団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

85歳男性にとって生涯一の悲しさは妻との死別

2022-09-30 05:27:48 | 夫婦

私の母が亡くなったのは2年前の春だった、認知症そして大腸

がんの末期状態、介護付き有料老人ホームから総合病院に入院、

同時期に表題の85歳男性の奥様が自宅の台所で転倒、救急

でその総合病院に搬送された、しかし腰椎の損傷は回復する

となく81年の人生に幕を下ろした。

 

私とその男性とは面識もない、ただ母が亡くなって半年後、地

元の新聞(岩手日報)の投稿記事を読んで偶然母と同じ病院に

同時期に入院、そして同じころに亡くなったことを知った、病

院の待合室、病室、そして病院の前の桜並木が思い出された。

 

「私がこの世で一番見たくない妻の顔」を見ることになった、

悲しく慚愧に堪えない、楽しい日々を過ごしてきた57年、苦

楽を共にしてきた妻との別れは辛く悲しい、ただただ悲しい、

奥様を失った切ない思いが読み手に伝わってくる内容だった、

私の母も男性の奥様も病院前の満開の桜を見ることなく令和

2年の春、帰ら人となった。

 


いい人と思われるよりも

2022-09-29 05:29:29 | 老後の生き方

悪く思われるよりよく思われたい、誰もがそう思うのは明らか

る、人は往々にして必要以上によく思われたいという傾向

がある、いい人に思われたいというのは他人からいい人だと評

価して欲しい、しかしいい人でいようとすると余計な気を遣う。

 

人間関係が絡むと自分の気持ちが見えにくい、人間関係を優先

ようとするため自分の気持ちに目をつぶってしまう、要はい

い人と思われたい気持ちが強いのだ。

 


本当は他人の目を気にして、いい人になんかならなくていいの

ないか、他人の期待に応えるより自分の期待に応えたい、

いい人と思われるより自分が納得できるいい人でありたいと私

が思うようになったのは会社を定年退職して数年経ってからで

ある。


70代はお金の不安を感じている

2022-09-28 05:18:32 | 老後のお金

70代の半数以上の人は仕事をリタイヤして老後生活を送って

いる、収入の約7割は年金収入、そして将来の不安として康、

お金と答える人が圧倒的に多い。

 

実際70代の金融資産(二人以上世帯)を調べてみると平均値

は1230万円、中央値(資産の低い順に並べて丁度真ん中に

くる値)では1000万円である、それでも金融資産非保有が

18%、5人に1人が預金もない状態である、それなのに中央

値の1000万円は高い、それは一部の富裕層(約2割)が全

体の数字を押し上げているからある。

 

実際お金があれば不幸を回避できることは確かである、老親の

介護の問題、自分や配偶者の介護の問題、家のリフォームの問

題など70代にとってお金は減ることはあっても増えることは

ない、実際悠々自適といわれる2割の富裕層を除くと70代は

お金の不安を感じていることは確かである。

 


人間どうしが親しくなるのは

2022-09-27 05:25:25 | 人間関係

はじめは全く知らなかったどうしが、ちょっとしたきっかけで

親しくなる、縁といえばそれまでだが、お互いの直感というか、

容貌やその人が発散させてる雰囲気から判断するのかもしれな

い。

 

いわゆる第一印象で打ち解ける、そうでなければ遠ざかる、よ

あることだ、ただ人間は動物と違って言葉を話す、人間関係

は言葉を通じての関係ともいえる。

 

話すことで波長が合う人、価値観の合う人の感覚が形成されて

いく、そして人間関係は蜜月期があるもので、そこから下降線

をたどることが多いものである、だから永続的な関係が保たれ

る友人やパートナーがいることはある意味奇跡ではないかと私

は思うことがある。


母にとって晩年大切だった人

2022-09-26 05:24:19 | 老後の生き方

人間は気にかけてもらいたいという欲望があるもので、それは

自分という存在の確認であり、それは家庭でも学校でも職場で

も、いくつになってもあるような気がする。

 

病院で長期入院してる高齢者が「今日は顔色がいいですね」と

言った看護師の一言が薬よりも何倍も効果があるということは

よく聞く話である、子供も見舞いにこない、そんな時看護師か

らかけられたひと言、それは自分の事を気にかけてくれた、見

守ってくれていることを感じたから嬉しかったに違いない。

 

私の母が晩年、高齢者施設にお世話になったとき、「今日は食

欲あるね」「塗り絵上手だね」等明るく声をかけてくれる若い

介護スタッフがいた、母にとってお気にいりの人だった、彼女

に声を掛けられるといつも嬉しそうだった、自分の事を気にか

けてもらえてる、亡くなる直前まで母にとって大切な人だった

のかもしれない。