今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

みうの御魂(みたま)に守られて

2020年09月30日 | サクラ(新顔)とキジロ(黄白)
久々に家裏来訪者たちの近況です。
写真を撮る機会が少ないので記事も少なめですが、サクラとキジロは相変わらず。みうとソトチビから始まった家裏ニャン歴史は再び安定した平穏の時代に入りました。これも守り神となったみうの御利益かな。あっ、そうそう、タヌキくんも元気なようです。

ご飯待ちのサクラ、左の壁にお守り袋(みうの分骨)が見える

急に涼しくなって2匹の食欲が増してきた。極寒の冬に向けて"厚着支度"(皮下脂肪の溜め込み)を始めたようだ。

サクラは1日2~5回明るいうちだがたまに夜も、キジロは1~3回主に夜で早朝も時々やって来る。朝はよくバッティングするけど大抵はサクラが近くで待機して順番待ち。キジロはもとより最近はサクラも殆ど鳴くことがなく、勝手口が開いて気付いてもらうまで待っている。で、当家では何かと勝手口を開けて確認するのが日課です。2匹にすれば、行けば必ず食べられるこんないい場所はないだろう。


主に夜やってくるキジロは撫でると喉を鳴らします

そんなわが家には悩みがひとつ。サクラの食べムラです。昨年末に5日間だけ消息を絶って以降、食べ方が変わった。一度に食べる量が少なくわざわざ来たのに口をつけないで帰ったり、かと思えばたまにおかわりしたり。好き嫌いが激しくなったわけでもなく、同じものでも食べたり食べなかったり。何とか完食させようと食材は高級化の一途。しかしそれでも食べ残しが増える一方で・・。

外猫の残りは中猫に回さないルールなので、サクラの残りを消化するのはキジロだけ。おかげで家裏の外猫は中の猫たちよりよほどいいものを食べてまして、古女房殿は甘やかしすぎだと少々おかんむりのこの頃です。

待つことを覚えたサクラはピーピーがっつくことがなくなった

さてタヌキくんですが、姿は見なくても気配や痕跡は時々確認。食器が音を立てていたり舐めたように空になって土汚れ。夜の早い時刻から夜半くらいまでの間、猫たちの食べ残しを片付けるまでのわずかな間にタイミングが合えば食べていく。でも残り餌なので量は少なく腹の足しになるかどうか。家裏では置き餌はしないが、雑食性なので果物も食べるということでリンゴの芯皮を出してみた。と、たまに食べているようだ。口付かずが多いのは来訪頻度が低いのか出すのが遅すぎるのか(2時頃)、はたまた果物の中でもリンゴはあまり好きじゃないなどというサイトもあって、目下タヌキくんのお腹を満たす方法を検討中です。

わが家の近くに住む店のスタッフの話では、空けがちの隣家で4匹のタヌキ親子を見かけるようになった。仲睦まじくかわいい姿を見せてくれたのが、ある日突然業者が来て駆除されたそうだ。資産価値の低下や糞尿の不衛生を心配する気持ちはわかる。しかし、わが家の来訪者同様近くの大開発で追われて来た家族だろうに、われわれ人間には、彼らに安住の地を与えることはできないのだろうか。

ご飯ついでに寝床の上で雨宿り中のキジロ
(残念ながらタヌキくんの写真はありません)

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かわいい破壊神

2020年09月28日 | チキン,キリン,ポニー
幼い頃からわが家で育ったハナ、テツ、くもの3匹時代は、いろいろ工夫したけど結局トイレはひとつで済んだし、家の痛みもさほどなかった。
悪ガキ3匹(ちび太にキーとクウ)の時代は、カーテン破りが少しあったけど爪研ぎを増やしたことで壁紙の被害は最小限に治まった。
然るに今のわが家は・・・

襖は全滅、壁紙は下の方ボロボロ、カーテンもボロボロ・・。
爪研ぎやトイレをいくら増やしても防げなかった。
ここ1年ほどで生じたこの落差に、ただただ茫然とするばかり。


今日の主人公、チキンが新しい爪研ぎを抱えています
(なんだかイヤな予感)

