私には今シーズンの初見です。


翌週の11月9日に台風19号のため車が入れないクマタカポイントに行ってみました。30分ほどの山登りと言うほどではないですが、歩いて行きました。まずは、ジョウビタキ♂が迎えてくれます。
眼下の湖には、オシドリが1羽だけ姿を見せてくれました。
狙いのクマタカも飛んでくれましたが、遠〜い。成鳥も飛んでくれましたが、比較的下の方を若鳥が飛びましたので、何とか一枚。

次回は、今年もやって来たオオマシコをアップする予定です。昨年より数が増えて嬉しい限りです。



オニアジサシ ミヤコドリ ミユビシギ等 千葉県船橋市三番瀬

2019-10-26 | 関東地方
オニアジサシ 千葉県船橋市三番瀬にて

10月26日三番瀬: 秋の渡りシーズンは終わったもののミヤコドリは増えているだろうと三番瀬訪問を予定していたところ、何とオニアジサシが入っていると言うので、大いに期待して出向きました。朝8時頃に干潟に着くと引き上げているCMがいらっしゃいます。「さっき飛んでどこかへ行っちゃたよ」とのつれない言葉。「1時間から1時間半ぐらいすると戻ってくるよ」とのことで、先ずはシギチを観察しようと干潟の西の方に行きました。ミヤコドリは100羽以上はいそうで、他にミユビシギ、ハマシギ、オオソリハシシギ 、シロチドリ等がいました。西の方には富士山もくっきり見え、先ずは、富士山をバックにしたミヤコドリを狙いました。
飛翔も撮りたいなと思っていると、ちゃんと飛んでくれます。
ミユビシギはじっとしているとそばまで寄って来て、チョコチョコと歩き回ってくれます。
ふと目をやると黒い塊があります。何とカワウの集団です。ねぐらにしていたのか、一時集合したのかわかりませんが、すごい数でした。ちょっと気味悪い感じで、カウントするの忘れました。
すっかり冬羽になっていますが、ミユビシギはやっぱり可愛いですね。
干潮の時に、オニアジサシ は、干潟で何グループかに分かれて休んでいるウミネコの群れのどれかに混じるそうです。1時間以上経って、そろそろオニアジサシが戻ってくるかとCMの多いとあるウミネコの群れ近くで待っていると、ずっと東の方のウミネコの群れにいるとのことで、皆んなでゾロゾロと移動。東の突堤の先の方にいましたいました!
ウミネコの群れに混じっていますが、大きさに遜色なく、赤い嘴が印象的で、やっぱり大きいです、アジサシにしては。冬羽に移行している様で、頭頂がゴマシオです。とにかく嬉しいライファーです。
ユリカモメに比べるとやはりデカいです。
どんどん潮が満ちてくるので、帰れなくなってしまっては大変と岸近くに戻って、ウミネコの集団の前で待っていました。最初の場所は沖の方だったので、すぐに水没して岸近くに戻ってくるだろうと予測してのことです。
その間ミヤコドリがあちこちにいて、時に近くを飛んでくれます。
そうこうしていると待っていたウミネコの群れの隣の群れの中に戻っている様で、そちらにまたゾロゾロと移動。逆光ですが、ちゃんといました。大きく口を開けて‥‥
ミヤコドリがそばに現れ、ツーショットです。
やっと羽を広げてくれました。
ここもどんどん潮が満ちて来て、もうすぐ水没しそうです。飛び出しを撮ろうと待ち構えます。
その前にミヤコドリの飛び出しを。

次回はこの続きでオニアジサシの飛び出し、ミヤコドリの飛翔等をアップする予定です。



石垣島/与那国島紀行2019秋 与那国島編 その2 ミフウズラ クロハラアジサシ コホオアカ サシバ サメビタキ インドハッカ カラムクドリ オジロトウネン アカガシラサギ等

