今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

借りてきた猫?~ニャーのお願い~

2017年01月30日 | ニャー
ニャーです。
最近オジンとオバンに、「すっかり家の子になったね」と感心されます。
手間も全然かからないとか。
別に気を遣ってるわけじゃないけど、
二人ともニャンコやワンコの介護経験があるから、健康な子は久しぶりらしい。

      
         見つめられると緊張しちゃうニャー

オジンに言わせると、ニャーはまだまだ遠慮しているそうです。
朝、夜明け前にお腹が空いてオジンのベットの周りをウロウロしたり、
オジンが動くと一緒に動いたり、
階段では必ず追い抜いて先回りしたり、
オジンが行く先に回り込んで「こっち見てー」とゴロンゴロン。
邪魔にならないよう、ひたすら黙ってストーカーやってます。

オジンに注目されれば、いよいよ何かしてくれそう?
そんなときは嬉しくなって「ニャー」と鳴きます。
オジンは、ニャーの仕草と鳴き方で何してほしいのかわかるそうです。
でも、ニャーはあまり鳴かないニャンコだとか。

      
         えっ、何? テレビが見えない?

ところで、静かで手間がかからないって、いいことなんかニャ?
そういうの、借りてきた猫とか言うらしい。
オジンに言わせると、ニャーはいろいろ経験しているから変化に順応性があるそうだ。
自分じゃ覚えてないけど、まだ若いのに大変な人生(猫生)を歩んできたんだって。
オジンは言った。
「ニャーは苦労しているから遠慮ってものを知っている」

      
         あっ、鳥発見(2Fベランダにて)

いやはや、そりゃさすがに買いかぶりなんだニャー。
実のところ、お母さんにも誰にも甘えたことがないだけなんです。
誰かに頼ろうなんて考えたこともないし、頼り方も知らない。
どんなに怖いことがあっても、いつも自分で凌いできた。
そう、望みを持たない、助けも請わない。
それがノラの掟だったから。

      
        ニャーの専用ベッドができました

でも最近ひとつだけ、願い事ができちゃった。
こんなこと初めてだ。
それはね、
言うのもちょっと恥ずかしいんだけど、

大好きなオジンとオバンと、いつも一緒にいたいんだニャー。

      
           でもこれは昼間用
        夜はやっぱり、オバンくっつき

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かわいい理由

2017年01月28日 | (故)チビ 
えっ? かわいいのに理由はいらない?
いやごもっとも。
それでも言いたくなっちゃう、子ニャンの賛歌。
チビの思い出写真です。

       遊び疲れてひと休み

いつもピーピー鳴いてた。
人が怖くて近づけないのに、気になって気になってついてくる。
鹿のように跳ねながら、一生懸命遊んでいた。
その健気な姿に、スタッフみなが癒された。

しかし、あの不幸な事故で帰らぬニャンコに。
彼を守れなかった自責の念が、このブログに繋がった。
その後次々と、懐かしい写真が集まりました。

       大好きだったAiさんと

チビは、親の愛というものを知っていただろうか。
親に守られたということがあったのだろうか。
もちろんニャンコにも、親子愛はある。
でもチビに限らず、人間とはちょっと違う。

人の子は、泣けば何でもしてもらえる。
子供中心の生活、母親は大変だ。
暑い寒い、食べ物が気に入らない、あれこれほしい、つまんない、無視されてる・・・
とにかく癇癪をおこして泣き喚けば、母親が何とかしてくれる。

でも子ニャンは、泣いてもひとこと言われるだけ。
「勝手にしなさい」
だからおかあさんに求めるのは、おっぱいとくっつくだけ。
そう、子ニャンは、人の子のように母親に依存できないのです。

ニャンコのお母さんは、わが子を危険から守ろうと見守るだけ。
それ以上の手間はかけない。
だから子ニャンは自分で学び、自分で道を切り開く。
そして自分で考え、自分で決める。
子ニャンが遊ぶってことは、そういうことなんだ。

