今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

2020新新猫くん

2020年04月30日 | その他・一見さん
店ではモドキ用だの何だのと置き餌をすることが多いので、新参のノラが集まりやすい。とは言えSCの中という特異性もあって、さほど集まるわけでもない。やって来たノラたちとお近づきになって、手術を受けてもらった後に保護するか地域猫化するかを決める方針です。悠長ではありますが、Tは行わずにお近づきという手段です。

今朝のレオとちびニャン(朝一出勤スタッフが撮影)

昨年夏以降の、店に出入りするノラたちを時系列的にまとめてみました。
それぞれのカテゴリーが分かれているので記事が分散し、全体の流れがつかみにくいかなと思いまして。こうしてまとめてみると、この半年強の間にもいろいろなことがあったんだなとつくづく思います。

8月末
新参子猫(ミケチビJr.)現れるが翌日には消息を絶つ。
9月
1年4か月ぶりにミセミケが来訪、その後もちょくちょく顔を出す。
10月
モドキが3ヶ月ぶりに顔を見せる。(夜遅く見回りには来ていた模様)
新猫(ポニー)が現れ、そのまま居着く。
テンに似た新新子猫現れるが翌々日には消息を絶つ。(翌日はSC内で目撃情報あり)
新新新猫(シン)現る。
11月
シン常連になる。ただし姿は確認できず(置き餌消費具合で判断)。
レオ、モドキやシンと喧嘩で怪我。危ないので夜間はお泊り(閉じ込め)に。
ポニーの保護、わが家に引っ越し。
シン用の置き餌はゲート下に、モドキ用の置き餌は事務所前に。
ミセミケ再び消息を絶つ。(レオに追い払われる)
12~2月
夜はお泊りのレオの他、モドキとシンが常連に。(ただしシンの姿は確認できず。)
3月
2020年春の新猫(その後ちびニャンと呼称)が現れ、レオを慕って店に居着く。
シンの置き餌消化が確認できなくなり(ちびニャンが食べる)、ゲート下の置き餌中止。
モドキの来店時間がまた遅くなって顔を合わせる頻度が減少。
4月
ちびニャン、レオと一緒にお泊り開始。

以上のような状況でした。さて、今日の本題。
2週間ほど前、ちびニャンが初めてのお泊りをする前日のことです。レオを観葉室の中に入れた後、事務所前にちびニャン用のご飯を出した。が、ふと見るとそのご飯をレオが食べている。 「ありゃ、中に入れたはずなんだけどな・・。」 

一瞬、レオが食べているのかと思ったら・・

しかしよく見るとそれはレオではなかった。レオにそっくりの、まだ7~8ヶ月の子猫でした。毛並がよくきれいな顔立ちで、自分が近づいても逃げない。その新新猫はちびニャン用のご飯(かなり大盛り)を一気に食べ、とりあえず出したカリカリのおかわりを食べている途中、モドキがやって来た。モドキは威嚇するわけでもなく、ラック下に隠れた新新猫を覗き込む。その執拗な覗きに、やがて新新猫は姿を消した。

その時はすぐにまたやって来るだろうと思えた新新猫くん、それ以来姿を見ていません。ただ、モドキが食べない置き餌を出しておくとたまに消費されるので、その子か誰かが食べていることは間違いない。

今になって思うのです。
この新新猫くん、ことによると上の時系列記述にもある昨年の10月、1日だけ店に現れた新新子猫ではなかったかと。自分はその子猫を見てないが、翌日目撃したスタッフによるとその子はSCの反対側で目的地を目指すように小走りに駆けていたそうだ。当時の写真写りがとても悪いので(昨年11/9ポニーの記事)比較はできないけど年齢的にはぴったりだ。

その子がどこか近くで誰かのお世話になっていて久々に当店を訪れた、なんて話だったらいいなと思いつつ、確認作業は今も続けています。

ホント、レオそっくりな子猫ちゃんでした

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テツとの対話 その22・郷愁 partⅢ ~思いやりの時代~

2020年04月28日 | (故)テツ 
やあテツ、久しぶりだね
こっちの世界は大変なことになってきた
新型コロナというウィルスが蔓延して
自分の命を守ると同時に
他人の命を守る行動が求められている

テツ17才:テツは永遠の友達です

テツよ、お前がわが家に来た頃は
この小さな新興住宅街に捨て猫が繰り返された
今にして思えば森に捨てるよりはましだったのかな
何とか拾われたその子猫たちは
今と違って家の中外を自由に出入りしていた
誰々さんちの何々ちゃん
住宅街の誰もがその子たちを知っていた

のどかな田園風景
蛙の大合唱にザリガニやカブトムシ捕り
さわやかな風
開放的な家と街並み
すべてがやさしさに包まれていた
でも今は
どこのお宅にネコちゃんがいるのかすらわからない(完全室内)

住宅街から出ると広大な田んぼ(今は草原)を見渡せた
手前にあった小川は今はコンクリートのトンネルに

それでも、この街はいい方なんだろうな
お隣の住人が誰かも知らず
ひたすら干渉せず迷惑もかけず
何かされれば怒りを露にする
自分の世界を守ろうと、敷居を目一杯高くする

だからと言って、もちろん変人なんかじゃない
みんな善良な市民だ
時代が、変わったんだよな

なあテツ、お前たちがいた時代は本当によかった
今のノラたちは家からも街からも締め出され
それでも心ある人たちを頼って生きている
罵倒され、迫害され、邪魔者扱いされても必死に耐えて生きている

8年前のわが家:左からくも(13)、テツ(15)、ハナ(20)

えっ? それは未来の人間の姿?
いつしか人間は、合わない人間を同じように扱うだろうから?
コロナ騒動でわかるように、この国でも差別はもう始まっている?

