ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

タイ南部紀行2024年2月 スリパンガー国立公園編 その4/アカハラシキチョウ マラヤシマヤイロチョウ オオヒメアオヒタキ♀

2024-05-31 | タイ
アカハラシキチョウ♂ 2024年2月28日 タイ王国スリ パンガー国立公園

タイ南部遠征2日目午後最後のハイド:2番目のハイドでは、オオヒメアオヒタキ♂だけでしたが、出ずっぱりだったので、早めに切り上げて、少し移動して、3番目のハイド‥‥がない。急遽、持参のブラインドでハイドを作成してくれて、さっそく潜り込むと、すぐにやって来たのは、アカハラシキチョウ(White-rumped Shama)♂でした。鮮やかな紺色と赤茶色の腹部と白い尾が綺麗です。
次もアカハラシキチョウですが、ちょっと色が薄い、♀でした。
続いての登場は、地味目なヒタキ類の♀で、オオヒメアオヒタキ(Large Blue Flycatcher)の♀とのこと。ヒタキ類の♀はいずれも何か可愛いです。
しばらく滞在してくれましたが、来たのは♀だけでした。アカハラシキチョウは何度も登場して、じっくり堪能出来ました。
お立ち石の上にそれらしく止まってくれます。
ここにはマラヤシマヤイロチョウ(Malayan Banded Pitta)の♀が来るとのことでしたが、登場したのは♂でした。がっかりは当然しません。大歓迎です。何度も見てもやっぱり綺麗です。
それにしてもどうしてここまで、綺麗になるのでしょう?進化の不思議さを感じます。さて、夕刻となり2日目は終了。夕食のビールが美味しかったのは言うまでもありません。

翌3日目はダム湖でクルージングしながらの探鳥となりますが、次回からは奄美大島編をアップして、その後再開したいと思います。その前に地元での夏鳥(サンコウチョウ、クロツグミ、オオルリ)を臨時アップします。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 スリパンガー国立公園編 その3/オオヒメアオヒタキ ハチクマ マラヤシマヤイロチョウ

2024-05-28 | タイ
見返りのオオヒメアオヒタキ♂ 2024年2月28日 タイ王国スリ パンガー国立公園

タイ南部遠征2日目午後;昼食は公園内にある食堂でいただき、暑いので、しばし休憩。食堂からの眺めはこんな感じで、この辺りの鳥影はまばら。午後の気怠いひと時でした。
すると上空に猛禽が飛んでいるというので、写真に収めるとハチクマ(Oriental Honey Buzzard)♂でした。越冬はもう少し南の方なので、北上の途中でしょうか。日本に来るのかもしれないと想像すると楽しいです。
午後1時半過ぎには午後の鳥見に始動。オオヒメアオヒタキ(Large Blue Flycatcher)の来るというハイドに向かいました。到着してカメラをセットする間も無く主人公は登場していました。背中のブルーとお腹のオレンジ色が綺麗です。嘴が大きいので、オオがついているのでしょう。
飛び去ってもすぐにやって来ます。
出っ放しで、オオヒメアオヒタキしか来ないので、このハイドには1時間も居ずに移動でした。

マラヤシマヤイロチョウの再々掲です。
地面の上をホップしながらピョンピョンという感じで、移動します。
最後の2枚はほんの数mぐらいだったでしょうか。

次回は、この日3番目のハイドでのアカハラシキチョウ、オオヒメアオヒタキ♀そしてこのハイドにも現れたマラヤシマヤイロチョウをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。

