癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


人を、そして自分を癒し真なる喜びをもたらす
   
        人生の生き方を学ぶ 癒しの森湯布院

NO795・・・恐怖心の終わり5,

2022-11-07 | カレシュワーラ、スワミ

 私が一番最初にババに会うはずでした。しかしババは、私を辛抱強く待たせ、他の人々全員と話しました。もう陽が傾き、夕方になりました。私はまだドアの前で待っていました。人々は皆帰り、ババはとてもリラックスしていました。そしてババはドワルカマイで横になり、誰かに「ほかにまだ誰かいるか?」と聞きました。

 

 「朝からずっと何も食べず、水も飲まずにあなたのことを待っている少年がいます。ハンガーストライキでもしているのでしょう」「ああ、あの少年か。気が狂った少年だ。あの子とは話したくない3日間の罰を与えてある」

 

 私は外から叫びました。「おなかが空いて死にそうです。いったい私がどんな過ちを犯したというのですか?私は朝からずっとこのドアの前で待っていました。このドアの前であなたのダルシャンを待っている間に、何か過ちを犯したのですか?とても残酷な人ですね。慈悲のかけらもない。私には食べ物のひとかけらも下さらない。他の人にはプラサードをあげているのに」

 

 するとババが怒鳴り始めました。「何を言うか!おまえは私にどんな素晴らしい事をしてくれたのだ?何を持ってきたのだ?」「ババ私は無一文です。何も持っていません。いったい何を差し上げれば良いというのですか?私には愛しか差し上げる物がありません」

 

 「お前の愛など、どうでも良い。宇宙全てが私を愛しているというのに」私はババに言いました。「ババ、あなたは私に対して残酷すぎます」するとババは私に尋ねました。「私の許しも得ずに、おまえはいったい誰に言われて水の中に入り、あんな事をしたんだ?私は深く瞑想し、完全にトランスに入っていたのだ。それなのにお前は助けを求め、ひどく私の邪魔をした。おまえに集中するために、私は注意をそこに逸(そ)らさなければならなかった。時々おまえのせいで、私は気が狂いそうになる。お前とは話したくない。3日間、ドアの前で待っていろ」

 

 


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