2019-10-14 | 琉球地方

ミフウズラ ♂  与那国島にて

与那国の景色を少し。東崎にいる野生の与那国馬です。あたりは馬の糞だらけ。
与那国らしい海岸線です。

10月14日与那国島(続き): 2日続けてツルクイナ に逢えて嬉しい限りです。その水の張った田んぼではトンボ(主にギンヤンマ)がよく飛んでいますが、それをクロハラアジサシが巧みにキャッチしているようです。上空で舞っているのを写真に納めてみると、その嘴にはトンボが捕らえられています。
昨日は、夕刻に行った与那国岳の森林公園、今日は朝に向かうことにしました。林道を流すとコサメビタキやエゾビタキがフライキャッチしています。森林公園を散策するとオオルリ ♀がいました。肉眼では見えないのですが、写真にすると羽に少し青みが見えます。
林道を散策しましたが、やっぱりキンバトには逢えず。時折、アカヒゲのか細い囀りが聞こえたり、オオムシクイらしき地鳴きがあるのですが、いずれも見つからず。残念!姿を見せてくれたのは、亜種リュウキュウメジロと‥‥
‥サメビタキでした。ヒタキ3兄弟は何とか揃いました。
山から降りて、山沿いの畑を流していると電柱からサシバが飛び出しました。本土から渡って来たのでしょう。
耕作放棄されたような畑の中から小鳥が飛び出して来て、暫く楽しませてくれました。一番目にしたホオジロ類のコホオアカです。
同じ場所に亜種リュウキュウメジロ。山が近いとはいえ、こんな開けた場所にでてくることもあるんだなと感心。
同じ場所には、セッカもいました。島のあちこちで見ますが、枝に止まった時には、やっぱりこのポーズが一番です。
電柱の上にまたサシバ♂がいました。獲物を捕えている様で、みるとカエルでした。
祖納の集落内の小さな公園に野鳥が飛んでいったので、見てみるとカラムクドリでした。写真を撮ると一緒にシロガシラが写っていました。
集落内の牛舎で椋鳥系の声がするので探してみると、何とインドハッカが牛の上にいました。おおっ!何だかアジアっぽい絵柄だなと思いつつ写真に納めさせてもらいました。牛にたかった虫か何かを食しているのでしょうか。
飛び立って何処かに行ってしまいました。
近くの田原川湿地の休耕田ですが、水がどんどんなくなって来ています。シギの数が減ってしまいましたが、近くに来てくれたのは、タカブシギ。

遠くにはエリマキシギを新たに確認。他にコアオアシシギ、ヒバリシギ、クサシギ、トウネン等。少し奥に入っていくと、やっぱりコホオアカ、耕した田圃にアトリの群れがいました。そしてノビタキ の姿もありました。

さらに奥に行くと、水の張った休耕田にはコガモやオナガガモの姿も。別の水たまりには、アオアシシギ、さらにタカブシギ(右)とオジロトウネン(左)がいました。
戻る途中、鳩が飛んでいるので、おやっ?と思ってよく見るとベニバト!やっと逢えました。遠くの電線に止まりましたが、遠すぎてフォーカスが合わず、残念ながら写真はなしです。
夕刻になって、サトウキビ畑を走っていると前方で草むらに走り込む小さな鳥の姿。おおっ!ミフウズラ に違いないと丹念に探すと先ず見つかったのは、エゾビタキ。細い鉄柱の上から餌を探している様でした。
さらに探索を続けていると、遂に!道の端にひっそりと佇んでいるミフウズラ を発見。二人で同時に「いたっ!!」と声をあげてしまいました。嬉しい嬉しいライファーです。何度か南西諸島に足を運んでやっと逢えました。喉が黒くないので、雄の様で、ずんぐりした姿と目が何とも可愛いいです。
目を瞑るとこんな感じです。
振り返ると‥‥
のっそりと動き出して‥‥
道に出てくるともう一羽いました。やっぱり♂の様です。そして2羽で畑の中に消えて行きました。

悠々と宿に引き上げ、ミフウズラ に乾杯!‥‥でも台風19号の被害を考えて控えめにしました。
翌15日は、与那国を立つ日で、朝少ししか時間がありません。ベニバトがいた祖納を中心に探索しましたが、残念賞。田んぼの水も干上がっており、どんよりした天気に鳥も今ひとつ。最後にアカガシラサギが飛んでくれました。
これにて、与那国島の探鳥紀行も終了です。渡り鳥は結構いたものの珍鳥には逢えず、ちょっとハズレの年の様でした。毎年でないことを祈るのみです。
ベニバトは昨年10月の与那国でしっかり逢えました。リンクはこちら