その元凶は悪ガキ同盟、チキンとポニー。
いや正確に言えばチキンで、ポニーは相乗効果の役割を果たしているだけ。
疲れを知らないチキンの破壊力は本当に凄まじい。
他の猫たちまで影響を受けて、今では旧悪ガキ3匹やシロキまでが壁紙やカーペットで爪を研ぐようになってしまった。
ゴミ箱からキッチンから、何かと"持ち去り"が得意なのもチキン。
これも今までは"いい子"だったちび太やクウまでが真似するようになった。
初めはその都度動転していた保護者夫婦も、今ではすっかり慣れてしまいました。

得意気に保護者(オジン)の顔を見るチキン

かつて、「子猫は大変だよ」とよく言われたもんです。
実際にはこんなもんかという印象だったのが、一気に変わった。
生後ひと月そこそこのチキンを店前にあるベンダーの下で保護し、途方に暮れていた小さな女の子が常連さんに連れられて店に来たのが昨年の6月。
チキンは何とか一命をとりとめ、わが家にやって来た。
そのすぐ後にテンちゃんとみうが旅立ち、チキンは命のバトンを受け取った。
やさしさ秘めた強面の番長テンちゃん、控えめだけどしたたかだったみう。
チキンが受け継いだ命は、申し分のないものだった。


よし、お遊び開始!

チキンは親とも慕う保護者のもと、優しい先輩猫たちに囲まれて天真爛漫に育ち、今も自由奔放な生活を送っています。
というか、自由奔放過ぎまして・・・。

チキンは怖さ知らずでケレン味がない。そして疑うことを知らない。
いわば深窓のご令息? はたまた箱入息子? いやいや単なる世間知らず?
とにかく、くっついて寝るにしても遊ぶにしても相手を選ばない。
その中でも同世代のポニーは盟友に近い感じ。
小さい頃何度かか怒られたリンはいまだに苦手。(それでもたまに「遊んで~」)


案の定、しばらくして新しい爪研ぎのご臨終

若さの特権、チキンはいつも体力を持て余している。
そのせいかはっきり言って、しつこい。
盟友ポニーですらそのしつこさには困り顔。ましてやおじさん猫たちは完全に脱帽。
いくら怒っても効き目がないので、保護者も一緒に困り顔。
ではあるのですが、人懐こさも猫懐こさも天下一品なので憎めない。
なるほど、まさにこれこそが子ニャンの真骨頂なんですな。

と、ボロボロになったわが家を見てため息に明け暮れているこの頃です。


天使のように無邪気で人懐こいチキンです

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正しく恐れる

2020年09月24日 | (故)シロキ(白黄)
と言っても新型コロナの話じゃなくて、猫エイズのことです。
この病気の恐いところは、保護者の過剰な反応と行動なのかもしれません。

先日、ちび太のエイズ検査をしました。
ちび太は店時代にテンちゃんを相手に狩りの練習して育った。
わが家に来てからは最近シロキとも仲よくなって、よく舐め合っています。
何かとエイズキャリア猫と関わりのあるちび太。
検査の結果は、陰性でした。

ちび太(手前)とシロキは同部屋(オジン部屋)のよしみで大の仲良しに

そう、猫エイズはそんなに簡単にはうつらない。
猫エイズウィルスの感染力は弱く、血液や体液が混ざらなければ大丈夫だそうだ。

シロキは現在わが家で唯一のエイズキャリア。
でも他の猫たちと分け隔てない生活を送っています。
ただひとつだけ、気を遣うのは他の猫と食べ物を共有しないこと。
そして飲み水は頻繁に換える。

食事はみなと一緒のシロキ(右から2番目)

本来なら食べ物や水は共有しても大丈夫なんです。
ただ、もし双方の口の中に傷があった場合はうつらないとも限らない。
だから念のための予防処置です。

然るに、巷には猫エイズキャリアと言えば隔離すべしと主張するノウハウ記事が溢れている。
"隔離"とは、ケージの中で暮らさせるのか一部屋を専用にするのか。
当家でも初めてのエイズキャリア猫ハリー(旧灰白くん)を隔離したときは、ハリーにとっても他の猫にとっても保護者にとっても大変なストレスだった。
結局1週間足らずで止めました。

