団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

去年今年貫く棒の如きもの

2021-12-31 05:52:21 | 生き方

去年今年貫く棒の如きもの

 

これは明治大正昭和の3代にわたる俳人、作家の高浜虚子の俳句

である、去年今年(こぞことし)とは大晦日の夜を境に去年と今

年が入れ替わっていくことを表すと言われてる。

 

この句の解釈は時の流れに区切りを付けて人は生きている、しか

し時というものは過去現在未来を通して貫く一本の棒のように連

続してるものだ、だから新年になるとすべてが変わり好転すると

いうわけではない、人生はそんなに甘くないよと言ってる感じが

する。

 

誰もが悩みを抱えているが人それぞれ違う、難病を抱え苦しんで

る人、コロナ禍で事業の先行きに不安を抱えてる人、人間関係の

悩みを抱えてる人、親の介護で日々つらい思いをしてる人、人生

は甘くないかもしれない、それでも未来はわからない、時の流れ

を大切に明日に希望を持って歩きたいものだ。

 


年の瀬に思うこと

2021-12-30 06:00:15 | 生き方

早いもので来年になると74歳、それでも人生についていまだ

にわからないことがある、かといってわかってしまったら生き

る意味もなくなるのではないかと思っている。

 

悔いなく生きただろうか、やるべきことはやっただろうか、人

役にたっただろうか、自分の生きる意味は?年の瀬になると

いつも問いかけてみる。

 

浮かぶ日もあれば沈む日もある、幾つになっても悩んで迷って

あたりまえ、老いて上手に生きる方法などない、それでも一日

にひとつでも愉快なことがあればそれでよしと思う、なければ

次に日に期待しよう、そんな思いで生きていきたい。


家事をやらない夫に不満の妻

2021-12-29 05:58:26 | 夫婦

読売新聞の「夫婦って…」のなかで家事をやらない夫に不満とい

う記事に注目した、40歳パート従業員の女性がコロナ禍をきっ

かけに夫に嫌悪感を抱くようになった、以前は帰宅が遅く週末し

か顔をあわせることがなかったがコロナ禍で夫が在宅勤務になっ

たことで夫の気遣いのなさが目につくようになったという。

 

夫が仕事をしてるかと思うとゲームをしたり、寝てたり、妻が体

調を崩しても気遣いをみせない、老後を一緒に過ごすなんて無理

という内容だった、もし私が現役時代今のコロナ禍のような状況

で在宅勤務だったらきっと妻はこの女性のように思ったのかもし

れない、なにしろ現役時代私は家事は全くしなかったから。

 

家事や育児に積極的な男性が増える一方、いまだに家のことは妻

任せという夫もいる、だから家事をやらない夫に不満を抱く妻の

声が多い、「男は仕事、女は家庭」という環境で育つとそれが当

たり前と思うかもしれない、私自身そうだったし今の高齢者にそ

の傾向があるような気がする、どうすれば夫は家事をやるのだろ

うか?

 

私の場合定年退職がきっかけだった、それは定年前の妻との約束

だった、それから10年、時間はかかったけれど1週の交替制で

夕飯をつくるようになった、そして掃除全般(部屋、風呂、トイ

レ)は毎日と、そのことによって夫婦の風とうしがよくなること

は確かである。


許しがたい身勝手な放火殺人事件

2021-12-28 05:49:05 | 生き方

フランスの作家で哲学者でもあったカミュは正気を失いかけた

ときの心理をこのように表現している「人間の最も自然な性向

は、自分を破壊し、自分と一緒にみんなも道連れにしようとす

ることだ」

 

大阪市で起きた放火殺人事件でクリニックに火を放って特定さ

た谷本盛男容疑者61歳、離婚してから生活が荒れて長男を

物で襲って大けがを負わせ懲役4年の実刑判決を受けた危険

物だった、ガソリンを購入、クリニックに非常階段の扉を粘

テープでふさぎ、全員巻き添えにしようとした執着心と心の

闇、正気の沙汰ではない、すでに25人が亡くなってる。

 

人間というのは思いつめてかっとなると何をするかわからない

動物で法律で禁じられていても何の抑制にもならない、自分が

死んでもいいから無抵抗の人間を逃がさない、身勝手な破壊に

憤りが収まらない、老人になると経験豊かでそれが財産だとい

われるがこの男にはあてはまらない。

 

一瞬で命を絶たれた院長やスタッフそして患者の無念な気持ち、

そして犠牲者の家族や親族、同僚、友人、そしてクリニックに

通院してた患者、心のよりどころを失った喪失感は計り知れな

い、動機はなんであれ、この凄惨な事件を許すことは決してで

きない。

 

 


頑張ってもうまくいかないとき

2021-12-27 05:54:12 | 生き方

頑張ってもどうしようもないことが人生には多い、もが予

想してない事故や災害や病気などに襲われて人生が辛い状況

になる可能性がある。

 

うまくいかない時は頑張るしかない、頑張るしかないんだけ

ど、こんなに頑張ってるのに報われないのはなぜ?と思うこ

とが人生の色んな局面でよくあることだ、でも頑張ることと

報われることは別問題かもしれない、努力すれば夢がかなう、

努力は裏切らないというけどそうたやすいことではないこと

は齢を重ねるとわかってくるものだ。

 

うまくいかない時は人生こんなもんさという開き直りも必要

かもしれない、苦しい、つらい状況もそのうち風向きが変わ

って少しは楽になるはずだという希望を抱きながら生きるこ

とも大切な気がする。