次回は、10月26日に訪ねた千葉県船橋市三番瀬にやって来たオニアジサシやミヤコドリ等をアップする予定です。



石垣島/与那国島紀行2019秋 与那国島編その1 ツルクイナ チゴハヤブサ コホオアカ アカハラダカ ウズラシギ マミジロタヒバリ クロハラアジサシ等 

2019-10-13 | 琉球地方
ツルクイナ 与那国島

10月13日与那国島にて: 与那国島の初日、まだ薄暗い午前6時半近く、宿の周りを散策しました。何せ日本の西の端、夜が開けるのが遅いです。するとアカハラダカが飛び立ち、旋回してくれましたが、薄暗いせいで、ブレブレ。アカガシラサギも飛んでくれましたが、暗くて写真になりません。宿に戻り朝食を取ってすぐに出発。まずはツルクイナが出るという田んぼに向かいました。しかし、田んぼにその姿はなく、そこを離れて、日本の西の端を訪ねることにしました。
そして西の端の久部良集落辺りを流してみましたが大した成果はなく、ツルクイナのポイントに戻りました。車の中でちょっと待っていると、何とツルクイナが出て来ました。えっ!こんなに簡単に見れていいの!と、素直に感動。嬉しいライファーです。留鳥でありながら見るのが極めて困難な鳥です。おそらく雄の若鳥ではないかと思われますが、次は雄の夏羽を見たいものです。
近くに後ろ姿ですが、バンがいます。大きさがよくわかります。
すぐに藪の中に入ってしまいましたので、水の張った田んぼに目をやるとセイタカシギがいます。
草むらに2羽のタシギがひっそりと佇んでいました。
田んぼの反対側の休耕田でしょうか、小鳥が現れたので、見るとコホオアカです。以後、よく出てくれました、越冬しているのでしょうか。
近くの電柱の上にチゴハヤブサがいるのをHMさんが発見。比較的近くで撮らせてくれましたが、少し引いて、山がバックになるようにしました。やっぱり色がよく出ます。下尾筒の赤が良いです。
空抜けになりますが、近づいてみました。
田んぼの上をクロハラアジサシが飛んでトンボを捕まえています。ギンヤンマが沢山いましたので、良い獲物になっているようです。
無事ツルクイナをゲット出来たので、他のポイントへ移動です。まず祖納の田原川湿地に寄ってみました。シギ類が結構いました。見慣れぬシギがいるので見ると、最初アメリカウズラシギかと思い込んでいましたが、図鑑をよく見るとウズラシギの幼鳥でした。
他にイソシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、セイタカシギ等がいました。クサシギが射程距離に出てくれました。
さらに移動の途中、学校の校庭を見るとあちらこちらにツメナガセキレイ、数十羽はいたでしょうか。比較的近くで見えた夏羽の残っている個体です。
次のポイントは東の端の東崎(あがりざき)。与那国馬が群れていましたが、芝生の上にマミジロタヒバリ。昨年春の西表島で見て以来です。でも逆光で写真は今ひとつです。1羽しか見えませんでした。
少し歩いていると突然目の前に小鳥が降りて来ました。ほとんどノートリミングのコホオアカです。本当に多いです。
芝生ですので、ツメナガセキレイは多いですが、南国らしい雰囲気の植物をバックに。
イソヒヨドリ♀が碑の脇から顔を出してこちらを見ているような感じです。
続いて東崎から島の南側を通って、山に向かうことにしました。途中、観光名所でもある立神岩を眺めてみました。
林道を走りはじめると上空に猛禽、ノスリでした。チゴハヤブサ、サシバもいました。
めぼしい鳥にはなかなか会えません。キマユムシクイがいましたが、写真は撮らせてくれません。被写体になってくれたのは、やっぱり亜種シマアカモズ♀です。
最早夕刻、林道を走り、与那国岳の森林公園に行ってみました。林道では、エゾビタキがたまに出たり、亜種リュウキュウメジロ、シロガシラ、亜種タイワンヒヨドリ等が出てくれるのみ。期待のキンバトには会えません。その代わり、ズアカアオバトが何かの実を盛んに食していました。
かなり日も傾いて来たので、宿に帰る前にツルクイナのポイントに寄って見ました。何人かのバードウオッチャーがいらしたので、一緒に見ていると、何とツルクイナがひょこり出ていました。サービスいいやつだなーと感心しました。珍しく表に出やすい個体なんでしょうね。
田んぼの水にはクロハラアジサシが、入浴して一日の汚れを落とすかのように、夕陽を浴びて水浴びしていました。
最早日も暮れたので、宿に戻って、ツルクイナに乾杯!

