団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

年金生活70代女性の現実と不安

2024-05-19 05:33:08 | シニア女性の悩み

70歳のAさん、夫の死後、遺族厚生年金と国民年金月額9万円

受給している、ただそれだけでは生活できないのでスーパーの

パートで週3回現在も働いている。

 

働いているのは決して社会参加とか生きがいとかそういう理由で

ない、生活するためには働かざるを得ないからだ、貯蓄もほと

んどないし頼れる親族もいない。

 

仕事があるから何とか生活できる、身体が丈夫なのが取り得だけ

働けなくなったらどうしようという不安は常にあるという、た

だ9万円の年金ではどうしようもない、とにかく働けるうちは働

こう、働けなくなったら、その時に考えようというAさん、この

ように低年金で不安な老後を過ごしている一人暮らしの高齢女性

が多い世の中であることは確かである。

 


老後は生きがいにこだわることはない!?

2024-05-18 05:25:53 | 老後の生き方

定年退職した人が考える不安のなかに生きがいという問題がある、

生きがいがなければ無味乾燥の人生、たんなる惰性の人生という

論調もある、しかし生きがいとはなんだろう、新しく何かを始め

ることだろうか?

 

例えば定年退職者の活動を紹介するTV朝日の「人生の楽園」やN

HKで以前放映してた「団塊スタイル」に出てくるような、何かに

挑戦し生きがいを持って暮らしてる人のことだろうか?

 

そんなことはないと思う、毎日が平凡に過ぎていたとしても希望

がある、愉しみがある、そして幸せを感じているなら、それこそ

生きがいになるだろう、だから老後はあえて生きがいにこだわる

ことはないと思っている。

 


年金だけで暮らせない人が多い現実

2024-05-17 05:30:34 | 老後の生き方

現在65歳以上無職の高齢世帯の家計収支の最新データでは年間

60万円のマイナスになってる、この理由は年金収入の減少、支

給額は10年前と比べて約10%減少している、しかし消費支出

は10年間ほぼ横ばい、年金収入が減っても暮らしぶりはそう簡

単に変えられない、さらに税、社会保険料は確実に負担が増して

いる。

 

年金を受給してない世代からみると「年金だけで暮らせないので

すか?」「リッチなお年寄りが多いと思いますが?」という声が

結構多い気がする、しかしリッチといわれる高齢者は全体の2割

もいないだろう、二人分の年金収入がある共稼ぎ夫婦や公的年金

のほかに企業年金が支給されてる人、事業で成功した人、もとも

との資産家などである。

 

実際日本の年金制度は現役時代の収入を100%保証する制度で

はない、今の高齢者がなんとか生活ができるのは、十分な年金収

入があるわけではなく老後資金を貯めてきたからだ、年金を受給

できるのはありがたいけど年金だけで暮らせない人が多いことも

事実である。


友人がいない老後もひとつの生きかた

2024-05-16 05:55:46 | 人間関係

2022年度版「高齢社会白書」60歳以上への内閣府意識調査

で家族以外で相談や世話をしあう親しい友人がいるかと尋ねたと

ころ「いない」と回答した人が3人に1人という結果だった。

 

仕事をやめれば友人がいなくなるというのは自然の流れ、「60

歳すぎたら友人もいらない」という漫画家の弘兼憲史氏、著書の

なかで友人が多いほうが豊かな人生だと思ってる人が多いことも

事実であるが老後は信頼できる一握りの友人がいればいいという

持論を展開してる。

 

友人がいない老後は不幸だというのは世間の思い込みで本当は3

割よりもっと多いかもしれない、それでも友人がいないことは決

して恥ずかしいことではない、友人がいない老後もひとつの生き

かた、定年退職後14年、私の実感である。

 


老後の思わぬ誤算とは

2024-05-15 05:24:16 | 老後の生き方

最近「団塊世代の老後破綻」というテーマでTVや雑誌で話題にな

ている、その団塊世代の事例を見ると、いずれも30代40代

の時は中流と思われる暮らしをしているが、齢を重ねるにつれど

こかで思わぬ誤算が生じ、生活苦に陥っている。

 

それは団塊世代当事者だけでなく親の問題、子供の問題も深く絡

でいる、本人の問題としては会社の倒産、リストラ、離婚、親

の問題としては介護、親と同居したものの親が無年金のため医療

費生活費の負担増、子供の問題としては無職もしくは非正規のた

め生活費の援助をしてる、離婚した娘が幼い子供を連れて同居し

たため生活費の負担増等である。

 


いずれも想定外といえるものである、そして本人に共通してるの

低年金、預貯金が少ない、賃貸住宅に住んでる、住宅ローンの

残債がある等のどれかに該当してる、そのため65歳を過ぎても

働かざるを得ないという状況に陥ってる。

 

こう見ると高齢者がお金持ちで悠々自適というのは一部の富裕層

ことかもしれない、人生には思わぬ誤算が待ちうけてるかわか

らないだけに本人、親、子供も含めて総合的に考える必要がある

ことは確かである。