町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

211系化された快速みすず号

2016年01月17日 | JR線

正月3が日の旅行の帰りの途中に塩尻駅へ降り立ちましたが、211系に置き換えられた飯田線の快速列車“みすず”を初めて目にする事が出来たので軽く撮影してみました。飯田線の快速は飯田地区から県都長野を結ぶ準急「天竜」から始まり、その後急行列車へ昇格するものの後年急行かもしか、快速みすずに分離され1988年に“みすず”に1本化されました。かつては急行型の169系が“かもしか”用の塗装を纏い運用されていましたが、老朽化に伴い近郊型の115系に置き換えられ2007年からは313系1700番台が加わりました。2015年現在は下りが飯田5:44分発の長野行き2209M(長野~岡谷間3523M)と松本16:21分発の飯田行き2220M(松本~岡谷間3526M)の2本が運転されており211系長野車が充当されます。

長野行きの普通列車と並ぶ“みすず”、駅の電光掲示板には愛称も表示されますが、車両側には正面に種別を表示するのみでした。列車名“みすず”の由来は「信濃」の枕詞「みすず刈る」に由来しています。

側面幕には種別すら表示せず行き先のみの表示でした。これで果たして誤乗する乗客が出ないんでしょうかね・・・。

同車はこの後辰野まで各駅に停車し宮木・羽場・沢・伊那松島・木之下・北殿・伊那北・伊那市・沢渡・宮田・駒ヶ根・小町屋・伊那福岡・飯島・伊那本郷・七久保・上片桐・伊那大島・市田・元善光寺・伊那上郷・桜町の順に停車し、終点の飯田までは3時間12分の道のりです。全区間を乗り通す乗客は滅多にいないので問題にはならないのでしょうが、ロングシートの3000番台も運用されるようになったのは少々グレードダウンの感が否めませんね。

長野地区で当然のように見られた115系も、置き換えが始まれば嘘の様に姿を消してしまいました。211系転用が始まった頃は完全に入れ替わるまでもっと時間が掛かると思いましたが・・・。

 

 

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南武線・205系ありがとう運転

2016年01月09日 | JR線

2014年よりE233系8000番台への置き換えが進められて来た南武線ですが、本日を以って205系が1989年から続いた27年の活躍に終止符を打つ事になりました。筆者は仕事が入っており行くつもりはありませんでしたが、運良く遅番に変更となったお陰で最終運転の列車に乗車する事が出来ましたので、その様子をアップします。

本日ラストランを務めた205系ナハ46編成です。本来なら南武線生え抜きの大窓原型前面の編成を充当して欲しいところですが、インドネシアへの譲渡契約の絡みもあり、この先頭車改造編成が最後まで残ることになったようです。画像はまだ定期列車で運用されていた頃の姿ですが、今日の沿線は何処もかこも人が多く、とても撮影を楽しめる雰囲気ではありませんでした。。。

改造車なので、車内の乗務員室仕切りは新系列電車に準じた大きな窓を備える仕様でした。西日本の205系1000番台には劣りますが、前面展望も良好です。

本日は臨時快速列車の登戸行きとして運行され、滅多に見ることが出来なかった(そもそも使われた実績があるのか?)快速登戸行きの表示で到着。10時43分に川崎を発ち、11時8分に登戸へ到着する行程でした。

川崎駅のLED表示にもこの通り、臨時を示す特別な表示は無く定期列車のような内容です。とはいえ本日限りの表示なので多くの人がカメラを向けていました。

武蔵中原駅付近では、中原電車区の社員の方々が惜別の横断幕を表示しており車内放送でも案内がありました。沿線との一体感が感じられて少しの感動がありますね。ちなみに、終点の登戸駅ではこんな表示が見られました。

 205系の先頭車とありがとう運転の表示がされ、下段には感謝のメッセージが流されていました。なかなか趣向を凝らした心憎い演出です。多様な表示に対応出来るのもLEDならではですね。

 昭和時代は他線からの使い回しの中古車ばかりで“通勤電車の墓場”とまで言われた南武線ですが、本日から最新世代のE233系8000番台のみでの運行になり、今まで新車投入が途絶えていた線区が逆に最も新しい路線に生まれ変わりを遂げた事は利用者の一人として大変感慨深いものが込み上げてきます。今後も支線への小田栄駅新設の他、引き続き計画されている立体交差化事業などで更なる発展をを遂げる事が予想されますが、この先の変化も楽しみに見て行きたいと思います。

 

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黒船電車で行く初日の出鑑賞

2016年01月01日 | 東京急行電鉄

新年あけましておめでとうございます、今年もまた極めて個人的備忘録を綴る事になりますがご愛顧の程よろしくお願い致します。

元日は毎年の恒例行事になった伊豆急行の黒船電車2100系で運転される臨時快速「伊豆初日の出号」に乗って初日の出を鑑賞して来ました。実は今年はこの一本後に運転されるお座敷列車の「伊東初日の出号」に乗ることを考えていたのですが、こちらは席が確保出来ず窓口で確認したところ「伊豆初日の出号」は海側の座席に空きがあるとの事で予定を変更、何とか確保出来ました。

先ずは始発駅である品川へ向かうと、駅の発車案内には後続の伊東初日の出号と共に並んで列車名が表示されており多くの乗客がカメラを向けていました。新年ならではの光景で旅気分も盛り上がります。

「伊豆初日の出号」に充当された黒船電車。休日は「リゾート踊り子号」で都心にも姿を現す伊豆急2100系ですが、こちらに充当されるのはマイナーチェンジ車である5次車の「アルファ・リゾート21」で黒船電車は専ら熱海~伊豆急下田間の普通列車運用が主体になっています。

今回乗車した「伊豆初日の出号」は、片瀬白田駅で50分の停車時間が設けられており駅からほど近い海岸で初日の出を鑑賞するようになっています。日の光を浴びて、周りの景色が映り込み黒い車体が艶々と輝いていました。

戻りの列車はリゾート21ではなく、元東急の8000系でした。8000系が伊豆急行にやって来たのは2005年で既に10年の歳月が経過し、すっかり馴染みの光景になりました。東伊豆の海岸線で東急サウンドを響かせ快走する姿はかつて海水浴臨時列車で応援に駆け付けた7000系を思い起こさせますね。

逆サイドのクハ8002側より、こちらはカラーリングとスカートが付いた以外あまり印象は変化していませんね。

車内のドアに目をやると、しばらくは東急時代のまま存置されていたクマのドアステッカーが伊豆急オリジナルのイルカのデザインに貼りかえられていました。

 

※伊豆急行関連の記事ですが、同社は東急グループなので東京急行電鉄のカテゴリにしています。

 

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