団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

一日一つでも愉快と思えることがあれば

2023-09-30 05:23:10 | 老後の生き方

高齢になっても世の中に大きな影響力を持つ人もいれば、市井

で静かに生きる人もいる、私などはどっちかというと後者であ

る、そのかわり退職してからはなんでもできる自由を得ている

ことは間違いない。

 

一日一つでも愉快と思えることがあればそれでよしと思う、な

ければ次の日に期待しよう、人間老いてきて必要なことは今日

もやることがあるということ、そういう意味では誰もが自分の

考えで自分なりの老後を生きているような気がする。

 

人間それぞれ違う、同じ景色を見て何も感じない人もいればそ

こに宝を発見する人もいる、生きていくうえで宝さがしは大切、

今まで気づかなかったものに感動するかもしれない、そのわく

わく感こそ宝そのもの、人生の宝さがし、あきらめずに求めて

生きていこうと思っている。


老後は必要なお金も変化する

2023-09-29 05:46:30 | 老後の生き方

老後について自信を持って準備は万全といえる人は、ごく少数

の人ではないかと思う、高齢者が抱える不安のなかで健康、そ

してお金と答える人が圧倒的に多い、私自身もそう思う。

 

老後にかかるお金はいくらか?夫が65歳以上、妻60歳以上

の夫婦無職世帯では毎月の支出が平均27万円、一方公的年金

収入が平均で月約22万円、月5万円の赤字といわれてる、赤

字が月5万円でも貯金で賄えるならそれでOKだが駄目なら生活

のレベルを見直すしかない。

 

さらに老後は若い頃と違った出費も覚悟しなければならない、

予期せぬ病気で医療費の負担が増えたり、老親の介護の問題、

家のリフォームと老後に抱える不安の中でお金の問題は重要で

あることは間違いない。


認知症の両親を看取って思うこと

2023-09-28 05:43:57 | 介護

先般、東京都世田谷区で71歳の夫が認知症の68歳の妻を殴

打し死亡させた悲しい事件があった、本人は「寝ようと思った

のに何度も話しかけられ腹が立ち、腹や頬を殴ったけど死ぬほ

ど殴ったかは記憶にない」と供述している、老々介護、高級住

宅地での事件、介護認定は?地域包括センターへの連絡は?施

設入居の検討は?新聞記事を読みながら私の両親のことを思い

出した。

 

13年前両親とも86歳のとき父は認知症になった、要支援2

だったがケアマネジャーに相談、デイサービスに定期的に通う

ことにした、老夫婦二人だけの生活、妄想、幻覚、「母ちゃん

に男がいる、金が盗まれた、このままでは自分の身が危ない、

母ちゃんと離婚するから家を探してくれ」と懇願、なんとか説

得しようとしたが最後は「母ちゃんの男に殺されてもいいのか」

と怒り、日を追うごとにエカレートしていった。

 

母にとって地獄の半年だったが、父は持病の肺の病気で入院す

ることで認知症の恐怖から母も私も解放された、その後父は人

呼吸器をつけたまま半年後になくなった、そして、あれほど

知症に嫌悪感を持ってた母が9年後、父と同じレビー小体型

知症になり壊れていく母を目の当たりにしたときは正直うろ

えた、今でも鮮明に覚えている亡き両親の晩年の思い出であ

る。


ふたつよいことないものよ

2023-09-27 05:32:06 | 生き方

「ふたつよいことないものよ」今は亡き臨床心理士の河合隼雄

氏の著書「心の処方箋」に書かれてる名言である、ひとつよい

ことがあると、ひとつ悪いことがある、自分にとって幸福が誰

かにとって不幸ということもある、いいことずくめの人生など

ないということである。

 

家庭や学校や職場で問題を抱えてるときにこの言葉に出会い支

えられた人は多い、例えば学校でいい成績をとった、会社で仕

事を評価された、いいことなんだけど仲間から妬まれ人間関係

がぎくしゃくしたとか、ひとついいこと起きたのにひとつ悪い

事が起きたとかよくある話である。

 

人間の一生は晴れもあり嵐もある、どんなに苦しい悲惨な状況

でも永久に続くことはない、逆に生れてから死ぬまで幸福の連

続ということもない、浮かぶ日もあるし沈む日もある、だから

悲観も楽観もしない、そういう姿勢でこの「ふたつよいことさ

てないものよ」とつぶやくと不思議と気持ちが楽になるような

気がする。


人生で落ち込むことは誰にでもあること

2023-09-26 05:48:04 | 老後の生き方

日常生活で誰もが多かれ少なかれ落ち込むことはあるものだ、

落ち込んだ時は自分で自分を奮い立たせるしかない、待って

ても何も変わらない、現状を変えるのは自分、自分が自分

を必要としている。

 

だから自己否定などしなくていい、いまある自分をすべて変

たいと思わない方がいい、落ち込んだことを自分の中で認

める、これが自分なんだ、それでいいのだと思うことにして

る。

 

健康、お金、人間関係などで悩むことは誰にでもある、落ち込

むのは自分だけではない、人生で落ち込むのは誰にでもあるこ

とだ、そこから這い上がればいい、そう思って私は今まで生き

てきたし、これからも生きていくつもりだ。