「名もなく貧しく美しく」

昨日、ＢＳハイビジョンで放映されていた、この映画を見ました。タイトルは聞いた事があったのですが、ろう者の知り合いから得た情報なので、どんなものかと見ていました。するとなんと！ろう者のお話じゃないですか！小林桂樹 と高峰秀子が手話で会話をするのですが、まるでろう者です。かなり昔の映画なのですが、手話は変わっていないのですね・・・。でも、常に手話が出てくる会話に、当然健聴者の声も入ってきます。なのに、字幕が手話にだけしか、付きませんでした。あのような映画では、日本語にも当然字幕が付くと思っていましたので、ろう者にはわからなかったと思います。今販売されているＤＶＤには、日本語の字幕も付いているようですが・・・。また、電車がけたたましく通る横で手話で会話しているシーンでは、手話を見たかったのに、電車に遮られて字幕だけになってしまい、残念でした。あの時代の映画にしては、とても珍しいと思いましたが、なんせ主役の二人の手話が本当に上手く、魅せられてしまいました。もう一度見てみたいです。何でも続編もあるそうなので、そちらも是非見たいですね。
あらすじ