       ニャーとかくれんぼ

人は、子ニャンが一生懸命遊んでいる姿を見てかわいいと思う。
往々にして感動する。
それは単なる愛玩動物としてだけではない。
自らの生きる道を切り開くその小さな勇気に感動し、尊敬し、そして憧れにも似た感情を抱くからだ。

チビが時折見せた真剣なまなざし。
たくましく、したたかで。
子ニャンといえども侮れず。
その健気さこそ報われるべきだと、今日もボラたちは頑張るのです。

       シャッポとお昼寝(再掲)


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不幸な出来事・再び(テンちゃん失踪)+帰還の追記

2017年01月26日 | (故)テン
この記事は翌日(27日)に帰還の追記を入れ、タイトルにも追記しました

今日はライブ(実況)です。
少し早めに店から帰って1時間くらい経った頃、新人君から電話が。
「すみません、テンが脱出していなくなりました」

      
      昼間は事務所で穏やかだったテンちゃん

今日は女子会(女性だけの送別会)の日で、店に残っていたのは男2人だけ。どんなに探してもいないので、と諦めそうな新人君を叱咤して、大急ぎで店に戻りました。で、今までさんざん探したのですがやっぱりいない。今はひたすら、事務所でテンちゃんの帰りを待っているところです。

実はテンちゃん、3日前の朝にも脱走してます。ただその時はスタッフからそんなに離れず、近場でポヤッとしているところを連れ戻されたそうです。今日は新人さんだったので、逃げようと思っちゃったのかもしれません。

      
     元気が戻って、そろそろ外が気になりだした?

テンちゃんは本格的に疥癬の治療(投薬)を開始して6日目になります。注射を1週間に1度、その間は飲み薬を1日に1回、レトルトのご飯に混ぜてました。明日は病院で経過観察の日だったのですが。

      
      疥癬のせいか、頬が赤く剥けたテンちゃん

とにかくよく食べよく飲み、よく出す。大柄のニャーと較べても倍は食べ、出すのは3倍以上。(計算が合わないのは水分摂取も多いため?) トイレ掃除は1日2回、その1回分がニャーの1日分よりはるかに多いのです。このモーレツな食欲が、あの断末魔の状態から命を救ったんだとつくづく思います。

事務所の中では結構動くようになって、足によじ登ったり仕事机の上に乗ってスリスリしたがります。かなり甘えたいタイプのようです。ただ、まだ疥癬の治療途中、実は今度のテンちゃん続報のタイトルは「恐怖のすりすり」の予定でした。

      
       相変わらずゴジラ顔のテンちゃん

      
         実はなかなかの甘えん坊

さて、どうやら少なくとも近場にはいそうもないです。他の人たちはもう帰宅させました。
もともと置き餌を食べに来て出会ったテンちゃん。また来る可能性は十分にあるでしょう。もう少し探してみて、それでも駄目だったらテンちゃんの生活セット(寝床、トイレ、食事)を事務所の前に残して、今日はお開きにしようと思います。

明日また会うことを期して。

      



27日追記
今朝、早出したOさんから連絡があって、「テンちゃん確保しました」
事務所の入口に置いた生活セットの間をウロウロしていたそうです。今(お昼)はもう、病院での検査も終わって爆睡中。結果も良好、追ってまた報告します。よかったよかった。

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もしも人間だったなら

2017年01月25日 | (故)みう(おかあさん)
おかあさんです。
家にお邪魔に来ていた頃の写真です。
     お邪魔の最中なんだニャン

いろいろなニャンコを見てきましたが、おかあさんを敢えて評すれば、
~気立てが良くて、奥ゆかしくてしっかり者~

つまり、かつての大和撫子そのものだ。
女性の強くなった今ではもう死語に近い、あの(本来の?)大和撫子??
で、ちょっと思ったのが、もしもおかあさんが人間だったら・・。

がんがんモテたりとかちやほやされたりとか、そういうのはないけど、
周りの人たちから「幸せになってほしい」と心から思われていて、
意中の人をずっと想い続けて、
そして最後に"本当の"幸せをつかむ女性(ひと)。

