団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

「妻より先に死にたい男性が8割」に思うこと

2019-06-29 05:56:06 | 夫婦

「全てに感謝です、娘を産んだことも含めて、家を売ってくれた

こと僕よりも先に死んでくれたことも含めて」一昨年亡くなっ

朝丘雪路さんの夫で今は亡き津川雅彦さんの奥様に対する感

の言葉である、特最後の一言は病床の妻を残して、死ねるも

か、そんな生きることへの意地が感じられた。

 

同じ頃、日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団がまとめた調査結

果によると配偶者より先に死にたいと答えたのが男性では80%、

女性50%と大きな差があった、「自分が先に」と答えた人の多

くは、パートナーを失う悲しみに耐えられない、死ぬときにそば

にいて欲しいという理由であった。

 

「自分が後に」を選んだ人の多くは男女とも、パートナーの最期を

看取ってあげたいというものであった、まさに冒頭の津川雅彦さん

の例である、もし配偶者が闘病生活を送る生活を強いられていたな

ら、自分が病気であっても先に死ねないと思うのが偽らざる心境な

のかもしれない


老後資金2000万円問題について思うこと

2019-06-25 05:49:52 | 老後のお金

今回の老後資金2000万円問題、高齢夫婦の場合、公的年金だ

けでは毎月の赤字額が5万円、30年で約2000万円の金融資

の取り崩しが必要となるという金融庁の報告内容である。

 

赤字額が5万円、いわゆる毎月の不足額が5万円というのは、何

今さらという感じだし、参議院選挙がなければこれほどの騒ぎ

にはならなかっと私自身は思う。

 

老後の家計で大切なのは一軒家かマンションか、車を持ってるか、

駐車場の問題、そして持ち家であれば定年前に住宅ローンを完済

してるか、老後の医療費の負担、税、社会保険料の額、交際費が

変わらないか(友人、知人親戚、元職場関連)リフォームや耐久

消費財の購入予定(冷蔵庫、洗濯機、エアコン等)、そして貯蓄

はどのぐらいあるか等総合的な判断が必要だし、それぞれの家庭

で違うとは確かである。

 

 

実際日本の年金制度は現役時代の収入を100%保証する制度で

はない、今の高齢者がなんとか生活できるのは、十分な年金収入

があるわけではなく老後資金を貯めてきたからだ、年金を受給で

きるのはありがたいけれど年金だけで暮らせない人が多いのが現

実である。

 

 


夫の定年後に起きる主人在宅ストレス症候群

2019-06-24 05:57:43 | 夫婦

夫が定年退職して家にいるようになると妻にとって「うっとうしい」

らしい、今までと違い昼食の準備もしなければならない、出かけよう

とすると干渉する、「どこに行く、何時に帰ってくる、夕食の準備は

大丈夫か?」さらに家計にまで口を出してくる、「無駄遣いが多い」

等、妻にとっては今までのペースと違い戸惑い、そのため体調を崩す

ことになる、これが「主人在宅ストレス症候群」といわれるものであ

る。

 

それでは妻から「家にいてほしくない」と思われる夫の特徴としては

次のようなタイプといわれてる。

 

■人前では愛想がいいが、家では不機嫌

■上から目線で話をする

■家事は手伝わないが口は出す

■妻や子供を養ってきたという自負が強い

■妻は夫に従うべきという古い価値観を持っている

■妻が外出すると不機嫌になる

■「ありがとう」「ごめんなさい」の言葉がない

 

そして夫に対してストレスを感じてしまう妻の特徴としては、夫に対

して強くものがいえない、几帳面で責任感は強くいい妻、いい母親で

ありたいという意識が強い、我慢強くてあまり弱音を吐かない等が挙

げられている。

 

今までと違い定年後は夫婦一緒にいる時間が多いだけに難しい問題で

ある、我が家では相手が何かをしてくれたら「ありがとう」という感

謝の言葉を意識して伝えることにしてる、そうすることで少しでも夫

婦間の風通しがよくなることは間違いない、夫婦間の感謝に言いすぎ

ることなどないと思ってる。


定年後の人生は自由に生きたい

2019-06-23 05:46:20 | 定年後の生活

人生の幸せは後半の生き方で決まると言われてる、前半の幸せが

目標に向かってまっすぐ進むことから生まれるのに対し後半の幸

せな道は定められてないから自分で考えてうまく進まないとその

実現は難しいような気がする。

 

 

後半期は多少の不義理をしても構わない、自分の時間を作ること、

ラリーマン時代は飲み会に参加したくなくても、いろんなしが

みから参加してたが定年退職後は少しでも迷いがあったなら参

加しない。

 

 

心から行きたいと思ったときだけ参加することにしてる、つきあ

いは大切だがあまり、それに振り回されないようにしてる、他人

の人生でなく自分の人生を生きる、そう決めてる。

 

人生の楽しみとはちょっとしたこと、ささやかなことで特別なこ

とではない、他の人から見ればつまらない一日にみえても自分が

満足できればそれでいい、人生を楽しくするのもつまらなくする

のもすべて自分の責任、だからこそ定年後の人生は自由に生きた

いものだ。

 


新聞読めば心いきいき

2019-06-17 05:48:45 | 老後の生き方

脚本家の内館牧子さんは2006年に東北大学大学院を卒業さらに

東北大学の相撲部の監督を務めたこともあり仙台市とは縁が深い、

そんなこともあり定期的に読売新聞の朝刊に「内館牧子仙台だより

」と称してエッセイを寄稿している。

 

以前掲載された「新聞読めば心いきいき」は東北大学のOB4人

ランチをしようとなり日程も決まった、一人は90代、3人は80

代だが皆さん若々しく話題も豊富で楽しみにしていたが90代のO

Bから欠席の連絡、実は転倒して腰椎を骨折して入院したため、

みで全く動けない状態、残念だが延期することにした。

 

その後、本人から来た手紙の内容が、冷静で才気に溢れた文面でマ

イナス要素が感じらず、全快したあとの生活や行動への希望にも触

れ意欲に満ち溢れている、実際高齢者が骨折して入院した場合寝

きりになることが多い中でこの90代の方は珍しいケースである。

 

内館さんが気づいたことは、この4人のOBたちはとにかくよく新聞

を読んでるという、隅から隅まで丹念に読む姿勢、そのことが入院

中のOBにはプラス要素だったのかもしれない。

 

やはり社会の動きを知り考えるということが心と頭に与える影響

は大きい、たとえそれが自分の日常と無関係であっても好奇心や

向上心を失わないで、幾つになっても前向きに生きることが大切

だと印象に残った記事だった