10月14日与那国島にて: 翌朝も朝食前に宿の周りを散策。昨日と同じであろうアカハラダカがいました。ちょっと遠かったですが、枝止まりしたので、何とかカメラに収まってくれました。
朝食後先ずは、ツルクイナのポイントに行って見ました。するとそれほど待つ間もなく、またまたお出ましになりました。今回は、畔に沿ってゆっくり歩いてくれたので、たっぷり写真撮れました。クイナ類の特徴ですが、足指が大きいです!

次回は、この続きで、与那国島後編として、ミフウズラ、サシバ、インドハッカ、コホオアカ、クロハラアジサシ等をアップする予定です。

石垣島/与那国島紀行2019秋 石垣島その2 ズグロチャキンチョウ ムラサキサギ カタグロトビ カンムリワシ アカアシシギ コアオアシシギ ヒバリシギ シロハラクイナ ツメナガセキレイ等

2019-10-12 | 琉球地方

ズグロチャキンチョウ幼鳥 石垣島

10月12日午後 石垣島田園地帯(続き): SeaBeansの野鳥ガイドで田園地帯を巡ります。時間も午後となりましたが、ムラサキサギの飛び立ちを前回載せ忘れていましたので、まずはそれを載せます。羽が大きく、その紫色がなんともいえないです。 
12時過ぎに訪れたのは、カタグロトビのポイント。葉の茂った木立の中に2羽いました。羽繕いなどしながら寛いでいましたが、距離は遠いです。
右の1羽をアップします。
続いて車を走らせていると牧草の上をクロハラアジサシが数羽舞っています。バッタでも狙っているのでしょうか。おおっ!緑バックで飛翔シーンが撮れると喜んで、撮りまくってしまいました。バックの緑と白い羽が綺麗なコントラストを見せてくれます。
牛舎にベニバトがいたとのことで、探しましたが、いるのはキジバトばかり、牛の下に亜種ホオジロハクセキレイがいました。
さらに探索は続き、少し山間の牧草地でしょうか、トラクターが作業しているところに、今回初めて見るカンムリワシがいました。春はそこら中で見かけるのですが、秋はなかなか会えません。
何をしているのかと見ているとトラクターが近づいて来て飛び立つと何とその足には蛇!どうやら毒蛇のサキシマハブのようです。ハブ程ではないにしてもマムシ程度の毒はあるそうです。
すぐ近くに降りて咥えたのを見るとマムシのような模様が見えます。捕まえたのか、死んでいるのを見つけたのかどちらでしょうね。今度は飛んでどこかに持っていってしまいました。
何度か巡っている水田んぼでアカアシシギ がちょっと逆光ですが、近くにいました。本土では珍しいですが、石垣島だとツルシギの方が珍しいそうです。
そうこうしていると小林さんのところに、ズグロチャキンチョウが雀の群れの中にいるとの情報が届き、すぐに駆けつけました。確かにスズメはいましたが、なんとその数は数百羽以上!! えっ、この中から見つけるのという感じでしたが、道端の柵に集団が一寸止まった時、HMさんが、お腹の白いスズメじゃないのがいた!とのことで、諦めず探していると、一団が木に止まりました。小林さんが「いたっ!」と一声、その場所を見るといましたいました。図鑑で見るあの頭黒茶金鳥(ズグロチャキンチョウ)ではありませんでしたが、クチバシの太い特徴を持った第1回冬羽の幼鳥のようです。やっと会えた渡りの迷鳥、嬉しいライファーです。
そんなに近縁ではないですが、なんでスズメに混じっているでしょうね。単独が嫌いなんでしょうか。
背中を見ると特徴的な雨覆羽が見えます。

なんとか珍鳥1種が出てくれたので、小林さんもやれやれだったでしょう。
さて、時刻も午後3時を過ぎガイドもあと僅か、今日初めて訪れる牛舎近くの草地の水たまりに、何種類かのシギがいました。少し日も傾いて、いい感じです。まずはタシギ。
ヒバリシギも何羽かいました。
タカブシギはあちこちで見ます。
草地を見るとシロハラクイナがトコトコと歩いていました。
ツメナガセキレイも数多くいました。まだ黄色が結構残っている個体や、すっかり白くなった個体と何羽もいます。
今回のツアーももはや終了時刻の午後4時ちょっと前。最後に訪ねた苗の植わった田んぼにアオアシシギとコアオアシシギ がいました(10月でも田植えするんですね)。
空港まで送ってもらい記念写真(SeaBeansのアーカイブに載ってます)。RACの午後5時40分の便に乗り込み、一路与那国へ、石垣島ともお別れです。上空から西表島の写真を撮りたかったのですが、雲に覆われて残念賞でした。写真は、石垣島です。
僅か35分の旅で、早くも与那国島に到着。最早夕暮れで、そのままレンタカーで宿に向かいました。飛行機はプロペラ機(ボンバルディア機でしょうか)ですが、スマートでカッコいいいなーと感じます。明日からは、自力で探さねばなりません。がんばるぞー!