むむ、ちょっと美化し過ぎかも。
でもとにかくおかあさん、その性格の良さが滲み出ているようなニャンコなんです。

     何だかテレちゃうんだニャン

ところで、おかあさんは夜も寝床にいない時間が増えました。ゆるゆるの首輪を一度も外すことなくつけているので、穏やかな生活を送っているとは思いますが。ことによると、たまに顔を出すソトチビを探しているのかもしれません。

先日の朝、久々におかあさんがリビングの窓から背伸びして部屋の中を覗いていました。何を見たかったのか、しかしニャーがすっ飛んできてお開きに。おかあさんとおかあさんを迎える自分にとって、このニャー対策が最大の難関です。

     仲良くしたいのにニャン

当初はご近所のニャンコたちとの唸り合いもあったけど、最近はうまく住み分けているおかあさん。この地区はまったく平和そのものです。しかし先日の夜は見知らぬノラを見かけたように、実はわれわれ人間が知らない彼らだけの生活があるのかもしれません。

春になる前に、何とかわが家にお迎えしたいのですが。

     食事中は撮らないでほしいんだニャン


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テツとの対話その6・ 絆 ~帰還への想い~

2017年01月24日 | (故)テツ 
やあテツ
穏やかそうで何よりだね
ハナとくもには会えたかな?
こっちは何だか、バタバタしつつも溜息ばかりだ

どうしてって?
シャッポが行方不明だからね
今日、シャッポのカテゴリーに行方不明の文字を入れた
まさに無念千万の思いだ
お前の知らないニャンコだけど
この家に来たかもしれない子だった



え? ああ、そうそう
そう言えばお前も、行方不明になったことがあったっけ
あれはお前が9才のとき、ちょうどGWが始まった頃だったな
リードで庭の木に繋がれていたお前が、気づいたらいなかった

リードをつけたままだったし、直ぐに見つかると思ったのに
いつまで経っても見つからない
まさかと焦りが本物になって、結局夜中まで探し回って
でも、やっぱり見つからない
2日目は本気だった
ポスターを作って電信柱に貼りまくって
それでも見つからない



3日目は半径を500mに広げて
4日目はさらに1kmまで広げて
5日目、6日目とどんなに探しても見つからず
まるでお前が神隠しに遭ったようだった

正直、あのときは寝たという記憶がない
気分がどんより重くて寝るどころじゃなかった
毎晩夜通しパソコンで調べて、また探しに出て
後悔も嫌と言うほどしまくった



そして6日目の夜、というより翌朝の3時頃
2階でパソコンに向かっているとかすかにお前の声が
はじめは「ああ、また空耳か」と
でも2回目が聞こえた瞬間、階段を転がり落ちるように下りて
「テツだ! 間違いない」
1階でうたた寝をしていたオバンも何事かと飛び起きて
玄関を開けたら、お前がいた

お前は幽霊のように白けて、ガリガリに痩せて
でも我々を見て本当に安堵したように、また鳴いたんだよな
南極大陸に残されたワンコのように首輪抜けしたのか
リードは、つけていなかった

水を飲んで、大好きなレトルト食べて
ハナとくもにお迎えのくんくんされて
それから定位置であるオバンの横にくっついて爆睡に入った
ハナとくもにも見守られながら・・・



何がお前に起こったのか、お前は言わない
迷って遠くまで行ってしまい必死にわが家を探したのか
知らぬところに連れ去られて何とか逃げ帰ったのか
どこかに閉じ込められてやっとの思いで脱出したのか

でも何であろうとお前には、「帰ろう」という強い意志があった
オジンとオバンとハナとくもの待つこの家に
何が何でも帰るんだ
そう思えばこその、生還だった

そして、そのときからお前は家族以上の存在になった
ハナとくもを守り
頭の上がらないハナを慕ってくっつき
夜はオバンにくっつき
そしてわれわれは互いに
話ができるほど心の通じた存在になったんだ




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