指先でつむぐ愛

今から約４年前、病院のベッドの上で、目にしたドラマが、今の私を動かしているような気がします。
長期入院中に、何も目標がなくなり、これからどうなるのか、全く見えなくなっていた時、
ふと目にしたのは、初めて見る、「指点字」というものでした。
手話には興味がありましたが、点字。また指点字なんてものは、皆無でした。
でも、その表現方法が、とても新鮮で、美しく感じました。
なかなか難しいですが、いずれは指点字で、盲ろう者と会話がスムーズに出来る日が来るようにと夢見てます。

あのドラマのモデルの、神戸出身の福島智さんが、この前、爆笑問題のお二人と楽しげにおしゃべりされていましたね。
でも私は福島さんの横の通訳者にばかり目がいってました。
あんな風に、同時通訳が指点字で出来ないと、指点字での通訳者にはなれないんだと、痛感しました。
また、もう一度あのドラマを見てみたいです。今ならまた違った見方が出来そうです。
指先でつむぐ愛