おやじのつぶやき2

「おやじのつぶやき」続編。街道歩きや川歩き、散歩がてらの写真付きでお届けします。

立春。2月4日。「春もやゝ けしきとゝのふ 月と梅 はせを」。

2023-02-03 16:00:36 | 二十四節気

今日が節分そして明日が立春」。

立春

二十四節気の一番目。2月4日〜2月18日頃

一年のはじまりは立春からと考えられていました。そのため、節分や八十八夜など、季節の節目の行事は立春を起点として定められています。梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の兆しがところどころで見られます。

七十二侯でいうと、

初侯 2月4日〜2月8日頃

東風解凍 はるかぜこおりをとく

暖かい春の風が、冬の間張りつめていた氷を解かし始める頃。

次侯 2月9日〜2月13日頃

黄鶯睍睆 うぐいすなく

「ホーホケキョ」と、ウグイスが馴染みのある美しい鳴き声で、春の到来を告げる頃。その年の一番初めに聞くウグイスの声を「初音(はつね)」といいます。

末侯 2月14日〜2月18日頃

魚上氷 うおこおりをいずる

春の暖かさで湖や川の氷が割れ、氷下で泳いでいた魚が氷の上に跳ね上がる頃。温かくなった水の中に、ゆらゆら泳ぐ魚の姿がよく見え始めます。

のもの

野菜 ふきのとう

雪解けの土の中から顔を出す春の訪れを告げる山菜です。独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせ、冬の間にこわばっていた体を目覚めさせてくれます。

梅の開花

いち早く春の訪れを知らせる梅の花は、1月下旬から5月上旬まで、約3ヵ月かけて、ゆっくりと日本列島を北上します。まだ寒い早春を彩る梅の花は、古来から数々の歌に詠まれ、春の到来を待ちわびる歌人に愛されてきました。

 

野鳥 めじろ

鮮やかな黄緑色の羽を持ち、目のまわりをふちどった白い輪が特徴です。早春の梅の花にひきよせられ、二羽で追いかけあいながら仲睦まじく飛ぶ姿が微笑ましいです。

(以上、「暦生活」HPより)
 
春もやゝ けしきとゝのふ 月と梅 はせを(芭蕉)
 
「向島百花園」もすっかり下草が刈り取られ、春の準備。「梅まつり」も2月11日からです。
 
 
   
 
柚。その足もとには、マンリョウ。
 
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大雪。12月7日。いよいよ本格的な冬の訪れ。自転車に乗るのも、猫たちも・・・。

2022-12-07 20:54:18 | 二十四節気

大雪(たいせつ)とは本格的に冬が到来するころ。山々は雪に覆われ、平野にも雪が降り積もります。新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から行われます。

七十二侯でいうと

・初侯 12月7日〜12月10日頃

閉塞成冬 そらさむくふゆとなる

天地の気が塞がれ、冬がおとずれる頃。空は重い雲に覆われ、生き物はじっと気をひそめています。塞ぐという言葉は、寒さから人々を守るという意味でとることもできます。

・次侯 12月11日〜12月15日頃

熊蟄穴 くまあなにこもる

熊が冬ごもりの時期に入り、穴にこもる頃。春になるまで、穴の中で過ごします。熊だけではなく、しまりすや蛙、こうもりも冬ごもりを始めます。

・末侯 12月16日〜12月20日頃

鱖魚群 さけのうおむらがる

鮭が川を遡上する頃。海で育った鮭は、産卵のために自分の生まれた川へと里帰りをします。北国では冬を代表する光景のひとつであり、迫力のある遡上を見ることができます。

のもの

花 シクラメン

年末から飾られることの多いシクラメン。色は赤、白、ピンク、紫と様々。トルコなどで豚がシクラメンの球根を食べたことから、「ブタのパン」「ブタのマンジュウ」とも呼ばれます。

果物 洋梨

洋梨はある程度熟したものを収穫し、保存し、成熟させてから食べます。そのため、食べごろの見極めが重要。シャリシャリとした食感ではなく、とろけるような甘さが特徴的です。 

魚 

産卵期を迎えた鱈が蟹や海老など、身近な物を何でも食べてしまうことから「鱈腹」という言葉ができたといわれています。おいしい鱈は、お腹の色が白く、背中の模様がはっきりとしています。

野菜 大根

おでんや粕汁など冬のメニューにかかせない存在である大根。年末年始で暴飲暴食が多く、胃がスッキリしないときに、大根をおろして食べると、不快感を解消してくれます。

行事 だるま市

飯泉山勝福寺(神奈川県小田原市)のだるま市は、この時期に行われます。関東では一番早い時期に行われるだるま市であり、境内には数多くのだるまを売る店が並びます。日本三大だるま市は年が明けてからです。

(この項、「暦生活」HPより)

7日の天気予報(「ウェザーニュース」より)

      

縦線がびっしり詰まる真冬の西高東低の季節配置ではなさそうですが、北国では冬将軍の訪れ、そして関東地方では晴れても冷たい風と乾燥に要注意です。

暖かいカーペットの上でぬくぬくと。

一方は、洗濯機の中。寒いのでは? 

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小雪(しょうせつ)。11月22日。小春日和。23日勤労感謝の日(新嘗祭・大嘗祭)。

2022-11-22 19:24:43 | 二十四節気

11月22日は、24節気の20番目・「小雪」。

冬は、

19. 立冬(りっとう) 11月8日〜21日ごろ
20. 小雪(しょうせつ) 11月22日〜12月6日ごろ
21. 大雪(たいせつ) 12月7日〜21日ごろ
22. 冬至(とうじ) 12月22日〜1月5日ごろ
23. 小寒(しょうかん) 1月6日〜19日ごろ
24. 大寒(だいかん) 1月20日〜2月3日ごろ

となります。

「小雪(しょうせつ)」とは、雪が降りはじめるころ。

11月22日。および「大雪」までの期間。立冬から数えて15日目ごろ。 

北国から雪の便りが届く頃ですが、まだ本格的な冬の訪れではありません。雪といってもさほど多くないことから、小雪といわれたそうです。陽射しが弱くなり、紅葉が散り始めるころで、いちょうや柑橘類は黄色く色づいてきます。
次第に冷え込みが厳しくなってきますので、冬の備えは整えておきましょう。お歳暮の準備をする目安にも。

※「こゆき」ではなく「しょうせつ」と読みます。「小雪(こゆき)」は、女優。夫は、松山ケンイチ。

七十二侯でいうと、

・初侯 11月22日〜11月26日頃

虹蔵不見 にじかくれてみえず

曇り空が多くなる頃。陽射しが弱まり、虹を見ることが少なくなります。見ることができても、夏の空のようなくっきりとした虹ではなく、ぼんやりとすぐに消えてしまいます。

・次侯 11月27日〜12月1日頃

朔風払葉 きたかぜこのはをはらう

冷たい北風が、木々の葉を落とす頃。朔風とは北風のことです。地面いっぱいに広がる落ち葉と、葉を落とした木々は冬の景色の象徴であり、季節の移り変わりが感じられます。

(「隅田公園」にて)

(練馬区「八間堀公園」にて)

※小春日和 旧暦の10月ころ。現在では11月頃に陽気。最近は、そんな晴れのお天気が続きました。

移動性高気圧に覆われ、風も穏やかで温かく感じるこの記事の様子を春に例えて、小春日和と呼ぶようになりました。

こういう季節感は、もう終わり。いよいよ本格的な冬を迎えることに。

・末侯 12月2日〜12月6日頃

橘始黄 たちばなはじめてきばむ

橘の実が黄色くなっていく頃。橘とは柑橘のことで、古くから日本に自生していました。常緑植物であることから「永遠」を意味するとされ、不老不死の実だといわれていたようです。

                 (葛飾区内にて)                  

のもの

蟹すき鍋

寒い時期にぴったりな蟹すき鍋。蟹の種類は、タンパクで食べごたえのあるタラバガニが向いています。うま味をじっくり味わうにはズワイガニが向いています。

(「楽天市場」より。ちなみに9,990円。)

翡翠(かわせみ)(「Wikipedia」より)

鮮やかな色から、「青い宝石」や「渓流の宝石」と呼ばれています。この色は構造色といい、翡翠の色素によるものではなく、光の加減で青く見えています。

果物

蜜柑

ビタミンC以外にも多くの栄養素が含まれ、骨粗しょう症の予防に効果的です。冬はこたつに入りながら蜜柑を食べるというスタイルが定着していますが、食べ過ぎると身体が冷えてしまい逆効果です。

野菜

ほうれんそう

ヨーロッパでは「胃腸のほうき」といわれているほど、消化吸収がよく、食物繊維が多く含まれている菠薐草。胃腸を整え、貧血予防にもなります。

行事

新嘗祭(にいなめさい)

11月23日に新穀の収穫を感謝するお祭りで、この年に収穫された穀物を食すことを「新嘗」といいます。勤労感謝の日。

(主に「暦生活」HPより)

※「大嘗祭(だいじょうさい)」は「新嘗祭(にいなめさい)」を即位後、初めて大規模に行うもので、皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式とされています。7世紀後半の天武天皇の時代から歴代の天皇が即位後に「大嘗祭」を行うことが皇室の伝統となってきました。

約1700人もの原告が名を連ね、1990年に提訴された「即位の礼・大嘗祭」違憲訴訟は、大阪地裁での“門前払い”判決を乗り越え、敗訴ではあったものの、控訴審で政教分離原則違反の疑いありとする画期的判決を勝ち取り、1995年3月結審した。そもそも巨額の国費が使われた「即位の礼・大嘗祭」とは何だったのか、また政教分離と信教・思想・良心の自由を求めた大きなうねりとなったこの裁判闘争は、どのような意味をもつのか。本書では訴状・地裁及び高裁判決を収録するとともに、さまざまな観点からその意味を探る。

(「Amazon.co.jp」)

今日11月22日は、「いいふうふのひ」だそうです。

そして、明日は、太平洋沿岸は、つめたい雨の一日になりそう。日本海側は雪模様? 

次は、「大雪」(12月7日)。

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11月7日。立冬。東京は、紅葉が見頃。牡蠣アレルギー。七五三。そして明日は、皆既月食。

2022-11-07 20:34:22 | 二十四節気

                       南天。

11月7日。晴れ。今日は、二十四節気の19番目「立冬」。

『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明している。言い換えれば秋の極みといえ、実際多くの地域(北日本を除く)ではまだ秋らしい気配で紅葉の見時はまだ。秋分と冬至のの中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立春の前日までが冬となる。(「Wikipedia」より)

      (「向島百花園」にて)

立冬(りっとう)とは、冬がはじまる頃。木枯らしが吹き、木々の葉が落ち、はやいところでは初雪の知らせが聞こえてきます。真冬の寒さに備えて、冬の準備を始める「こたつ開き」の時期でもあります。

※「木枯らし」=「凩」。晩秋から初冬にかけて吹く、冷たく強い風。

暦の上では、「立春」、「立夏」、「立秋」と並んで季節の大きな変わり目とされています。

七十二侯でいうと、

・初侯 11月7日〜11月11日頃

山茶始開 つばきはじめてひらく

よみは「つばき」ですが、山茶花が咲き始める頃。冬枯れの景色の中で、大輪の山茶花の花はよりいっそう目立ちながら、綺麗に咲きほこります。

       さざんか。(「向島百花園」にて)   

・次侯 11月12日〜11月16日頃

地始凍 ちはじめてこおる

冬の冷気のなかで、大地が凍りはじめる頃。朝は霜が降り、場所によっては霜柱がみられるところもあります。夜は冷え込みがいっそう厳しくなるので、部屋の窓の結露にも注意が必要です。

・末侯 11月17日〜11月21日頃

金盞香 きんせんかさく

水仙の花が咲きはじめる頃。漢字やよみからは、金盞花を連想してしまいそうですが、水仙の花のことを表しています。水仙は上品な香りと、育てやすさから人気のある花です。

のもの

果物

林檎(りんご)

野菜

蓮根(れんこん)

牡蠣(かき)

※実は、小生、牡蠣アレルギー。10年以上前に生牡蠣を食して、その1日後、猛烈な腹痛。その後、牡蠣を食べると必ずといっていいほど、アレルギー反応が出てしまいます。(食中毒だったかもしれませんが)

「牡蠣にあたるのは、食中毒とアレルギーの2つの可能性がありますが、食後1〜2時間で症状が出ればアレルギー、半日から2日後なら食中毒と考えられます。牡蠣アレルギーの場合は、生牡蠣だけでなく牡蠣フライや牡蠣鍋など加熱した牡蠣でもアレルギー症状が出ますし、牡蠣のエキスを使ったオイスターソースにも反応することがあります」(横浜相原病院・吉田勝明院長)

「牡蠣にあたったら10年は牡蠣を食べられない」というのは食中毒ではなくアレルギーで牡蠣にあたった人に言えることです。アレルギーは、それ以前は大丈夫だったのに、ある日突然発症することがあるので油断できません。

(この項、「」HPより)

茶の花(ちゃのはな)

行事

七五三(しちごさん)

11月15日は七五三です。数えの歳で、男の子は3歳5歳、女の子は3歳7歳の時に、各地の神社へお参りへいきます。千歳飴は親が子どもの長寿を願っていることから、長くなりました。

※男子は3歳はやらず、5歳だけのケースも多いようです。女子は3歳、7歳は恒例通り?

我が家でも早いですが、昨日・6日(日)快晴に恵まれ、孫と甥っ子の2人の男の子が七五三のお参りを。

その後、久々に会食。両親やジジババも揃って賑やかになりました。

(「暦生活」HPを参照しました。)

そして、明日は、皆既月食。晴れるといいのですが。

※月食中の赤銅色の月に天王星が隠れる「天王星食」も。実に442年ぶり。

日本で皆既月食の最中に惑星食が起こるのは、前回が1580年7月26日の土星食(織田信長も見たか?!)、次回は2344年7月26日の土星食ということで、なんと322年後となるそうです。

次の二十四節気は20番目「小雪」。11月22日(火)。

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