団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

シニア女性にとって熟年離婚と年金分割

2024-04-26 05:35:06 | シニア女性

結婚して20年以上の夫婦の離婚を熟年離婚というが2022

には約4万組と30年前の7割増の離婚が成立してる、この

近年の日本での熟年離婚が急増したこともあり2008年の法

改正で離婚しても夫の年金を分割してもらえることになった。

 

要は離婚後の夫婦間の不公平さがないようにするためで離婚後

生活において非常に重要になる、ただ国民年金の部分につい

ては分割の対象にならない、あくまでも厚生年金の部分なので

注意が必要である、そして合意分割では1/2が分割割合の上限

である。

 

例えば65歳の夫婦で持ち家あり、それぞれが国民年金が6万

円、夫の厚生年金は10万円、合計22万円で暮らしてるケー

スであるが、ごく普通の年金生活である、ところが熟年離婚す

ることで夫の厚生年金10万円を分割、それぞれ5万円になる、

そうすると夫11万円、妻11万円、持ち家があるもののどち

らかが家を出ることで家賃の負担という問題が出てくる。

 

それでも預貯金や売却できる資産があればそれも分割して補填

きるがそうでないと下流老人が二世帯になる可能性がある、

別れることでの解放感はあるものの生活を考えると厳しいとい

うのが現実である。


夫を亡くした年金世代女性が一人暮らしになれるまで

2024-04-04 05:45:29 | シニア女性

夫を亡くし初めてのひとりぐらしを経験する年金世代は多い、あ

る雑誌のアンケート調査によると夫の死をきっかけに一人暮らし

になった場合必ずしも亡くなってからの時間と気持ちは正比例で

ない人が目立つらしい。

 

2年未満でも一人暮らしに慣れた人、10年経っても慣れない人、

「夫が亡くなって2年ほどはうつ状態」「1年間は気持ちの整理

が出来ず仕事以外のときは泣いていました」といった声も多い。

 

なにか趣味など打ち込めるものを持っている人のほうが新しい環

境への適応度が高いとも言われてる、4年前に亡くなった母の場

合、父が亡くなってからの一人暮らしはコーラス仲間とのふれあ

いが支えになったことは確かである、ただ人それぞれ置かれた状

況が違うだけに一概に解消できるものはないかもしれない、しか

し年月の経過とともに喪失感は薄れ一人暮らしに慣れていくよう

な気がする。


女性にとって理想の老後とは

2024-04-01 05:46:29 | シニア女性

理想の老後は男性と女性で違うかもしれないが共通してるのは

自由気ままで健康でお金の心配のない暮らしができること、そ

こで40代以上の女性を対象にした雑誌のアンケートから見え

る理想の老後、思い描く老いの風景とは?中味は十人十色であ

る。

 

◇絶対ボケない、寝たきりにならない、寂しさなんか負けない

(48歳パート)

 

◇有料老人ホームに入りカラオケ、手芸、軽い運動ができたら

 最高(57歳パート)

 

◇庭にピンクのバラをたくさん植え咲き誇る花と香りの中で暮

 らしたい(65歳無職)

 

◇娘の家族と同居し孫の世話をしながら時々友人とランチを楽

 しみたい(56歳無職)

 

◇お金がなくても心穏やかに過ごせたら幸せ、でもそうはいか

 ないでしょう(67歳主婦)

 

◇夫と思い合って平和に過ごしたい、贅沢かもしれないが、死

 ぬ寸前まで健康でいたい(59歳主婦)

 

こうみると一番大切なのはお金、健康、それとも心の自由か、

人それぞれ置かれた状況で違うかもしれないが自分らしい人生

を前向きに考えてることは確かである。

 

 


もしも夫が亡くなったときの遺族年金は?

2024-03-28 05:38:54 | シニア女性

「もしも夫が亡くなったら十分な生活費があるだろうか?」世の

奥様が不安に思うことである、というのは現在75歳以上後期高

齢者1人暮らしの女性の貧困率(年収122万円以下)は52%

と半数の人が経済的に苦しんでる、いわゆる低年金、無年金の人

が多い。

 

 

生計を維持している人が亡くなったとき残された家族に支給され

るのが遺族年金、亡くなった人が国民年金に加入していた自営業

者と厚生年金に加入していた会社員では条件が違う、そこで預貯

金などの資産は考慮せずに年金だけで一般的な事例で考えてみた

い。

 

 

例えばシニア夫婦がともに65歳の場合夫の年金(老齢基礎年金

5万円、老齢厚生年金10万円)、妻の年金(老齢基礎年金5万

円、老齢厚生年金4万円)合計24万円で暮らしている、もしも

夫が亡くなった場合どのぐらいもらえるだろうか?

 

 

このケースだと妻の老齢基礎年金5万円+夫の厚生年金の3/4な

ので7万5千円=12万5千円となる、ということは一人暮らし

になるとマイナス11万5千円となる、夫婦でくらしてる場合2

4万円という額は標準的な年金生活であるが夫が亡くなった場合

生活は間違いなく厳しくなる、もし自営業者夫婦の場合は妻の老

齢基礎年金のみになるのでなお苦しい状況になる。

 

 

このように老後の妻と遺族年金を考えた場合、どの職業について

いるかが問題、国民年金と厚生年金の差、いわゆる年金格差が問

題になってくるわけだ、そう考えると多少嫌なことがあっても夫

婦が一緒に助けあって生活することがベストのような気がする


ひとり暮らしシニア女性の貧困は深刻

2024-03-12 05:52:36 | シニア女性

困窮した若年層女性の問題がクローズアップされる一方でさら

深刻といわれるのが死別や離別によって単身になったシニア

女性の貧困である。

 

現在生活保護を受けている世帯は約165万世帯、そのなかで

65歳以上の高齢世帯が半分以上を占めている、特に問題なの

身女性困窮と言われている。

 

経済的に追い詰められる背景としては収入が少ない、資産がな

い、家族や友人などの援助が期待できない、生活保護に抵抗が

ある、して配偶者との死別、離別、特に夫が自営業者の場合、

国民年み加入のため遺族年金が出ない、また本人も年金未

加入のため老の年金収入をあてにできないケースがあること

が困窮の原因で深刻な問題である