団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

65歳男性にとって屈辱的な出来事

2022-08-20 05:26:32 | 定年後の生活

新聞の投稿欄に掲載された65歳男性の記事に注目した、3年

前に定年退職になり会社のOB会に参加したときのことである、

初めて参加したOB会、自己紹介と近況報告で「今は妻のアッシ

ーで買い物、家事も手伝いますがいつも怒られてます、今では

妻が私の上司です」といったところ、かつての上司が「情けな

い男だな、昔とちっとも変わらないな、家事なんか女房に任せ

とけばいいんだ」と見下すようなことを満座の前いわ悔しい

いをしたことを書かれてた、そしてその上司が会を切る人

だっただけにその後退会したという。

 

すでにリタイヤしてるのに日本の縦社会の悪いところである、

かつての上司が元部下にえらそうにしてる、本来ならば仕事上

の序列にすぎないものがなぜか人間そのものの序列になってい

る、中には人との関係が上下しかありえないと思っているラン

ク主義者がいる現実、会社を辞めてまで不愉快な思いをするこ

とはない、彼が退会したことは正解だったと思う。

 

なかには楽しいOB会もあるだろう、近況、情報交換、しかし

定年後も序列を構築しようとする人がいることも確かである、

人間としてあくまで対等で互いに認め合っている、それこそ

が本来の姿だろう、だから私は最初からOB会には参加しな

かった。


64歳男性リタイア後の新しい生き方

2022-05-29 05:38:49 | 定年後の生活

「実は自分は会社で生きるのがつらかった、仕事が生きがいと

信じ込むことで感受性が摩滅させてしまった、会社では人の中

で気をつかっていた、今は平日の週3日、午前10時から午後

3時までスポーツジムで過ごす日々を続けてる、休憩を挟みな

がら黙々とこなす、誰とも口をきかないで済むことに深い安堵

感がある、自分にとってはこの時間がかけがえのないものだ」

 

これは10年前私が定年退職後にある雑誌に掲載された64歳

男性のリタイヤ後の日々を綴った一節である、当時の私と同じ

年でサラリーマンだったこともあり、喪失感と解放感、なぜか

共感できるものがあったことを記憶している。

 

日々の暮らしに大きな変化があるわけではない、それは現役時

代もリタイヤしてもあまり変わらないものだ、違いがあるとす

れば一日の流れに起伏があるかないかだ、仕事をしていればあ

る程度の刺激が人間関係も含めてあるがリタイヤするとゼロか

らのスタートである。

 

64歳男性にとって毎日が平凡であっても新しい生き方に挑戦

して、幸せを感じているなら、きっとそれが生きがいだと思う、

そして人間社会の濃やかな景色が見えるのがリタイヤ後の人生

であることは間違いない。


「モーニングルーティン」から一日の始まり

2022-03-27 05:56:03 | 定年後の生活

年を重ねると一層大事になってくるのが習慣である、この時間

にこれをするということが決まっていると心が安定する、リズ

ムのある規則正しい生活は現役時代みたいに起伏のある生活で

はないが慣れるといいものだ。

 

定年退職後11年間、早寝早起きの習慣を心掛けてるというよ

り朝は午前5時には目が覚める、新聞を読んで、ダンベルを使

ったストレッチを30分、コーヒーを飲んでから、ブログの更

新、それから夫婦で部屋、トイレ、浴槽の掃除、これが私の

「モーニングルーティン」朝の習慣である。

 

早起きは三文の徳と言われるように、朝起きたときは脳の状態

も新鮮だから新聞を読んでもブログを読んでも頭に入りやすい、

朝の過ごし方を決めて習慣づけると老後の生活もまんざらでも

いというのが実感である。


定年後の静かな世界

2022-01-10 06:02:14 | 定年後の生活

定年退職して10年、人と会うことも激減、行動範囲も大幅に

小し時間だけが過ぎていく毎日、一日一日にメリハリはない

ものの世間の波風から離れ自然に穏やかになったのを痛感し

る毎日である。

 

物欲もあまり関係なく人にも執着しない、かつての人間関係も

互いが面倒だと思ったりして連絡が途絶えると自然に関係は

消滅してしまうのが現実、とっくに人間関係のピークは過ぎた

のかもしれない、だからどこかで偶然会ったり奇跡的に再会し

ないかぎり復活することはない。

 

 ただ私自身定年後のこんな静かな世界を求めていたのかもしれ

ない、何をしてもいい自由、何もしなくてもいい自由、至福な

時間というわけでもないが、私にとっては気分が落ち着く心地

のいい定年後の静かな世界である。


「定年退職者の声」の記事を読んで

2021-09-13 05:34:08 | 定年後の生活

毎日やることがなく困っている、一番自由な今が一番しんどい、

家で居場所がない、暇になったのにあせる、このままの毎日が

続くと思うと、自分の人生は何だったのかと思うときがある、

ある雑誌に書かれていた定年退職者の声である。

 

さらに図書館、ショッピングセンター、スポーツジム、喫茶店

にいる定年退職者と思われる人を見てると誰もが「ひとりぼっ

ちでさみしそう」退職することによって生まれた時間をどのよ

うに過ごしてよいのかわからずに戸惑っている人が少なくない

という記事であった

 

定年退職者の喪失感、そして孤独感は確かにある、しかし街の

中にひとりでいる定年退職者がすべて淋しいというのは違うよ

うな気がする、人間群れてないと、はしゃぐわけではないので

みんなさみしそうに見えるのでは…、案外ひとりでいる時間を

楽しんでる人も多いのではと思うのは私だけだろうか?