木村晴美さん新刊

ＮＨＫの手話ニュースでもおなじみの木村晴美さんが、またまた新刊を発行されました。タイトルは、『日本手話と日本語対応手話（手指日本語）～間にある「深い谷」～』。この「深い谷」には２つの意味があるそうです。日本手話と手指日本語の間の深い谷（タイトル通り）、もうひとつは、聴者の手指日本語と聾者の手指日本語の間の「深い谷」。似て非なるものとしての、日本手話と日本語対応手話（手指日本語）。そもそも手話とそうでないものを並べることに、根本的なおかしさがあるということで、２つの間にある「深い谷」を初心者にもわかりやすく解説し、多くの人がいまだに持っている間違った認識、誤解を一つ一つ丁寧に解いていく。理論編の第１部と、著者自身の写真表現を使用した、豊富な日本手話、手指日本語の例文で、その違いを明らかにする実践編の第２部で構成された、手話話者、手話を学ぶ人、言語に関心をもつすべての人の必読書のようです。ちょっと難しいかも知れませんが、頑張って読んでみましょう！
生活書院

全通研集会in大分 無事終了

８月２６日（金）～２８日（日）に行われた、「第４４回全国手話通訳通訳問題研究会in大分」が無事終了しました。３日間の内容は、記念講演会、研修講座、交流パーティーなどが開催されました。１日目には、大分の高崎山のニホンザルに変わるゴリラがお出迎えをし、記念講演では姜尚中（カンサンジュン）教授が「コミュニケーションの限界と可能性」というテーマでお話をされました。交流会では、鐡心太鼓の勇壮な響きでスタートし、アンコールでは参加者も団扇を持っての演出がありました。２日目は朝早くから、書籍売り場に続々と人が集まり大盛況。１日研修講座でお勉強。３日目も引き続き研修講座。その後は、石野理事長のあいさつで締めくくりました。大分の関係者の皆様、お疲れ様でした。
全通研集会in大分ブログ
yahoo!ニュース
全通研集会in開催要項

「字幕つき」テレビCMのトライアル放送をスタート

皆さんは、8月21日（日）から放送されている、「花ざかりの君たちへ～イケメン☆パラダイス2011」のドラマで流れるＣＭに字幕が付いていることをご存じでしたか？私は知りませんでした。・・・というか、そのドラマを見ていなかったので・・・。前回の「イケメン・・・」は見ていましたが、今回のは役者さんがどうも若すぎて、ついていけないというか・・・。でも、ＣＭに字幕が付いていると聞けばやっぱり見ないと！と思います。これは、花王株式会社（社長・尾崎元規）が、提供するテレビ番組内において、「字幕つき」テレビCM（コマーシャル）のトライアル放送を実施するという試み。最終回の９月中旬までの放送に限るらしいのですが、そもそも普段のＣＭに字幕が無いというのがおかしいと思いますよね？ニュースもそうです。情報番組も付いていないのが多くて、何が情報保障でしょう。ま、とにかく明日から早速見てみましょう。
kao japan

感動のタイ生命保険ＣＭ

ひょんなことから知ったこのＣＭ。聴覚障害者の父と思春期のコーダの娘との間に出来る隙間を短いＣＭの中で見事に描かれています。子を持つ親であれば誰しも、子どもの幸せと健康を願うものですが、うまく伝わらないもどかしさ。世界120カ国に拠点を置くマーケティング会社の「オグルヴィ・アンド・メイザー」のアジア支社が「タイ生命保険」の依頼で制作したものです。涙なしでは見れないかも・・・？
タイ生命保険ＣＭ

三村いずみさん講演会

NPO法人神戸ろうあ協会手話派遣センター主催で、岡山県聴覚障害者福祉協会理事の三村いずみさんの講演会が開催されます。テーマは、「楽しい講習会にするために」。小道具を使って数字の手話を教えるなど、講習会で楽しく指導をするためのコツを紹介して下さるようです。定員は６０名なので、お早めに！
三村いずみ氏講演会申込書