馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

雨風の中、杖を突き傘を差さない老女が水門を歩く。

2018-05-11 10:47:40 | 日記

5月10日(木)

正午 大雨と海風が吹き抜ける

漁港の水門を通る。

前方に、杖を突き傘を差さない老女がいる。

 

急いで近づき傘を被せる。

老女は 「ありがとうございます」。

「大丈夫ですよ」

「心配なさらないでください」

私は 少し躊躇したが「何処まで行きますか」

「直ぐ 近くです」

「右腕が動かないので傘を差さないのです」

リハビリのため 歩いているようだ。

 

「私も 病を得てリハビリで駅まで歩きます」

「それは どうもお互い頑張りましょう」

老女は丁寧な遠慮の言葉だ。

 

気持ちが落ち着かないが、先を歩いた。

振り返ると、水門を必死で歩く。

 

かなり前、親戚の叔父が病で片足が麻痺した。

毎日 リハビリで杖を突き散歩した。

栃木の那須下しの空風と夕立が有名な地域。

連れ合いのオバサンは、雨風になると

必死で旦那を探し歩いた。

オジサンは電力会社に勤め

電信柱に登り配線工事の仕事をしていて

元気そのものだった。

突然 襲う病。

 

私も加齢と癌になりめっきり体力は弱くなった。

 

女性は忍耐力あり強い。

 

心無い日本国リーダーである政治家、官僚の

女性を見下す言動に溜息が出る。