ヤマドリ ブッポウソウ オオルリ/岡山県

2024-05-26 | 中国地方
後方からのホロ打ちヤマドリ♂ 2024年5月7日 岡山県高梁市

【臨時増刊】5月7日〜12日、林道を走っていると前方に鳥影が見えます。ヤマドリ♂ でした。後方からなのか、こちらには気付いていない様。カメラを構えるとホロ打ちを始めてくれました。ホロ打ちは何度も耳にしていましたが、目で見るのは初めてでした。背伸びしているからか、実に短足に見えて、なんか親近感が湧きます。
こちらには気付いてない様で、ゆっくりと歩みを進めて見えなくなりました。
車を降りて、身を潜める様に近づきましたが、やはり気づかれて、スタコラサッサと逃げられてしまいました。
少し歩くとオオルリが囀っていますが、高い梢。
さて我が町内でブッポウソウを最初に見たのは5月3日でした(4月27日に隣町にやって来たと友人から連絡あり)。5月7日に巡回していると巣箱の様子を伺っているブッポウソウに遭遇、今季初撮りとなりました。
この時、巣箱の中には別の個体がいました。追っかけている様に見えたので、ペアなのかライバルなのかはわかりませんでした。
5月12日、別の場所の巣箱の様子を伺っているブッポウソウがいました。正面顔が何か可愛い。
続々とやって来ている様で、忙しくなりそうです。

天体写真を少々。以前にもアップしたことがありますが、少し大きく明るく撮れたので、再掲します。子持ち銀河と呼ばれる銀河M51。
同じく再掲ですが、銀河M101。渦巻きが少し明るく写せました。
こちらは新たに撮った、おとめ座の銀河で、形がメキシコのソンブレロに似ているので、ソンブレロ銀河と呼ばれる銀河M104です。横から見たところで、円盤状の形が面白いです。

臨時の掲載で、次回はタイ南部シリーズです。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 スリパンガー国立公園編 その2/チャムネバンケンモドキ エリゲヒヨ ズグロヒヨドリ マラヤシマヤイロチョウ

2024-05-25 | タイ
チャムネバンケンモドキ 2024年2月28日 タイ王国スリ パンガー国立公園

タイ南部遠征2日目午前中の続き;この木に張り付いているだけで、確認鳥種がどんどん増えます。こちらはエリゲヒヨ(Hairy-backed Bulbul)、襟から背中に特徴的な羽がある?‥‥見えません。木の実は丸飲み。
たくさん食べたのか胸が膨らんでいますね。
オレンジハナドリ♂ (Orange-bellied Flowerpecker)も来ましたが、一瞬だけ。
少し落ち着いたので、この木を離れて小川のほとりに来るとヒヨドリにしては派手な色合いのズグロヒヨドリ(Black-headed Bulbul)が数羽で飛び回っていました。ヒヨドリにしては、黄色と黒い頭部が強烈な色合いです。やはり熱帯なんでしょう。
少し大きめの尾羽の長い鳥が木の茂みの中を移動しています。中々ちゃんと見えないので、暫し待っていると、やっと全身を見せてくれました。チャムネバンケンモドキ(Chestnut-breasted Malkoha)です。赤茶色の胸からお腹が印象的なバンケンですが、なんでモドキなんでしょうね。
また、あの木に戻るとやっぱり小鳥が来ています。先ほども来ていたハイムネヒヨドリドリ(Grey-bellied Bulbu)の木の実丸飲みシーン。
ここで、お昼になったので、公園内にある食堂に移動して、昼食とお昼休みです。

少し前のハイドでのマラヤシマヤイロチョウ(Malayan Banded Pitta)の再掲です。
上空を見上げています。猛禽でも飛んだのでしょうか。

次回はこの続きで、午後に別のハイドに移動して撮ったオオヒメアオヒタキなどをアップの予定ですが、間に地元のヤマドリ、ブッポウソウ等をはさみたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 スリパンガー国立公園編 その1/マラヤシマヤイロチョウ ハイムネヒヨドリ ムナフハナドリ ルリコノハドリ等

