のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

三回目の初めまして 二人だけの施設のうたごえ

2013年02月08日 10時24分12秒 | ボランティア

普通の家の様な認知症対応型介護施設は路地の奥にある
車を駐車場に置いて 約200メートルは下町特有の細い路地を歩く
大きなキーボードのケース 歌詞掲示用の模造紙も100枚以上となると重い

楽譜も何冊もあるから 昨日は大きなリュックに入れて担いでみた
大きなリュックを肩に掛け 大黒さまが来かかると・・・・
童謡の だいこくさま を頭に浮かべながら歩く

左にキーボード 右手は模造紙の袋 背中に大きなリュック
今では見かけない買出しか 夜逃げのスタイルのようだと思った
その先で 待っていてくれるお年寄りが居るのだから エーンヤ コーラ



入って見るとテーブルに二人だけが座っている
あれ 後の方は? 一人は検査入院で 一人は体力すぐれずお休み
先月も4人だったが 二人だけの施設のうたごえは いまだ経験したことが無い

そのうちの一人の方が 初めましてよろしく と私に挨拶する
はい よろしくね 今日はいっぱい歌を歌ってくださいと返す
先月も 先々月も 初めまして だった

二人のスタッフが手伝って 模造紙を貼ったり 一緒に歌って盛り上げる
例の森三中 一人は今日は来ていない
実に楽しく 動作も笑わせ 時には 宴会用のカツラを被ったりする

コントをしているように 次々と歌にあわせ笑わせる
二人のお年寄りも 良く笑う
そして 私にこんなんでは 疲れてしまうでしょうと笑いながら労う

高原列車は行くの歌詞では 牧場の乙女が札束投げるなんて変えてしまう
まつのき小唄では あなたのお金にすがりつく なんて 身もだえしながら言う
私の歌のレパートリーは変わらないが コントを盛り上げる奏者のようだ

私は本来 伴奏をしていてマジメに歌ってくれないのは好まない
昔 ビアガーデンで生バンド出演し 客のリクエストに応え歌わせていた
ほろ酔い気分でも バンドにあわせ気持ちよく歌を歌っている

歌が上手だと 弾いている方も気合が入り 演奏が乗る
逆に酔っ払いでデュエット それもイチャイチャしながら眼の前で歌うと乗らない
度が過ぎると 間違えた振りして伴奏を辞めてしまう バンドメンバーも止まる

またやったね メンバーが言う バンマスは堅い人間なのだ
本当は やきもち焼いているんでは  チャチを入れたりする
冗談じゃないよ こんなものに伴奏できるかと私が反発する

相手は店の大事なお客様である
売り上げが上がれば良いだけ
それでも 嫌なものは 嫌なのである

しかし お笑いスタッフは お年寄りの方を笑って楽しい場にさせようとしている
その想いが伝わってくるので 一緒になって笑顔で見守る
時には ほんの短いツッコミを入れてみたりする

私は91歳よ こういう方は あれ 去年も91歳だったねと言うと笑う
たしか 一昨年は92歳 この辺の歳で行ったり来たりする
歳はどうでも良いこと この 暖かな時間が流れていることが私もほっとする

施設によっては 5.60名のうたごえもある
たった二人だけの こうした施設もある
みんな 笑顔になって優しい顔を見せてくれたら 私の心も温かくなる

     最後までお読みくださいまして有難うございました 
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