「隔離生活なんて考えられないよ」

簡単に「隔離」と言うが、それが如何に非人間的(非猫的?)なことか。
この病気の恐さに憑りつかれて、本来の「幸せにする」という目的を忘れていた。
しっかり勉強し、正しく恐れることが肝要だとつくづく思いました。
もっとも、争いを何より嫌い他猫に譲ることを知るシロキだからこその話ですが。
血気盛んなやんちゃくんの場合は、ほんわか手法でニャーのように変わってくれればいいのだけど。


泰然自若かただのオニブか、とっても寂しがり屋の甘えん坊

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ピリリとホロリ 「猫から目線」

2020年09月21日 | ノラたちの幸せを願って
先月刊行された本の紹介(正確には本の紹介ページの紹介)です。
本のタイトルは「猫から目線」。
自分もまだこの本を読んではいません。
でもSippoの紹介ページにある抜粋だけでもほろりときます。
下に貼り付けておきました。

紹介ページの中に動画があります。
本中の写真に合わせた詩が朗読されています。
これもなかなかぐっとくる。
10月15日までと気になることが書いてあるので早めに見ることをおススメします。
YouTubeのページも貼り付けておきました。

わが家の猫たち(8匹中5匹が写ってます)

同名のサイトが他にもあって紛らわしいので、ネット検索よりも当ページから見に行く方が間違いないです。


※この他6~10と11~15もあります(全15)

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照れ屋さん

2020年09月20日 | ちび太
3年前に書いた「十猫十色」という記事、読み返していたらぐっときました。
まあ、自分が書いた記事にぐっときちゃうのも何ですが。
さわりの部分を再掲します。(少し編集してます。)

『ノラたちと関わるようになって思うことは、彼らの性格も個性も実にいろいろ、人と少しも変わらない十猫十色だ。ただ、ネコ族は接した人に合わせようと努力する。環境の変化に対する従順さは彼らの処世術でもある。それが彼らの個性を見分け難くしているのです。ネットにはニャンコ育てのノウハウ記事が溢れている。(中略) でも参考は参考、自分が付き合っているニャンコの個性は世の中でただひとつ。だから、その子の個性を自分が見つけて理解してあげるしかないんです。 』

今日は、仲間たちより一回り大きくなったちび太の登場(最左)

振り返って今お付き合いしているネコたち、本当に十猫十色だ。
しかもみな奥が深く、付き合うほどに味が出て来る。
例えばちび太。
天真爛漫、アンニュイ、ほんわか猫などいろいろ形容してきたけど、
何か物足りない、それだけじゃないような・・。
やがて徐々に見えてきたちび太の性格。
ちび太は、照れ屋さんだったんだ。

えっ、ネコに照れ屋なんてあるの? ・・って思う方。
別に大袈裟に擬人化してるわけじゃないです。
ネコの性格って、人と同じくらいいろいろあるんです。
しかも人のように屈折しないから、表現はいつもストレート。

ちび太とキー(手前)は大の仲良し

ただ、照れ性というのはなかなかわかり難い性格でして、
人間でもわかり難いのにましてやネコだし・・。
ちび太の場合は;
・保護者とも仲間のネコとも目を合わせない
 遊びの合間に一瞬眼付けするときでも、そっぽ向いてやってる
・呼んでも反応しない
 決して無視じゃないんです。気付いているのに知らん振り
・人目(ネコ目)の前では決して甘えない
 でも保護者とふたりになると、まるで別のネコみたいベタベタゴロゴロ
・抱っこすると「ききき」と変な声を出す(でも嫌がらない)
等々。

何をしたいのか、いつも落ち着きのない様子のちび太。
かと思えばあらぬ場所あらぬ格好で寝たりする。
例の「ききき」と変な声を出してニャーを舐めてあげたくても、
受け入れないニャーが怒って逃げると追いかける。

眠る姿はいまだに子供っぽい

先日はリンがオジンの横で油断しているときに、そっと近づいて舐めてあげた。
気付いたリンが「シャーッ」とともに逃げると、いつもの調子で追いかける。
ちび太がリンやニャーを追いかけるのは、実は舐めてあげたかっただけ?
だとしたら、あまりにも表現が下手すぎる。
わんぱく坊主が好きな娘をいじめちゃうのと同じじゃないか。

ちび太よ、でももう大丈夫だ。
このオジンが気付いたからには、お前の応援団になるからね。
とは言っても、そっと見守るだけだけど。

童顔ちび太は照れ屋でやさしいお兄さんです

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