2024-05-22 | タイ
マラヤシマヤイロチョウ♂ 2024年2月28日 タイ王国スリパンガー国立公園

タイ南部遠征の2日目はスリパンガー国立公園です。到着後すぐに森の中のハイドに案内され、息を凝らして待っていると、今回の遠征で一番期待していたマラヤシマヤイロチョウ♂(Malayan Banded Pitta)が程なくやって来ました! その華麗な彩りに大興奮、胸の鼓動が高鳴ります。鳥くん♪風に言うとバードレナリン全開でしょうか。お立ち台のような石の上で、辺りを見回しています。暗い森の中で、シャッタースピードは上げられませんが、じっとたたずんでくれるので、ぶれることなく比較的低いISO感度で憧れのヤイロチョウを収めることができました。
警戒を解いたのか目の前、数m~5mぐらいの、石舞台の上に来てくれました。
しばらく滞在して、森に消えましたが、また、登場。同じ個体かどうかはわかりませんが、また♂。
再び目の前の石舞台に。
森に消えて、また、登場を何度か繰り返してくれます。
ハイドで午前中を過ごして、登場したのはマラヤシマヤイロチョウだけ‥‥まあ、それで十分です。写真を山ほど撮ったのですが、同じばかりではなんなので、スリパンガー国立公園編で、毎回登場させることにします。
午前中過ごしたハイドを出て、公園内でしばし探鳥。前日でも小鳥がたくさん来ていたピンクの実のなった木はここでも人気なのか次々に小鳥たちがやって来ます。こちらのムシクイですが、断定できませんが、アムールムシクイ(Pale-legged Leaf Wabler)と思われます。
こちらはハイムネヒヨドリ(Grey-bellied Bulbul)黄色い下尾筒が印象的です。
木の実を潰して食しているのはムナフハナドリ(Yellow-vented Flowerpecker)。英名の黄色い下尾筒のハナドリよりは和名の方がふさわしいのでは。
オレンジハナドリも同じ木の実を同じ様に食していましたが、やっぱりハナドリは似ているのでしょうね。
緑色の小さなインコが葉っぱに紛れていますが、見つかりました。ミドリサトウチョウ(Vernal Hanging Parrot)♀でした。小さくて可愛らしいインコで、上尾筒の赤が印象的です。
高い木の上にも何かいますが、光が強烈で色がはっきりわかりません。しかし、全身青いこの子は、ルリコノハドリ(Asian Fairy Bluebird)♀の様です。低いところに降りて来て欲しかったです。
木の実を丸飲みしている様です。
それにしてもこの木の名前はわかりませんが、小鳥たちに人気で、本当に多種類の小鳥たちがやって来ます。

次回はこの続きで、同じ場所で、エリゲヒヨ、ズグロヒヨドリ、チャムネバンケンモドキ等をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

オオルリ キビタキ オオアカゲラ/岡山県

2024-05-20 | 中国地方
新緑をバックに囀るオオルリ♂ 2024年5月4日 岡山県高梁市

【増刊号】5月3日〜5日の地元MFにて;5月3日キャンプ場公園を縄張りとしているキビタキ♂に会いに行くと、いつもの場所で囀っていました。新緑バックの近距離にきてくれましたが、露出設定が少しズレてしまいました。
5月4日、小さなダム湖の谷筋で、昨季見やすいソングポストで囀っていた♂の姿が今季は見えません。やはり数は少ないと感じるオオルリが、少し谷の奥の方の高い木の上で囀っていましたが‥‥
突然、降りて来て、新緑の中で囀ってくれました。しかも周りに枝がなく緑一色の中でいい感じです。ちょっと暗いですが。
たまにはこんなところでも囀ってくれて、嬉しいですね。
さて、県北に出向いて、早朝に散策して見ました。オオアカゲラがカミキリムシかなにかの幼虫をくわえていますが、どうも警戒の声を盛んに発するので、近くに巣でもありそう。
そこで、早めにその場を後にしましたが、一本道なので、帰ってくると、やはり巣があるのでしょう、同じ場所にいました。ちょうどフジの花が、まだ蕾でしたが、見えるので、これは撮らせてもらわねば、と短時間だけカメラを向けました。
花が開いて欲しかったですが‥‥まあ、フジがらみで良しとしましょう。