次回は、与那国島で出会った鳥たちをアップします。まずはツルクイナ、チゴハヤブサ、ウズラシギ等。



石垣島/与那国島紀行2019秋 石垣島その1 ジャワアカガシラサギ カラムクドリ リュウキュウコノハズク アオバズク ムラサキサギ ズグロミゾゴイ等

2019-10-11 | 琉球地方

亜種リュウキュウアオバズク 石垣島ナイトツアーにて

昨春からすっかりハマった南西諸島、その石垣島と与那国島に秋の渡り鳥と南西諸島特産種を求めて、10月11日から15日まで鳥友HMさんと二人で遠征して来ました。台風19号が接近中でどうなることかと思いましたが、全面欠航の1日前に旅立つという不思議な運に恵まれて出発しました。しかし、ニュースで甚大な被害の報に接して心が痛みました。少々申し訳ない気持ちです。さて、行程は11日午後4時過ぎに石垣島に到着、夜はSeaBeansのナイトツアー、翌12日は同じく丸1日野鳥ガイド、同夕刻に与那国島に移動、13〜15日と同島にてレンタカーで巡りました。成果はというと渡りの珍鳥が今シーズン、今ひとつのようでしたが、石垣島でズグロチャキンチョウ、ジャワアカガシラサギ、カラムクドリ、ツメナガセキレイ、コアオアシシギ等、留鳥として八重山4点セットのカタグロトビ、ズグロミゾゴイ、カンムリワシ、ムラサキサギにリュウキュウコノハズク 等49種に会えました。与那国島では、渡り鳥として、ベニバト、コホオアカ、マミジロタヒバリ、チゴハヤブサ、ウズラシギ等でしたが、留鳥ながらなかなか会えないツルクイナとミフウズラをしっかり写真に収めることができて63種、合計80種の鳥達に会うことが出来ました。ライファーはズグロチャキンチョウ、ツルクイナ、ミフウズラの3種でした。
10月11日石垣島:午後4時過ぎに島に到着、ホテルで荷を下ろし、近くの新栄公園を散策してみました。早速カラムクドリが電線に止まり歓迎してくれました。
他にお決まりのシマアカモズ、シロガシラ、イシガキヒヨドリ、オサハシブトガラス等がいました。夕食を済ませて待っているとSeaBeansの小林さんが迎えに来てくださり、他に常連のお客さん二人と合計4人でナイトツアーに出発。
まず、とある森に入ってライトで探すと、八重山オオコウモリ が出現。なんと交尾まで見せてくれましたが、写真では公表できません。
さて、お目当ては、オオクイナなのですが、今夜は何故かさっぱり姿が見えない。ガイドの小林さんが一生懸命探してくれますが、どうにもならず、場所を移動。次のポイントで早速、お決まりの場所にいるという亜種リュウキュウアオバズクの姿が見えます。灯りの近くで、飛んでくる虫を狙っているのでしょう。眼光は鋭く、その瞳は爛々と輝き、昼に見るのとまるで違います。
少し移動すると、もう1個体がいました。比較的近くで写せたので、虹彩の金色が鮮やかですが、この個体はなんかひょうきんな顔に見えます。
ここは切り上げ、最初の森に戻って来ましたが、やっぱりオオクイナはいませんでした。が、ズアカアオバトが見つかりました。
続いて、夜に見るのは、オオクイナより珍しいというシロハラクイナが見つかりました。よく見ると左の足指がありません。ちょっと痛ましいです。
そして、声はすれどもなかなか見えなかったリュウキュウコノハズクが見つかりましたが、すぐに飛ばれてしまいました。写真はこの2枚だけ。
ガイドの小林さんは一生懸命オオクイナを探してくれ、時間が大幅延長、残業代は取られませんでしたが、本当にお疲れ様でした。ナイトツアーは面白いです。ほんと。
翌12日の朝、ガイドの前に同じ近くの公園を散策。シロガシラが実のなった木に集まっていましたが、電線に止まったところを一枚。バックが琉球地方らしい赤い屋根瓦だったので。
シマアカモズもここを餌取りのポイントにしているようで、時折、地面に降りて何かを捕えていました。
木の名前は分からないのですが、黒い実を亜種イシガキヒヨドリが食していました。亜種ヒヨドリと違って、色が濃く、お腹が赤茶色でなかなかいいです。
9時前に小林さんが現れ、出発ですが、今日は、我々二人だけ。ゆったりと座席を占めることが出来ました。まず、市街地で河口を見るとクロサギがいました。ちゃんと黒色型と白色型が一羽ずついてくれました。
少し走って、郊外の田園地帯を巡ります。水の張った田圃があり、ツメナガセキレイやシギがいます。まずは、アオアシシギです。
乾いた田んぼの端には、シロハラクイナも。春に比べて見えにくいようですが、何度か出てくれました。
市街地の学校か何かの木立の下にはズグロミゾゴイ若鳥。ボーッと立っているといるといるのかいないのかよく分かりませんが、小林さんは見逃しません。
首をすくめたポーズです。
さらに田園地帯を捜索すると間近にムラサキサギ、首から上だけですが。
実をつけた稲にシマキンパラがいました。稲の実を食していましたが、あんまりやりすぎると害鳥にされちゃうよ。これは成鳥のようです。
模様のないのは幼鳥でしょうか。
ジャワアカガシラサギは島に2羽いるそうですが、別々の場所で、1箇所の方では何度立ち寄っても姿が見えず、少し離れた別のポイントに行くとちゃんといました。しかし、羽を痛めているそうで、右の羽がだらんとなっていますが、健気にバッタか何かを捕えていました。動く様子もなく、じっとしていましたが、これからどうなるのかなー。

