町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

【悲報】小田急バス、車内放送変更・・・。

2019年04月25日 | 小田急グループの鉄道・路線バス

路線バスの車内放送は、頻繁に音声を担当するアナウンサーが交代する場合と一人で長期に渡り担当する場合と二通りありますが、小田急バスに関しては後者の方で、何度か一部文章の修正はあったものの、直井芳枝さんが全営業所の路線を長きに渡り担当して来ました。しかし、狛江営業所と小田急シティバス世田谷営業所で音声が更新されており、遂に新しいアナウンサーに交代になったようです。

新しい音声を聞いた時には大変驚き、ネットで調べてみたところ直井さんが車内放送から引退されたそうで、現在は狛江・世田谷から順次新放送に切り替えているとのこと。間もなく路線の改変が控えている吉祥寺・武蔵境・登戸・町田の各営業所でも切り替えに入ると思われます。

直井さんが担当した音声は8トラックテープ時代から続いており、小田急では少なくとも1988年頃?には全線で採用していたかと思われます(以前に1986〜1987年頃に録音された小田急バスの走行音を聞いたことがありますが、その時点では全く別の方の音声でした)

因みに直井さんの車内放送は同じ小田急グループの立川バスの他、東武バス(東京都内のみ)・茨城急行自動車・秋田中央交通でも耳にすることが出来ますが、こちらも順次差し掛えられて行くことでしょう。長期間に渡って聞かれた音声だけに、平成の終わりを前にしての交代は寂しさを感じずにいられませんが、長年のご活躍に敬意を表したいと思います。
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東横線沿線散歩・東急5050系

2019年04月21日 | 東京急行電鉄

4月に入り、やっと春らしい気候になって日中は暑ささえ感じる日も増えて来ましたが、先週先々週と仕事で東横線を利用した際に沿線の定番撮影地へ行く機会に恵まれたので、何枚か撮影を行って来ました。副都心線直通を開始する2013年までに長年主力だった8590系や9000系は全編成が去ってしまいましたが、代わりに西武車や東武車、東京メトロ車が加わり、飽きの来ない撮影が楽しめる路線になっています。今回は、練習の為に撮影して自然と溜まった5050系の画像を上げて行きます。

LEDが切れてしまっていますが、急行運用に就く5161F8両編成。田園都市線向け5000系の転用や編成内へのサハ組み込み、また細かな仕様違いでかつての8000系列並みにバリエーションが豊富になりました。

白楽駅近くの定番の場所で、キューピーのラッピングが施された5157F。ラッピングイラストが見えるように引き気味で撮影してみました。8両全車にではなく、渋谷寄り先頭車1両のみとなっているのが面白いですね。

車内の様子。写真は5次車の車内設備で、ドアはメーカー標準のステンレス無塗装仕上げですが、車両間の貫通扉は化粧板仕上げになって傾斜付戸閉機構に改められています。現在はドア上LCDの更新(15インチから、順次17インチ画面に)やガラス押さえの改造(シール材で固定する接着式から、押さえ金式へ)などが進んでいます。

換装された17インチ画面の車内案内表示器。10両編成の4000番台と同じ仕様です。外観は同じでも、小さな設計変更や後年の改造で様々な相違点が生まれ、かつての8000系列の歴史を繰り返しているようですね。

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21世紀型青ガエル・東急7000系(2代目)

2019年04月20日 | 東京急行電鉄

東急の支線区である池上線と多摩川線では主力車両だった7700系が引退し、現在は1000系と7000系の2形式のみが運用されるようになりました。7700系を完全に置き換えるべく中断されていた7000系の導入も、2011年以来6年振りに再開され6編成が新たに2017年から2018年に掛けて登場しています。本線級の東横線・田園都市線より先にVVVF車統一を実現した2路線ですが、これらの増備により近代路線の色合いが一層濃くなりました。

池上線で運用中の2018年に増備された7114F。緑のカラーで登場した7000系ですが、長年池上線と多摩川線になる前の目蒲線では、緑一色の塗装だった初代3000系列や5000系が主力だったので、先祖帰りしたとも言えなくはないですね。

多摩川線で運用中の7112F。この丸みの強い正面スタイルや上窄まりの車体など、青ガエルの愛称で親しまれた初代5000と被る部分があり、21世紀版の青ガエルだと思えて仕方ありません・・・。1編成くらい、東横線90周年の編成のように、緑一色でラッピングしてくれませんかね?