天体写真を少々。おおくま座の銀河を撮っていると夏の星座が昇って来ました。では、と言うことで、ヘラクレス座にある全天で2番目に大きい球状星団のM13にカメラを向けました。これは明るく写ります。
こと座も昇ってきているので、リング星雲と呼ばれる惑星状星雲M57は撮れるかな?とその辺りを狙ってみると、何とかリング状に写ってくれました。
もうすぐ天の川が見えるようになるので、楽しみにしています。

次回はタイ南部シリーズですが、地元の季節ものは今後も臨時で、載せたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 石垣島編 その3/ズグロミゾゴイ ヤツガシラ ムラサキサギ ツバメチドリ等

2024-05-19 | 琉球地方
のっそりと歩くズグロミゾゴイ 2024年3月24日 沖縄県石垣島

3月24日(続き)芝生には、増えすぎて迷惑がられている外来種のインドクジャクがいました。ちょっと石垣島の雰囲気には合わないかな。
同じ個体かもしれませんが、日向に出て来たズグロミゾゴイ。近すぎて画角からはみ出しそうです。
石垣島にもジョウビタキ♀がいました。
シロハラクイナは相変わらず、すぐ隠れてしまいます。
亜種シマアカモズも各所にいます。きれいに撮れそうな時だけカメラを向けます。
島中探して、やっと1羽のヤツガシラに出会えましたが、距離があります。着地時に冠羽を広げてくれました。
上空にはカンムリワシが帆翔中。
何とか回り込んで、物陰から狙いました。ドアップで撮りたかったな。
ガイドも終わりの時間に近くなり、田んぼを回って、やっとシギチ。アオアシシギ です。他にはタカブシギがいたくらいで、寂しかったですね。
まだ、ムラサキサギがまだだったので、探すとやっと目の前に。画角が横だとはみ出すので、縦向きでやっと入りました。
道に出ていたシロハラクイナ。もう少しちゃんと撮らせて欲しかったな。
最後の田んぼで、ツバメチドリが畔にたたずんでいました。
これで、石垣島の1日ガイドも終了しました。運んでもらうのは楽チンですね、やっぱり。

次回はタイ南部遠征シリーズに戻って、本遠征の最大の狙いマラヤシマヤイロチョウをたっぷりアップしたいと思います。ご覧頂き有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 石垣島編 その2/カンムリワシ カタグロトビ ズグロミゾゴイ等

2024-05-16 | 琉球地方
飛び出したカンムリワシ 2024年3月24日 沖縄県石垣島

(続き)畔にたたんずんでいたカンムリワシですが、飛び出しそうなので、遅れないようにカメラをむけていると、飛び出しました。
春のこの時期はカンムリワシをよく見かけます。人工の柱や電柱の上によくいます。
石垣島で数を増やしているカタグロトビ。今では市内各所で見かけるそうです。中には警戒心の薄くなった個体もいて、かつてなら飛ばれてしまう距離でも平気でした。
木の影にもう1羽いたようで、飛び出したりして、周辺を飛んで‥
同じ枝先に戻って来て‥
ふんわりと飛び出しました。
そこかしこにいるシロハラクイナですが、すぐに隠れてしまうので、写真は中々これといったのが、撮れませんでした。
電柱の上のカンムリワシ。大きく口を開けて、ちょっと滑稽な感じです。
ツメナガセキレイも少しづつ夏羽になって来ているようです。
車を流しているとすぐそこにズグロミゾゴイ。近すぎて、画角からはみ出しそうです。目先が水色で、婚姻色になっていますね。
ゆっくりと歩みを進めて、茂みの中へと入って行きました。