田んぼを巡っていると亜種コウライキジ、♂でしかも2羽います。この時期の♂は換羽直後のせいか綺麗で、しかも、尾羽が一年のうちで最も長いそうです。それはそうと雄2羽で何しているでしょうね。
ムラサキサギが飛び立ちました。辛うじて写せた一枚です。
降り立ったあたりに行ってみると、いましたいました。ほぼ全身が見えています。
以上で午前の部は終了。コンビニでお昼を買って、車中でお食事。効率的です。

次回は、石垣島での午後の部をアップする予定です。カタグロトビ、ズグロチャキンチョウ、カンムリワシ、クロハラアジサシなどをアップする予定です。

ノビタキ ノゴマ クマタカ セッカ ヨタカ 埼玉県

2019-10-05 | 関東地方

ノゴマ 埼玉県

ノビタキ イトトンボを捕らえる。  埼玉県狭山湖にて

10月19日埼玉県:ヨタカが出ているとの情報をいただき、駆けつけました。いるのはいましたが、木の葉の奥。隙間からやっと見ることができました。姿を見るのは、およそ45年前に岡山県の森林公園で、夜に街灯の周りを飛ぶ姿と、森の開けた場所に営巣していたヨタカが飛び出したのと残った卵を見て以来です。証拠写真ですが。
10月20日狭山湖:ノゴマ出現で、賑わっていました。カメラマンの数は100人以上、アイドル並みの人気です。

10月5日にクマタカポイント、10月6日に狭山湖を巡って来ました。クマタカは幼鳥を写真に収められませんでしたが、親鳥をゲット。でも、いつも同じように高い、遠いです。
お昼には諦めて、狭山湖に移動。早速ミサゴが飛んでくれました。
セッカがススキに止まってくれ、秋らしい感じになりました。

翌10月6日狭山湖の堤防をうろうろしていると、怪しい影。見るとノゴマ♀でした。今シーズン一番乗りかもしれません。
しかし、その後は潜ったまま出てくれませんでした。その代わり、ノビタキが遊んでくれました。ヨウシュヤマゴボウの実を食するようで、よくやって来ます。ホバリングしながら実を啄みます。
堤にはシモツケが咲いています。花と絡んでくれ、遠いですが、ついつい撮ってしまいます。
この日は、よくホバリングしてくれます。


黄色い(どぎついですが)花を咲かせているのは、セイタカアワダチソウ。止まったので、写してみると、なんとイトトンボを咥えています。種類は分かりませんが。
そして丸呑みです。
花の上で遊んでくれます。

次回は、10月11日から15日に遠征した石垣島と与那国島の野鳥たちをアップする予定です。