1970年代 ちあきなおみの 喝采 レコード大賞を受賞した
聴かせる歌手として その再起を待つファンが多い
先月から 喪中のはがきが届き始めた
例年より多くなった
歳を重ねる毎 肉親の他界も増えてくる
他人から来る喪中のはがきは 見たことも無い方ゆえ 哀悼の意も薄い
しかし 知人本人となると さすがに その付き合いによって心が凍る
私の同僚で10年以上 後半に共にした彼の奥さんから便りがあった
仕事は勿論 その合間に房総や能登をドライブした事などが蘇る
私より2歳下 虚しさ 侘しさ 寂しさが迫ってくる
その後も何通か届いた喪中のはがき
年賀はがきの受付も始まり ようやく来なくなった
昨日 元の会社から電話があり OBが亡くなったことを告げられる
20年以上 チーフであり私がサブ 定年までの後半を占めていた
豪放磊落な性格で酒飲みで 糖尿を患った
私が周囲に酒を飲ませるなといっても 回りもそんなに気を遣わない
本人も自分の身体は自分が知っていると それでも飲んでいた
定年後 会った彼は げっそりとやつれ 覇気が全く無かった
仕事では 共にリストラが何度もある会社で 苦労を共にした
時には慰めあい 時に励まし 時に喧嘩した
私とは ほぼ正反対の性格だった
歳は私より やはり2歳下である
普段は 私も歳を忘れて 健康で明るく生きているが さすがに歳を顧みる
いつ 私もあの世に召されても 誰も不思議に思わない歳だ
二人の同僚が亡くなり 落ち込むことさえ忘れていた自分が マイナーになる
いつ人生の終わりが来ても 今は怖れも無い
淡々と運命の流れに身を任すしかないのだ
それでも 生かされている いのち これも益々感じてくる
感謝の日々を送られる
くだらない怒りや悩みや苦しみに 時間を割いていては勿体無い
週が開けると月曜 水曜にも施設に行く
ボランティアには 絶対にマイナスオーラは持っていかない
病気や心が病んでいる場合は 施設には行かないことだ
笑顔 元気が 施設に待つ方たちにとって 喜びであり癒しである
火曜日に お通夜があるが 心して彼を見送ろう
今日の誕生花 コニファー
花言葉 不変