次回は、石垣島の最後で、島中巡って、やっと会えたヤツガシラ、ズグロミゾゴイなどをアップする予定です。

春の琉球列島紀行2024年3月 石垣島編 その1/ミドリカラスモドキ カンムリワシ ヒレンジャク カラムクドリ

2024-05-13 | 琉球地方

ミドリカラスモドキ幼鳥 2024年3月24日 沖縄県石垣島

与那国から移動して来た石垣島、今日は一日シービーンズの小林さんにガイドしていただく、楽チン鳥見です。市内のホテルを出発し、市内の公園から開始、最初は何とヒレンジャクでした。八重山諸島まで、南下して来ているんですね。ここで会えるとは驚きでした。
同じ木にはカラムクドリも数羽いました。後方にはヒレンジャクもいます。
そしてミドリカラスモドキの幼鳥がいる所に連れて行っていただきました。3羽いましたが、いずれも幼鳥。国内ライファーでした。
幼鳥でも虹彩は赤いです。沖縄らしい屋根の隙間をねぐらにしているのでしょう。
そこら中にいる亜種シマアカモズ♂。
別の公園でもカラムクドリがいました。
そして、郊外に出て田んぼ地帯を流しますが、鳥が少ない。シギチがさっぱりです。畑にはカンムリワシ、近いです。獲物はヘビでしょうか、お食事中でした。
ヒシクイが来ているそうで、探すと、いました。しかし、飛ばれてしまい、遠くに降り立った瞬間です。
カンムリワシに至る所で、出会します。今回は木止まり。
近くの畑の畔に止まっていたりと、たっぷり見せてくれます。
ヤツガシラを探すのですが、ちょっと時期が遅いのか、中々見つかりません。

次回はこの続きで、カンムリワシの飛び出し、カタグロトビ、ズグロミゾゴイなどをアップしたいと思います。ご覧頂き有り難う御座います。

オオルリ キビタキ ヒヨドリ/岡山県

2024-05-11 | 中国地方
囀るオオルリ 2024年4月29日 岡山県津山市

【増刊のアップです】4月26日地元のキャンプ場公園でのキビタキ♂の続きです。飛び出しを狙ってプリキャプチャーで待っていると今回は上方に飛んでくれました。こちらに向かってくるような感じになりました。
目一杯翼を広げたところは中々にカッコイイかなと。やはり何千キロと渡ってくるだけのことはあるのではないかと思います。桜の木ですが、すっかり花は落ちてキビタキの渡来には間に合いません。
今度は小さなダム湖のMFで、フジの花が視界中に広がっているところで、何か来ないかと待ちました。オオルリ、キビタキを期待するのですが、サッパリ。メジロが来てくれましたが、花に合わせていると、ちょっと露出不足。
諦めて移動するとウワミズザクラにヒヨドリが来ていました。
4月30日にもフジの前で待っていましたが、サッパリ。遠くにミヤマカラスアゲハがヒラヒラと。
やっと現れたのは、ヒヨドリでした。中々映える鳥は来てくれませんが、ヒヨドリでもよしとせねば。
5月2日のキャンプ場公園では、別個体のキビタキ♂ 。暗いヒノキから出てくれません。頭部や翼に灰色みがあるので、2年目の♂でしょう。
谷筋に移動。やっとオオルリ♂が空抜けでないところで、囀ってくれました。
フジの花と絡んでくれないかと期待しますが、やはり無理でした。若葉の隙間に見えて、前景に紫の花が前ボカシになりました。葛の花かな?
それにしても、昨シーズンに続いて、オオルリが少ない。いまだに♀を見かけていません。私のフィールドで、個体数は以前の半分以下のように感じます。越冬地の森林開発が原因ではないかと思えてならないです。

天体写真を少々。月がなく、雲もない条件の日はそんなにありません。5月3日が快晴だったので、望遠レンズを夜空に向けました。この時期、高く上がる大熊座には銀河が結構あります。これは銀河のM81とM82で、渦巻が写る、割と明るい銀河です。
惑星状星雲のM97と銀河のM108で、丸く青いM97は、黒いところが目にあたり、フクロウの顔に見える?と言うので、フクロウ星雲と呼ばれています。そう言われればそうかな?
こちらは銀河M101。渦巻きの腕が長く伸びて、我が銀河を真上から見たらこんな感じではないかと。
これからも天体写真を時々載せたいと思います。