東急初採用となる木目調化粧板に、車端部ボックスシート。基本的には2代目5000系グループの中型車版ですが、室内は配色も相まって落ち着きと余裕が感じられる空間になりました。ここまでのレベルになると、短距離路線に閉じ込めておくのが勿体ない気がしますね。

車内案内表示も従来の15インチサイズから17インチの三菱電機セサミクロにグレードアップし、サービス面は本線級の路線並みの水準になりました。

 



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シーサイドラインフェスタ2019にて、1000形保存車両を見る

2019年04月14日 | モノレール・新交通システム

昨日は横浜市金沢区の並木車両基地で、シーサイドラインフェスタ2019が開催されました。筆者の関心は運用終了以来保管されて来た1000形の近況ですが、昨年のイベントレポートを見ると車体が綺麗に塗装し直され、保管場所を移設しているとの内容があったため、どんな状況なのか気になり見に行って来ました。

雲一つ無い青空の下に佇む1165号車+1161号車。以前に参加した時はこの場所の丁度反対に無造作に置かれていましたが、先頭車を背中合わせにして移設し、正式に静態保存に移行したようです。車体は確かにピカピカの状態で、検査上がりを思わせる雰囲気でした。戸閉装置はもう使用しない為か、一部のドアには金属の手掛けと鍵が設置されています。

逆光ですが反対側から。しばらくは5両で保管していたものの、中間車3両は移設時に解体してしまったとのことでした。まぁ、動かなくなった電車に資金を掛け過ぎる訳にも行かないので、取り敢えず様になる姿で保管されることになっただけでも良しとしなければいけませんね・・・。車内は室内照明や自動放送が操作可能になっていますが、イベント時のみ電源装置から給電しているそうです。

場所の移設後に設置された車両解説の看板。内容は特に変わらず、以前に貼り出されたものと同じです。

車庫内には毎年同じく特別仕様と通常の2000形が2編成並べて展示されていました。今年は通常編成の方に、京急金沢八景駅と接続する新駅舎の完成を祝うマークが掲げられています。

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大井町線の異端編成、2000系改め9020系

2019年04月13日 | 東京急行電鉄

田園都市線に10両3編成が在籍していた2000系は、2020系の登場で順次運用離脱し、一番先に田園都市線での運用から外れた2003Fは車内設備と走行機器の更新を行い、10両編成に組み直され試運転を実施しました。このまま復帰するかと思いきや、再び工場入りしてしまい大井町線仕様の5両編成になって出場、同線で営業運転を開始しています。しばらくの間は形式は2000系のままでしたが、2019年に入ってから改番が実施され、9020系を名乗るようになり2000系は形式消滅となってしまいました。

元々2000系は9000系と車体デザインが同じで、走行機器以外は共通部品が多様されていることから外観はそれ程違いは見受けられないように感じますが、冷房装置の配置や2丁パンタグラフになっている4号車のデハ9420など、探せば似て非なる箇所が多数存在します。

元2003Fだった9023F。背景のせいで分かりにくいですが、手前から2両目のデハのパンタグラフが増設されて2基になっています。更新前のVVVFインバータ制御装置はGTOサイリスタを素子に用いた日立製作所製で、9000系での反省点を踏まえ1C8M方式を採用し同時期に登場した西武6000系や京王8000系にも似た特徴的な磁励音が聞かれました。機器更新に当たり採用されたのは最新の三菱電機SiCで、静かながら2020系などとも異なる磁励音を発します。

化粧板・座席・床材は更新され、白系の配色に緑の座席の組み合わせになり、中仕切りは曲線の手摺りに交換されました。元2003Fの中間車の為、特徴的な三角形の窓を2枚組み合わせた妻面貫通扉と、座席下の後退した蹴込みなど種車特有の設備は引き継がれています。池上線・多摩川線の1000系更新編成にも似たイメージのカラースキームですが、今後はこの系統の配色が主流になるのでしょうか?

2003年下旬頃から設置されるようになった車内案内表示。多分表示内容のみ改修して再利用していると思われます。


2000系が大井町線に転用されるとの噂が出始めた頃、筆者は電動車が2両ユニットを組んでいることから「もしかしたら急行用に7両編成化も・・・」と期待していたのですが、実際には6020系が登場し残念ながら9000系の派生のような扱いになってしまいました。2000系の離脱で、9000系から始まり1980〜1990年代のトレンドだった左右非対称の切妻顔による車両の急行系列車が見られなくなってしまい、時代の区切りを感じさせられます。

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