(有)村田牧場通信

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チャームアスリープとユキノビジンの馬碑が完成!

2018年04月27日 | 情報
ゴールデンウィークを前に、新冠町の優駿メモリアルパーク内に、当場生産馬で今は亡きチャームアスリープとユキノビジンの馬碑が設置されました。

基本的に、当牧場は一般の方々の見学をお断りしている関係で、一般の方々でも見学できるように優駿メモリアルパーク内での馬碑の設置を当初からお願いしていました。

チャームアスリープが急逝したことはこのブログ内でもお知らせしましたが、その際のアクセス数が普段の数倍になるなど、南関東初の牝馬三冠馬になった彼女の存在を改めて大きく感じました。






また、同じく当場生産馬として重賞路線で頑張ってくれたユキノビジンの馬碑も、チャームアスリープの馬碑とともに優駿メモリアルパーク内に設置させていただくことにしました。






ユキノビジンはGI勝ちこそありませんでしたが、名牝ベガやノースフライトとともに1993年の牝馬クラシック戦線を戦った馬です。

地方からデビューした馬で、中央転厩後も牝馬クラシックの桜花賞で2着し、つづくオークスでも2着するなどしたこともあり、現役当時からファンの多い馬でした。

引退した後も、ファンの方々からお手紙や彼女の好物であるリンゴなどが送られてくるなど、ファンの方々に愛されながら当場で余生を送っていました。

残念ながら、彼女は2016年に老衰のためこの世を去りましたが、ファンの方々に愛された彼女の馬碑もいつか作ってあげたいと考えていました。

今回、当場生産馬2頭の馬碑を設置することができたので、少しはファンの皆さんに恩返しできたかなと思います。

新冠町を訪れる機会があれば、この優駿メモリアルパークにも是非寄ってください。

この敷地内には、オグリキャップの馬像などもあり、新冠町の観光スポットにもなっています。





なお、見学にあたっては注意事項があります。

競走馬のふるさと案内所のサイト内に、優駿メモリアルパークについて詳しく書いてありますので、そちらをご参照ください。





エルトベーレがカレンブラックヒルの牡馬を、メジェルダはアジアエクスプレスの牡馬を出産!

2018年04月26日 | 情報
4月24日に当場繫養の繁殖牝馬エルトベーレ号が、カレンブラックヒルの牡馬を出産しました。








立派な牡馬で、バネもあって好馬体の持ち主です。

気性的にも今のところチャカチャカした面がなく、生まれて2日の仔馬ながらどっしりとしています。



そして、4月25日にはメジェルダ号がアジアエクスプレスの牡馬を出産しました。








母メジェルダにとっては、この仔馬が初仔になりますが、今のところ良いお母さんをしてくれているようです。

初仔ということで、それほど大きくはありませんが、メジェルダの仔らしく牡馬ながら線のきれいな仔馬に出ました。

生まれたばかりなのでまだはっきりとはわかりませんが、いまは線のきれいな馬でも、成長とともにゴツさも出てきそうな印象を受けます。

いずれにしても、2頭とも無事に生まれてくれました。

残りは元ターファイトクラブ提供馬で、現2歳提供馬のオーパキャマラードの母でもあるクロワラモーの出産(マクフィを受胎中)のみです。

すべての出産を終えたら、緑が映える季節になってきたので、時間を見つけながら当歳馬や1歳馬たちの写真をアップしたいと考えています。




ターファイトクラブ提供馬のオーパキャマラードが宇治田原優駿ステーブルに到着

2018年04月21日 | クラブ募集馬
当場生産馬でターファイトクラブに提供しているオーパキャマラード号(牝2歳、父ダンカーク)ですが、本日クラブスタッフの方から連絡があり、無事に宇治田原優駿ステーブルに到着したとの報告がありました。

先日、預託予定先の栗東・本田調教師が、育成先のフジワラファームで本馬を含む複数の2歳馬たちを視察したと伺っていました。

その際、調教が進んでいる組のなかから何頭か宇治田原優駿ステーブルに連れて行くとのことで、その候補のなかに本馬も含まれているとクラブスタッフさんから連絡を受けていました。

その後、正式決定して先日北海道を出発して、今日無事に宇治田原優駿ステーブルに到着したとのことです。

現在のところ体調に問題なさそうとのことで、順調に進めば早期のデビューも視野に入れてくると思われます。

父ダンカークは、米国の2歳新種牡馬チャンピオンサイアーを獲得しているだけに、2歳戦から活躍できる血統背景は備えています。

牝馬ながら馬格に恵まれていて、同時に素軽さも持ち合わせているオーパキャマラード。

彼女のデビュー戦がどこになるのか、出資会員の皆様とともに私も楽しみに待ちたいと思います。








マヤノポルカがホッコータルマエの牝馬を出産!

2018年04月20日 | 情報
4月19日、当場繫養の繁殖牝馬マヤノポルカ号がホッコータルマエの牝馬を出産しました。

翌日は天気が良かったので、パドック放牧をしました。











予定日より1週間ほど早く生まれたこともあり、見た目には少し細目に映る馬体です。

それでも、仔馬自身は元気で、牝馬らしいきれいなラインをした馬だと思います。

父のホッコータルマエにとっては、この当歳世代が初年度産駒になります。

父似の立派な馬体が多いようで、産駒の評判も良いようです。

馬産地ではホッコータルマエに対する期待が大きいのか、今年も種付権利が満口になるほどの人気です。

この仔馬は早く生まれた分、線は細めですが、成長とともに見栄えのする馬体になってくれそうな雰囲気です。

マヤノポルカにとって3番仔になる本馬ですが、初仔の2歳牡馬(父ロジユニヴァース)は動きが良いとの話しを伺っています。

1歳牡馬(父パイロ)も好馬体の持ち主で、1歳馬セールに上場する予定ですが、このまま成長してくれれば良い評価を得られそうな馬体をしています。

この当歳牝馬にも兄同様に順調に育ってくれればと思います。







ハーランズルビーがヘニーヒューズの牡馬を出産!

2018年04月18日 | 情報
当場繫養の繁殖牝馬ハーランズルビー号が、4月16日夜にヘニーヒューズの牡馬を出産しました。






予定日より約2週間遅れて生まれたこともあり、出産時の介助もなかなかに大変でしたが、大きくて立派な牡馬が誕生しました。

2週間遅れたことで母仔ともに心配でしたが、出産後も母仔ともに問題なく元気なのでまずは一安心です。

母のハーランズルビーは、米国のキーンランド繁殖馬セールで購買した馬です。

渡米前にセリ名簿から40頭ほど血統面でピックアップして、そのなかに含まれていたのがハーランズルビーでした。

下見したとき、Storm Cat系の牝馬ながらうるさい面もなく丸味のあるしっかりとした馬体で、歩かせると日本馬かと思うような手先の軽い柔らかな歩様だったことを憶えています。

Harlan's Holidayの血には以前から注目していましたが、当時は現在ほどブレイクしていませんでした。

米国のステークス勝ちとGI2着の実績がある彼女でしたが、なんとか当場の予算でも購買することができました。

当場では、Pacallaさんが企画した「もくしでつなぐプロジェクト」に参加していますが、この仔馬のもくしはこのプロジェクト参加により頂いたものです。

「大きく育って」との作り手さんのメッセージどおりに、立派な競走馬になりそうな雰囲気のハーランズルビーの2018。

また1頭、楽しみな馬が生まれてくれました。