タイ南部紀行2024年2月 パンガー湾国立公園編 その6/インドトサカゲリ アオショウビン アジアコビトウなど

2024-05-10 | タイ
インドトサカゲリ 2024年2月27日 タイ王国

タイの鳥見初日の最後のポイントとして、牧場のような開けた草地に案内されました。早速、赤い嘴と黒い頭部の白い頬が印象的なインドトサカゲリ(Red-wattled Lapwing)が草地の上に、ケリ!、といった雰囲気で何羽かたたずんでいます。虹彩が黒いので、日本のケリと違って、可愛い印象です。
遠くの杭の上にアオショウビン(White-throated Kingfisher)がいます。そっと少しでも近づきますが、それでも遠い。アオショウビンと言っても青、どちらかと言うと水色、の部分は少なく、英名を直訳したノドジロショウビンの方が、合っているような‥‥
飛んだ後ろ姿では青色と羽の白斑が目立ちますけどね。
杭の立っているところは小さな池で、八重山諸島にいるのと同じムラサキサギの若鳥(Purple Heron)が採餌中でした。
上空に現れた猛禽はシロガシラトビ(Brahminy Kite)でした。日本のトビのような出現頻度かな。
場所を変えたアオショウビンは枝止まり。横から見るとアオの部分が多少は多いかな。
小さな池には小さなウがいました。アジアコビトウ(Little Cormorant)でした。これぐらい小さくて短い嘴だとちょっと可愛い感じです。
環境が違うと違った種類がいます。今度はミカドバト(Green Imperial Pigeon)。遠いと木に紛れてしまいますね。
アオショウビンはまだ居ます。まだ遠いですが、これが一番近づけた写真です。
飛び出し。翼がなかなかきれいですね。
他にもアカガシラサギ(Chinese Pond Heron)、まだ冬羽でした。冬羽のジャワとの見分け方を教えてもらいました。南西諸島で応用出来るといいですが。
シギがいるので、カメラを向けるとイソシギ(Common Sandpiper)でした。分布が広いんですね。
最後にオウチュウ(Black Drongo)。ちょっと遠すぎてフォーカスもイマイチな証拠写真ですが、初めてなので、載せました💦
タイでの鳥見初日は3ヶ所もポイントを回って、種類が盛り沢山でした。

次回は、3月24日の石垣島遠征を3回ほどアップした後、タイに舞い戻りたいと思います。ご覧頂き有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 パンガー湾国立公園編 その5/チャガシラハチクイ オレンジハナドリ ハイイロオウチュウ ムネアカアオバト等

2024-05-07 | タイ
食事中のオレンジハナドリ♂ 2024年2月27日 タイ王国

27日午後、パンガー湾を後にして北上し、シーパンガー国立公園近くの本日の宿に着きました。すると日本でお馴染みのスズメ(Eurasian Tree Sparrow)がいるので、こちらでも人家に依存しているんだなと、なんか懐かしくて一枚収めました。広い分布ですね。

その後近くのアマゾンと呼ばれる自然公園(かつては広大なジャングルが広がっていたそうです)に立ち寄り、公園内を探索。木道が設けられていて、そこを歩きながら野鳥を探します。アカショウビンの声が聞こえますが、写真には撮らせてくれません。ちゃんと撮らせてくれたのはハイイロオウチュウ(Ashy Drongo)、随分白っぽいなと思いましたが。
ここでもクロアカヒロハシが複数羽。結構数の多い鳥なんですが、すっきりとは撮らせてくれません。
ここでもチャガシラハチクイ(Chestnut-headed Bee-eater)がいるなと思って見ていると‥‥
もう1羽、捕らえた虫を持ってやって来ました。求愛給餌でしょうか。
すると交尾が始まったので、慌てて連写。
この時期、ちょうど繁殖シーズンなんでしょうね。
次に見たことある地味な鳥だなと思うとコサメビタキ(Asian Brown Flycatcher)でした。こちらで越冬しているでしょうね。
「アオバトがいるよ」と頭上を見上げると木の実を食すアオバトがいます。目の周りに白いリングのあるハシブトアオバト(Thick-billed Green Pigeon)でした。
他にも違うのがいるよということで、撮った写真を見ると、こちらはムネアカアオバト(Orange-breasted Green Pigeon)でした。アオバトの種類が多いですね。
駐車場まで戻るとオレンジハナドリ♂(Orange-bellied Flowerpecker)がピンクの木の実を細かく潰すようにして食していました。お腹と背中のオレンジ色が鮮やかです。

