のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

父母姉弟 千の風になって 

2014年03月21日 07時56分13秒 | うたごえ

北海道の函館から北へ向かうと 特異な山容の駒ケ岳が見えてくる
見る角度によって 尖った山 抉れた山頂部 なだらかな裾野が変容する
その麓に大小の湖が点在する 大沼公園である

ボートに乗ったり 湖岸を散歩したり 名物の団子を食べる観光客が見える
近年 ここに 千の風になって のモニュメントが出来た
作詞・作曲の新井満さんが ここの別荘で構想を練った所以である



作詞者不明のアメリカの詩を訳し 日本語に変え 作曲をして有名になった
亡くなった人を偲び 祈りを捧げるのが これまでの鎮魂歌である
しかし この曲は 亡くなった方から 現世の方へのメッセージである

悲しさに泣き暮れる人に対して 私は風になって あなたを包んでいるよ
どうか泣かないで下さい いつもあなたを見守っています
この言葉が どれだけ残された方たちを救っているか 共鳴を呼ぶ



私のお墓の前で 泣かないで下さい そこに私は居ません
眠ってなんか居ません
千の風に 千の風になって あの大きな空を吹き渡っています

私の両親は 人生の後半はクリスチャンであった
穏かな夫婦であって 父が86歳 母が84歳で生涯を閉じる
母が亡くなって 49日前にして 父が後を追うように逝った

母の想い出は幼い頃から沢山あるのに 父のことはあまり覚えが無い
私の小学校の頃の父は 酒を飲むと酒乱になって母を殴打したこともある
止めに入って殴られ 腫れた顔で学校へ行き 転んだと誤魔化した

道行く人とも喧嘩をして 私が引き止める
年中 酒屋へ買いに行くのも私である 何だか分からないが梅割りだった
それでも恨みや哀しみは無い 私たちを必死に食わせる為に働いていた

一升の酒は平気で空ける これがあるのか 私は今でも酒は全くダメだ
悪い記憶は何かで消去したのか 父の想い出が少なくオヤジ悪いなぁと思う
そんなダメオヤジだったが クリスチャンになったら酒も煙草もやめた



私には話だけで分からない姉が居た 3歳で亡くなったと聞く
あまり両親は触れなかったが 初の子どもが3歳であの世へ召された哀しみか
兄弟はその姉を入れて8人である

長姉は50歳前に末期胃がんで 発見が遅く6ヶ月で逝った
かなりの激痛を伴い 命を縮めるのと引き換えにモルヒネを打ち続けた
両親は岡山まで行き ずっと看病していた

小学校の子どもを筆頭に4人の子供が残された
それでも その姉の死を超えて 甥は医学博士になっている
姪は二人とも看護婦となって 一人は婦長にもなった

残る一人の姪は 高校で挫折したが 後に苦学して資格を取り夜間大学へ
数学の教師となり 明るい娘となった
しかし 30歳余で白血病となり 若い青春の写真を残して消えた

次姉は数年前に逝き 弟は33歳で命を終えた
あの世では 家族も含めて賑やかに成っているはずだ
それぞれの写真を飾って 私は切花を買ってきて供える

無精して お墓参りはあまり行かない
仏壇は無いので その写真にだけは 花を欠かさないようにしている
まあ そんな私を みんなで笑いながら見ているだろう

私も応える ピアノでも聴いてくれ
今日は 墨田のうたごえ講座 元気で明るい皆さんに囲まれる
お前は幸せだなぁと あの世から言うだろう そうさ 幸せだ感謝しているよ


    最後までお読みくださいまして有難うございました 
        ブログランキングに参加しています  
   ご支援に下のボタンをクリックして頂ければ励みになります 
    
             にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳以上へ 

   メントは 伝言コーナー  ここをクリックして 

        のびたのホームページ ←

          

             
今日の誕生花 まんさく
             花言葉  呪文 霊感

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする