故障者が出たなか、昨日までの試合…本当によく健闘したと思う。
この様な形で負けない野球ができることで、選手は力をつけていく。
勝負の世界で一番大切なことは勝つこと。
スタッフと選手が同じ価値観を共有しながら勝ちに執着し、次のステップに進むことで、常勝軍団への道は開けてくる。
そこで首脳陣に再考してもらいたい検討課題を、昨日の試合から振り返ってみたい。
8回までマエケンがうまく試合を作ってくれた。
そして球数の関係から9回は岸本を投入した。
問題は、岸本が好投するときの捕手は誰が適任であるか?という点である。
石原なのか?それとも倉なのか?また白浜?会沢…それとも上村?
恐らくプロであるから、そのような詳細なデーターは手元にあり、把握されていると思いたいが、私にはそこまで把握されていない気がする。
あくまで素人の私の見た所感ではあるが、岸本が一番らしく投球できる捕手は上村である。
次に岸本がさすがと唸らせる投球を演出させるのは倉である。
ファームにいる上村は、投手の長所を生かすリードをする。また相手打者の読みの裏をかくリードも得意とする。その彼が一軍に上がれないのは摩訶不思議である。
倉のリードは今更申すこともなかろう。
ただ唯一の欠点は、出場が続きすぎるとリードが単調になることである。
あえてこの二人をあげたのは、今のチーム状況から、この先の長丁場を乗り切るには、もっと選手を有効起用してもらいたい思いと、そのような隠れた潜在能力を見つけることにより、チーム内を切磋琢磨してほしいからである。
例えば石原もこのままでは気づかないことが、自チーム内のライバルの思わぬ配球から何かを感じ取ることがあると思う。(そのためには上村の昇格が望ましい)
いくら他球団の同業者を見ても、全て参考にならないとまでは言わないが、リードする投手が違うため所詮は他人事にすぎない。
実際怪我で欠場した石原が、再昇格を果たし今日までインコースへの配球は明らかに増加した。
これは白浜効果だと思う。
その様なチーム内から起こる相乗効果が、一番チーム力を上げると確信する。
私が常に一目置く、TDK4さまの情報からもそのことを確信した。
さあ上げ潮のカープ…
選手はこの状態から俄然モチベーションを上げてきた。
これからは首脳陣の手綱さばきが、その選手の思いと合致できるかである。
二軍でいま状態のいい選手を無視することなく、多くの選手を有効活用してほしい。
それが出来るのは、今この瞬間だと思うのだが…