短時間で、この公園を終えて、次に開けた牧草地のような所に行くとのことで、車に乗り込み移動です。

次回は開けた牧草地のような所にいたインドトサカゲリ、アオショウビンなどをアップする予定です。ご覧頂き有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年2月 パンガー湾国立公園編 その4/マレーモリフクロウ インドブッポウソウ アオミミゴシキドリ シロガシラトビ等

2024-05-04 | タイ
マレーモリフクロウ 2024年2月27日 タイ王国パンガー

パンガー湾国立公園を後にして、しばし北上。アンダマン海に面した食堂で、昼食。周りは小さな公園のようで、野鳥がそこかしこに。車のそばにインドハッカ(Common Myna)。そこら中にいます。
食事前に近くを歩くと、遠くにアオショウビン(White-throated Kingfisher)。こんなところにもいるのかと感心しました。すぐに飛んでしまって残念。
屋根の上にカノコバト(Spotted Dove)、日本のキジバトのような感じで、そこ彼処にいます。
瞬膜が半分閉じると陰険な顔付きになりますね。
食後辺りを散策すると遠くの電線?の上に鳥影。見るとインドブッポウソウ(Indian Roller)でした。塀があって近くまで行けませんでしたが、色合いは何とか写りました。
木の茂みの中にマレーモリフクロウ(Spotted Wood-owl)がいるのを見つけてもらいました。よく見つけるもんだなと感心。下からたくさん見上げるので、昼間でも目を開けてくれたのでしょうか。つぶらな瞳がパッチリでした。
昼間は通常、こんな感じなんでしょうが。
高い木の上にミミアオゴシキドリ(Green-eared Barbet)。ゴシキドリの中では単色で地味な方でしょうが、十分派手ないでたちかと。
インドハッカ同様にジャワハッカ(White-vented Myna)もそこ彼処にいるのですが、意外に警戒心が強く、あまり近接撮影が出来ませんでした。
上空では、シロガシラトビ(Brahminy Kite)がハシブトガラスに追いかけられていました。何処も猛禽を見るとカラスが追いかける図式は同じようです。
集落の周りでも、さすがタイは鳥影が濃いです。休憩場所でも楽しめそうです。

次回はさらに北上して、宿近くのアマゾンと呼ばれる自然公園でのハイイロオウチュウ、クロアカヒロハシ、チャガシラハチクイなどをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。

キビタキ コゲラ ホオジロ キジ/岡山県

2024-05-02 | 中国地方
今季初撮りの囀るキビタキ♂ 2024年4月26日 岡山県高梁市

4月5日〜26日高梁市川上町のMFにて;4月5日、地元のキャンプ場公園でコゲラと‥
キジ♂が被写体になってくれました。♀もいましたが、すぐに隠れてしまいました。
4月11日、桜がすっかり満開になったので、花がらみを狙いました。ホオジロが運よく木に飛び上がってくれました。
翌日にはエナガが桜花をバックに。
まだ居残っているアトリですが、♂はすっかり黒い頭巾をかぶって、夏羽に。
ツツジの名所のこの公園ですが、誰もツツジと絡んでくれません。遠くの地面に黒いツグミ系の鳥がいるので、撮ってみると、クロツグミに見えますが、嘴は黄色くなく、どうも若鳥♂ではないかと思います。
4月26日、キビタキの囀りが松並木から聞こえてくるので、探すといました。松は隙間が多く、見やすいですが、季節感がイマイチ。でも、初撮りで、しっかり撮らせてくれたので、よしとしましょう。
囀っている正面顔はちょっと珍しいかもしれないなと写真をよく見ると、右胸に黒い羽の斑点があります。昨季に全く同じ場所で撮ったキビタキ♂にも同じ場所に黒い斑点があったので、おそらく同じ個体ではないかと思います。同じ個体が帰って来たと思うと何か嬉しいです。
季節感は今ひとつですが、松ぼっくりとのコラボも良いかなと。
松から離れて、新緑バックに。
そこで、プリキャプチャー機能を使って、飛び出しを撮影し、合成してみました。
しばらくこの場所で囀ってくれたので、初撮りにしてはしっかり撮れました。
これからもしっかり撮らせてくれよとお願いしました。