テツよ、今日のお前は厳しいな
確かにそうだ
スマートホンにSNSという文明の利器
それに匿名性という麻薬が加わって
人間は本性を露呈してきた

でもな、テツよ
あの懐かしくやさしい時代を求めるのも
これまた人間の本性だ
そしていつしか人々はあの時代を取り戻すと
このオジンは信じてるのさ

テツ1才と文太3才:やさしさに包まれた懐かしい時代

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お花がいっぱい(花屋なので・・)

2020年04月25日 | ご挨拶・解説・お知らせ
暖かくなってきました
店では各種お花が競演して、ご来店のお客様を楽しませています
"密"になるほど混まないので大丈夫
今回はそんな店内の様子を紹介します
(本日撮影のほかほかです)

店頭です
通行の邪魔になるので外の花台は控えめ
奥に見えるテントが観葉室(兼レオの控室?)です


ゲート脇、温室前の様子


ゲートから店内(庭木コーナー側)を見渡す
その奥に事務所やスタッフルームがあります


庭木コーナーではシャクナゲが鮮やかです


レオとちびニャンの憩いの場でもあります


ゲートから店内(レジ側)を見渡す
レジの中はギフトコーナーで、レオの寝所もあります


ラベンダーがさわやかです


店奥より裏駐車場を見渡す


草むらで遊ぶレオとちびニャン


どうです?
お花に囲まれたレオたちの生活
そうそう、彼らは遊んでばかりではありません
お仕事(看板猫)もちゃんとこなしてます
「おーい、ヒマだぞ~」

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母は強し

2020年04月23日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
わが家の紅一点、気丈なリンの応援歌
いや、全国お母さんの応援歌
ヒトも動物も
お母さんのすごさは並大抵じゃない

2年半前、家裏にやって来た頃のリン(再掲)

体力に行動力、忍耐力にやさしさと
心技体揃わなければ務まらない
何よりも、それを当たり前だと思っている
どんなヒーローだって敵わない

子育て経験のあるリンは気丈なネコ
自分の主義は譲らないけど
我慢することは知っている
耐えることも知っている
緊張の間隙を縫って
くつろぐことも知っている

ニャーから目の敵にされても耐えに耐え、ついにツーショットが日常的になりました

リンは気丈な平和主義者
グレタ・トゥンベリさんのように
平和な暮らしを乱す者と闘い続ける
でも本当は
膝の上で寝るのが大好きな
穏やかでやさしいネコ

子育てから解放された今は天真爛漫のお邪魔虫に

リンの安らかな寝姿が
わが家の平和のバロメーターです

オジンの膝の上で寝るのが至福のひと時(再掲)

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常備薬、モドキを救う

2020年04月21日 | モドキ
わが家には各種ニャンコ用常備薬があって、先生に処方指導も受けています。
飲み薬に塗り薬、点眼、スプレーなどさまざま。
中でも特に活躍するのが抗生物質。
怪我などが原因で化膿しそうな時に与えています。

相手がノラの場合は与えるのも容易ではない。
まだ触れないノラくんには、経口薬を食べ物に混ぜるしかありません。
使わないで済めばそれに越したことはない常備薬ですが、
今回は活躍したと思います。
相手はモドキ。

この冬はせっせとやって来てもの凄い食欲を見せたモドキでした。
暖かくなると食欲は影を潜め、例の表敬挨拶的な来訪(見回り?)に変わってきた。
そんなモドキが大怪我をして現れたのは2週間ほど前。
その時は妻が店にいて、写真を送ってきた。


左耳の付け根にぱっくりと口を開けた大傷が。
まだ生々しく血が流れていたそうです。
店に来る直前に喧嘩でもしたか。
いや喧嘩にしては少し変だ、虐待か。
真菌も疑われるが、前日自分が会ったときは何事もなかったのでそれは違う。
妻はとりあえず抗生物質を与えました。

モドキは最近だいぶお近づきになって、そっとなら鼻先に触らせてくれる
でもそれ以上は逃げるので、処置としては抗生物質をウェットに混ぜるしかない。
翌日は会えなかったが、翌々日見たときは傷口は乾いていた。
だけど傷口がさらに広がって、内部の壊死したような黒い部分が広がっていた。
次の日はその黒い部分から再び流血、内出血だったのだろうか。
その後また落ち着くといった一進一退で、抗生物質を与え続けました。

2日ほど空いた1週間後、傷口は随分小さくなっていた。
写真見難いけど左耳裏の付け根です。

その後も2日ほど抗生物質を与え、ほぼ完治するまでになりました。
ノラの場合は基本的に自力で治癒するしかないので、何よりも体力勝負。
このところしっかり食べていたことが功を奏した。
でもどんなに体力をつけても細菌には敵わない。
抗生物質の助けは大きな意味があるのです。

5日前の怪我の状態

先週は台風並みの大嵐が2度もあった天候異常の週。
モドキの消息も途切れ勝ちで、このところは4日ほど見ていません。
病気や怪我もそうですが、異常気象もノラにとっては大敵なんだと思います。

モドキよ、また元気な姿で会おうな。

怪我をした前日のモドキ

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