1月7日(土)オウム事件の特別手配の平田が逮捕された経緯。
出遭ってしまった警察官には心情的には同情するな。
若い警察官だろうから、当人が幼児の頃の大事件。
現業ではない本社?の受付に大晦日の夜に髪ボサボサで
やって来て「俺!特別指名手配の平田信です」名乗ったって
門番?はここは受付ではないので現場に行ってください」と言うだろう。
どんな組織も役割分担があり役所など細かい縦割り組織だから
余計な事して上司に怒鳴られるなら、何事にも深入りしないに限る。
不運な若い警察官、めげずに耐えてください。
今後 酔っ払って 交番や警察署をからかうと一週間程
留置場でご厄介になるだろう。
話は 変わって ずっと以前の古い話になるが
不夜城といわれる場所の警察署での出来事。
昼時、署内に二人の警部補がいた。
近くで喧嘩が始まったとの一報が入った。
一人の警部補は頼んだ出前のラーメンが来たので
もう一人の警部補に事件現場に行ってくれと頼んだ。
その警部補は部下一人を連れて現場ビルに向かった。
喧嘩ではなく やくざ同士の抗争で一人は拳銃で撃たれていた。
地下1階の焼肉店に立て篭もり、警察官二人とその後ろには
拳銃で撃たれた虫の息のやくざを抱え睨みあいが続く。
警部補はいつでも発射できるように撃鉄を起こした。
相手やくざは さすがに警察官に発砲すれば
正当防衛で打ち合いになるのは必死。
焼肉店なので、鉄鍋等を投げつけてきた。
私も当時そのような事件があり
繁華街をヘリコプターが飛び、現場実況されていたのを
微かに覚えている。
最終的には逮捕できたのだが
偶然 地下2階には 警察署長と消防署長も打ち合わせランチをしていた。
現場に急行した警部補はその年、英雄になり総監賞を頂く
16年間 警部補に甘んじていたがその年 警部に昇格した。
警察官として順調に中隊長になり最後は警視で定年退職した。
ラーメンが冷めてしまうから出動しなかった警部補は
当然、警部の昇格はなかっただろう。
人の出会い、運命は分からない。
しかし、めんどくさがらずに取り組む愚直さが大事だね。
定年退職してから学校同期が語ってくれた。
二人並んで写っている。