春の天体写真を一枚。大熊座(北斗七星)の辺りには銀河が多くあります。りょうけん座のM51は子持ち星雲と呼ばれ、真上から見たような銀河の腕の先に小さな銀河が繋がっています。何とか撮れました。

次回はタイ南部遠征シリーズに戻り、昼食の食堂周りの小さな公園?でのマレーモリフクロウ、インドブッポウソウ、ミミアオゴシキドリなどをアップします。ご覧頂き有り難う御座います。

春の琉球列島紀行2024年3月 与那国島編 その2/ヤツガシラ ツバメチドリ セイタカシギ ムネアカタヒバリなど

2024-05-01 | 琉球地方

ヤツガシラ 2024年3月22日 沖縄県与那国島

3月22日与那国島;暗いうちに起き出して、久部良地区の宿を出発。まず比川の田んぼに寄ってみました。僅かな水のある所にはセイタカシギ、タカブシギ、バン、サギ類などが居ましたが、今一つ。
東崎では今日もヤツガシラ2羽が同じポイントで採餌中。驚かせない様に気をつけているのですが、中々距離を取らせてくれません。
ツメナガセキレイの集団が採餌中。馬の後を追いかける様にしています。餌が飛び出してくるのでしょうね。
すると上空に翼の長く鋭いツバメの様に見える中型の鳥が姿を見せました。降り立ったその姿は、ツバメチドリでした。渡りの島らしい鳥が出てくれました。
数羽のタヒバリっぽい鳥がいます。見るとムネアカタヒバリでした。新しいのが、入ってきているようです。もっと胸の赤くなった個体もいましたが、数時間後に来た時にはその姿は見えませんでした。ツメナガセキレイも東の方に向かって飛んでいたので、渡って行ったのかもしれません。おりしも南風が吹いて、天気もよかったですから。
祖納港の近くの岩礁の上を飛ぶ数十羽の鳥が降り立ったので、見ると遠かったですが、どうもダイゼンのようでした。
島内をぐるぐる回りますが、目ぼしい鳥には会えず、シマアカモズとシロガシラを見かけるばかり。
田原川湿地で唯一水を張った田んぼにはセイタカシギが2羽。
東崎に戻るとヤツガシラはちゃんといました。
目に付くのはシロガシラばかり。ちょっと花がらみで。
畑ではチョウゲンボウの姿も時々目にします。

3月23日与那国島の最終日;田原川にいたアマサギ。繁殖羽になったコサギと一緒ですが、昨日は見なかったので、新たに入ってきたようです。
田原川湿地の上を白い猛禽が飛んでいて、ハイイロチュウヒ♂でした。残念ながら飛んでいってしまい、二度とお目にかかれませんでした。
他にもコチドリなども入ってきています。
いい感じで、後ろの抜けたシマアカモズ♂。
最後に田原川湿地の田んぼにはツバメチドリの姿が。ここで、切り上げて夕方の便で、石垣島に。
新しいのが、入ってきているようですが、結局大物には出会しませんでした。畑を巡って、ミフウズラの姿を一度だけ見かけました。

次回はタイ南部遠征シリーズに戻りますが、増刊号で、マイフィールで初撮りのキビタキなどを臨時でアップします。ご覧頂き有り難う御座います。